イグスの現状と 今後に向けた様々な取り組み
2020/06/08
イグス(株)
イグス(本社ドイツ)のグループ全体での昨年の売上高は前年比2%増加でした。今年に入ってからは新型コロナウイルス感染拡大による影響を受け、年初から4ヶ月間の売上は減少しましたが、受注はこれまでのところ概ね安定しています。技術改善やコスト削減を実現するソリューションに対する関心が確実に高まっている中で、お客様ご自身でイグスの画期的な製品をご覧いただけるよう、バーチャル展示ブースを構築しました。
昨年は厳しい経済状況にも関わらず、イグスの売上は前年比2%増加で、7億6,400万ユーロの売上高を達成いたしました。しかし、今年に入ってからの新型コロナウイルス感染拡大により、イグスも大変厳しい状況を感じています。今年の売上は年初から4ヶ月で前年同期比で11%減少しました。ただ、受注については概ね安定傾向にあり、僅か2%の減少にとどまっています。技術改善やコスト削減ソリューションに対するお客様の関心は高まっており、イグスとしては50年以上におよぶ研究や経験を糧に、モーションプラスチックによる安全で確実な課題解決策を提供いたします。
イグスによる課題解決の一例
ある包装機械メーカーの最新製造設備の課題は、トーストした食パンを数秒以内にスライス・包装・密封することでした。高速加工を行う機械に対して、これまでの可動ケーブルでは対応できないことがネックとなっていました。解決策を模索する中、お客様はイグスのチェーンフレックス寿命予測計算ツールをインターネットで見つけ、チェーンフレックスを採用してカスタマイズ製品を開発しました。さらに、このチェーンフレックスに予知保全が可能なスマートプラスチックを追加することで、18ヶ月ごとの計画的なケーブル交換で予期せぬ故障を防ぎ、設備は24時間365日安全に連続運転できるようになり、大幅なコスト削減を達成しました。
フェイスシールド用ヘッドバンドを寄付
イグスにとって、摩擦特性を最適化した樹脂製品のお客様への迅速かつ確実な供給は非常に重要で、現時点でイグスの出荷状況に制約はありません。ドイツでは、小・中規模の注文については平均2.5日後にお客様に向けて出荷しています。また、世界各地14の製造拠点により、現地供給も確保しています。イグスはさらに、リサイクルされたイグリデュールA200を用いてフェイスシールド用ヘッドバンドを射出成形で製造し、10万個のヘッドバンドを無償提供しました。追加で、現在フルフェイスシールド14万個を生産しており、ケルン市への社会貢献活動の一環として市内の全学生に提供します。
100を超える新提案2020: バーチャル展示会
新型コロナウイルスの影響で、展示会は相次いで中止となり、お客様への個別訪問ができない状況が続いています。そのため、イグスはデジタル化のメリットをフルに活用し、お客様へのデジタルサポートの一環としてイグス独自のバーチャル展示会を構築しました。イグス本社施設内に実際に設置した広さ400m²の展示ブースにオンラインでアクセスすることで、お客様自身で製品を自由にご覧いただけるだけでなく、イグス担当者による展示ブース内のご案内やご面談も可能です。バーチャル展示会では、イグスのモットー「技術を上げて、コストを下げる」に基づいて開発された 100を超える革新的な新提案を展示しています。
イグス社内におけるコスト削減、技術改良
イグスは長期的投資計画を貫き通しています。CEOフランク・ブラーゼはあらゆる観点からコストの見直しを行い、従業員への影響を最小限にとどめる一方、将来に向けた重要投資を継続していく考えです。その一環として、ケルンの本社敷地内におけるトンネル建設や新たなビルの建設を予定しています。また、デジタル化への投資も継続しており、2019年だけでも8種類の寿命予測計算ツールなどのオンラインツールをウェブサイトに追加しました。お客様は38のオンラインツールを無料かつ登録不要で使用できます。これらの投資は、お客様にイグスのモーションプラスチック製品を迅速に、簡単に、確実に供給するために行っています。
昨年は厳しい経済状況にも関わらず、イグスの売上は前年比2%増加で、7億6,400万ユーロの売上高を達成いたしました。しかし、今年に入ってからの新型コロナウイルス感染拡大により、イグスも大変厳しい状況を感じています。今年の売上は年初から4ヶ月で前年同期比で11%減少しました。ただ、受注については概ね安定傾向にあり、僅か2%の減少にとどまっています。技術改善やコスト削減ソリューションに対するお客様の関心は高まっており、イグスとしては50年以上におよぶ研究や経験を糧に、モーションプラスチックによる安全で確実な課題解決策を提供いたします。
イグスによる課題解決の一例
ある包装機械メーカーの最新製造設備の課題は、トーストした食パンを数秒以内にスライス・包装・密封することでした。高速加工を行う機械に対して、これまでの可動ケーブルでは対応できないことがネックとなっていました。解決策を模索する中、お客様はイグスのチェーンフレックス寿命予測計算ツールをインターネットで見つけ、チェーンフレックスを採用してカスタマイズ製品を開発しました。さらに、このチェーンフレックスに予知保全が可能なスマートプラスチックを追加することで、18ヶ月ごとの計画的なケーブル交換で予期せぬ故障を防ぎ、設備は24時間365日安全に連続運転できるようになり、大幅なコスト削減を達成しました。
フェイスシールド用ヘッドバンドを寄付
イグスにとって、摩擦特性を最適化した樹脂製品のお客様への迅速かつ確実な供給は非常に重要で、現時点でイグスの出荷状況に制約はありません。ドイツでは、小・中規模の注文については平均2.5日後にお客様に向けて出荷しています。また、世界各地14の製造拠点により、現地供給も確保しています。イグスはさらに、リサイクルされたイグリデュールA200を用いてフェイスシールド用ヘッドバンドを射出成形で製造し、10万個のヘッドバンドを無償提供しました。追加で、現在フルフェイスシールド14万個を生産しており、ケルン市への社会貢献活動の一環として市内の全学生に提供します。
100を超える新提案2020: バーチャル展示会
新型コロナウイルスの影響で、展示会は相次いで中止となり、お客様への個別訪問ができない状況が続いています。そのため、イグスはデジタル化のメリットをフルに活用し、お客様へのデジタルサポートの一環としてイグス独自のバーチャル展示会を構築しました。イグス本社施設内に実際に設置した広さ400m²の展示ブースにオンラインでアクセスすることで、お客様自身で製品を自由にご覧いただけるだけでなく、イグス担当者による展示ブース内のご案内やご面談も可能です。バーチャル展示会では、イグスのモットー「技術を上げて、コストを下げる」に基づいて開発された 100を超える革新的な新提案を展示しています。
イグス社内におけるコスト削減、技術改良
イグスは長期的投資計画を貫き通しています。CEOフランク・ブラーゼはあらゆる観点からコストの見直しを行い、従業員への影響を最小限にとどめる一方、将来に向けた重要投資を継続していく考えです。その一環として、ケルンの本社敷地内におけるトンネル建設や新たなビルの建設を予定しています。また、デジタル化への投資も継続しており、2019年だけでも8種類の寿命予測計算ツールなどのオンラインツールをウェブサイトに追加しました。お客様は38のオンラインツールを無料かつ登録不要で使用できます。これらの投資は、お客様にイグスのモーションプラスチック製品を迅速に、簡単に、確実に供給するために行っています。