インフィニオン、1/2のサイズで2倍の電流を供給する、柔軟な設定が可能な新しいSPOC™+2マルチチャネルSPIパワーコントローラーを発表

2018/10/24

インフィニオン テクノロジーズ ジャパン(株)

インフィニオン テクノロジーズ(FSE:IFX/OTCQX:IFNNY)は、マルチチャネルSPIパワーコントローラーの新世代品としてSPOC™+2を発表しました。現在、インフィニオンのSPOC™ファミリーは、自動車のエクステリア照明アプリケーションにおけるマルチチャネルSPIパワーコントローラー市場をリードしています。新しいSPOC™ファミリーは、インテリアとエクステリアの照明アプリケーションだけでなく、ドアロックやシートヒーティングといった配電アプリケーション、さらに電動バイク用の照明および配電負荷にも対応するように設計されています。

15年前にボディコントロールモジュール(BCM)で起こった変化と同じように、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスといった車載ECUは、より多くの機能に対応する為に複雑になっています。インフィニオンのオートモーティブ事業本部ボディパワー担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるアンドレアス ドール(Andreas Doll)は、次のように述べています。「お客さまは、高度に統合され、柔軟な設定が可能な新しいマルチチャネルSPOC製品により、ハードウェアのバリエーションを減少させ、モジュールのサイズを縮小させることが可能です。インフィニオンは、2019年には約1億個のSPOC製品を出荷する予定です。統計的には世界中のすべての新車が弊社のソリューションを装備することになります」

SPOC™+2は、多くの新機能により、より高い柔軟性をアプリケーションにもたらします。前世代品には事前定義された2つのモード切り替え機能が電球またはLED負荷用に備わっていましたが、新しいSPOC™ファミリーではスルーレート、負荷電流センス比(kILIS)、過電流検出といった重要なデバイスパラメーターを、オン抵抗(RDS (ON))に悪影響を与えることなく、最大6つの各チャネルに個別に設定することができます。さらに、新しいコンセプトにより、2つのチャネルを並列使用して1つの負荷を駆動させることも可能です。そのため、通電可能な電流の範囲も、従来の1.5A〜7Aから2倍の1.5A〜14Aに拡大されています。

新世代のSPOC™+2により、OEMからの急な仕様変更時においても同ファミリーの製品間で容易に製品を切り替えることができます。すべての製品は、共通のピン配列と共通のソフトウェアコンセプトを備え、さらにSPOC™+2では、パッケージも共通化されています。また、ハイエンド製品であるBTS72220-4ESA/Eの場合、パッケージサイズが前世代と比較して50%以上縮小されています。そのため、SPOC™+2ファミリーのすべての製品は、52mm2のボディサイズを有し、市場にある最大214Wまで給電可能な代替デバイスと比較して半分以下のフットプリントで実装することが可能です。

SPOC™+2製品にはグランドダイオードが内蔵されており、システムレベルで容易な、かつ低コストのソリューションを提供します。外付けのグランドダイオードは不要となり、小型の低電力抵抗(100Ωの代わりに47Ω)のみでグランド回路が構成できます。

新しいSPOC™ファミリーは、各チャネルに個別に設定可能な保護機能を追加しています。短絡および過負荷保護といった最先端の機能に加え、SPOC™+2は過電流検出値を切り替える設定を内蔵しています。さらに、過電流保護時には規定回数のリスタート方式またはラッチオフ方式の設定が可能です。

インフィニオンは、SPOC™+2においてSPIを介した共通の診断コンセプトを提供しており、同ファミリーのすべての製品は、オフ時の負荷オープン検出やバッテリーへの短絡などを診断する機能も備えています。

SPOC™+2製品は、2018年10月から提供可能です。詳細は、www.infineon.com/spocをご覧ください。