2021年 マヌス賞 受賞事例発表
2021/05/31
イグス(株)
~イグスの樹脂製ベアリングを使用した4つのユニークな受賞事例~
モーション・プラスチック カンパニーのイグス(本社ドイツ)が主催する「マヌス賞」は、イグスの樹脂製ベアリングを採用した独創的な使用事例を表彰するコンテストです。第10回となる2021年のマヌス賞では、金賞・銀賞・銅賞に加え、サステナブルな事例に贈られるグリーンマヌス賞が新設されました。今回は41ヶ国から582の事例が集まり、産業界、経済界、研究機関を代表する審査員によって革新的な4つの事例が選出されました。
●マヌス金賞:多目的運搬作業車 PowerBully
金賞は、Kässbohrer Geländefahrzeug社(ドイツ)のPowerBullyが受賞しました。PowerBullyは、不整地でも作業可能な、履帯を装着した高積載量の多目的運搬作業車です。様々なアタッチメントを装着することで、電線の敷設作業から土壌分析まで幅広い用途に対応します。用途の特性上、構成部品には高い耐荷重性能と耐久性が求められました。そこで可動軸部に採用されたのが、無潤滑で塵埃や泥・汚れに強い、大型のイグリデュールTX1すべり軸受です。このような過酷な条件下のアプリケーションが、審査員に評価されました。
●マヌス銀賞:無線操縦式・バッテリー駆動の伐採くさび
銀賞は、Forstreich社(ドイツ)の無線操縦式・バッテリー駆動の伐採くさびが受賞しました。近年ドイツでは降水量が減少していることにより、ハンマーやくさびを用いた伐木の危険度が増しています。同社が開発した無線操縦式の伐採くさびを使うことで、作業者はのこぎりで入れた切込みにくさびを差し込み、安全な距離から伐採プロセスを開始することができます。この伐採くさびの直動部に、樹脂製ピローブロック付きのドライリン
Wダブルレールが採用されています。また、イグリデュールGすべり軸受も使用されています。これらの部品によって、汚れ、土砂、おがくずのある環境下でも、くさびは長期間にわたり安定した動作を実現します。
●マヌス銅賞:調光ファサードシステム
銅賞は、Arcora社(フランス)の形状記憶合金付き調光ファサードシステムが受賞しました。形状記憶合金が日光で熱せられると形状変化が起こり、それにより発生するエネルギーがリニアガイドやリンクロッドを介して日除けフィンを作動させます。この機構は、一般的なファサードシステムに使用されているモーター駆動の代替となります。可動部と固定部の接点に、イグボール球面ベアリング、イグリデュールJフランジ型ベアリング、ドライリンN薄型ガイドレールなど、イグスの高性能樹脂製ベアリングが多数採用されています。
●グリーンマヌス賞:インテリジェントなゴミ箱
グリーンマヌス賞は、Finbin社(フィンランド)のインテリジェントな太陽電池式ゴミ箱が受賞しました。特許技術を使ったゴミシステムにより、ゴミは6分の1に圧縮され、自律的に管理システムへゴミの充填状態を通知します。ゴミ箱の全部品が長寿命かつメンテナンスフリーであることが重要なため、ハッチのクランプロッド、ペダル、ペダルのトランスミッションロッドに、イグリデュールGすべり軸受が採用されています。このすべり軸受は無潤滑で動作し、粉塵や汚れに影響されません。
第10回マヌス賞受賞事例に関する情報および582点の応募事例が掲載されたカタログ等詳細については、下記URLよりご覧いただけます。
https://www.igus.co.jp/info/manus-award-2021
モーション・プラスチック カンパニーのイグス(本社ドイツ)が主催する「マヌス賞」は、イグスの樹脂製ベアリングを採用した独創的な使用事例を表彰するコンテストです。第10回となる2021年のマヌス賞では、金賞・銀賞・銅賞に加え、サステナブルな事例に贈られるグリーンマヌス賞が新設されました。今回は41ヶ国から582の事例が集まり、産業界、経済界、研究機関を代表する審査員によって革新的な4つの事例が選出されました。
●マヌス金賞:多目的運搬作業車 PowerBully
金賞は、Kässbohrer Geländefahrzeug社(ドイツ)のPowerBullyが受賞しました。PowerBullyは、不整地でも作業可能な、履帯を装着した高積載量の多目的運搬作業車です。様々なアタッチメントを装着することで、電線の敷設作業から土壌分析まで幅広い用途に対応します。用途の特性上、構成部品には高い耐荷重性能と耐久性が求められました。そこで可動軸部に採用されたのが、無潤滑で塵埃や泥・汚れに強い、大型のイグリデュールTX1すべり軸受です。このような過酷な条件下のアプリケーションが、審査員に評価されました。
●マヌス銀賞:無線操縦式・バッテリー駆動の伐採くさび
銀賞は、Forstreich社(ドイツ)の無線操縦式・バッテリー駆動の伐採くさびが受賞しました。近年ドイツでは降水量が減少していることにより、ハンマーやくさびを用いた伐木の危険度が増しています。同社が開発した無線操縦式の伐採くさびを使うことで、作業者はのこぎりで入れた切込みにくさびを差し込み、安全な距離から伐採プロセスを開始することができます。この伐採くさびの直動部に、樹脂製ピローブロック付きのドライリン
Wダブルレールが採用されています。また、イグリデュールGすべり軸受も使用されています。これらの部品によって、汚れ、土砂、おがくずのある環境下でも、くさびは長期間にわたり安定した動作を実現します。
●マヌス銅賞:調光ファサードシステム
銅賞は、Arcora社(フランス)の形状記憶合金付き調光ファサードシステムが受賞しました。形状記憶合金が日光で熱せられると形状変化が起こり、それにより発生するエネルギーがリニアガイドやリンクロッドを介して日除けフィンを作動させます。この機構は、一般的なファサードシステムに使用されているモーター駆動の代替となります。可動部と固定部の接点に、イグボール球面ベアリング、イグリデュールJフランジ型ベアリング、ドライリンN薄型ガイドレールなど、イグスの高性能樹脂製ベアリングが多数採用されています。
●グリーンマヌス賞:インテリジェントなゴミ箱
グリーンマヌス賞は、Finbin社(フィンランド)のインテリジェントな太陽電池式ゴミ箱が受賞しました。特許技術を使ったゴミシステムにより、ゴミは6分の1に圧縮され、自律的に管理システムへゴミの充填状態を通知します。ゴミ箱の全部品が長寿命かつメンテナンスフリーであることが重要なため、ハッチのクランプロッド、ペダル、ペダルのトランスミッションロッドに、イグリデュールGすべり軸受が採用されています。このすべり軸受は無潤滑で動作し、粉塵や汚れに影響されません。
第10回マヌス賞受賞事例に関する情報および582点の応募事例が掲載されたカタログ等詳細については、下記URLよりご覧いただけます。
https://www.igus.co.jp/info/manus-award-2021