インフィニオン、CES 2020で世界最小の3Dイメージセンサを発表、スマートフォンなどでの顔認証や写真効果に活用

2020/01/17

インフィニオン テクノロジーズ ジャパン(株)

信頼性の高い顔認証、高度な写真撮影機能、本物のような拡張現実体験を提供。3D深度センサは、スマートフォンや、正確な3D画像データに依存するアプリケーションにおいて重要な役割を担っています。インフィニオン テクノロジーズは、ソフトウェアおよび3D ToF(Time-of-Flight)式システムのスペシャリストであるpmdtechnologies社と共同して、世界最小にして最強の3Dイメージセンサを開発、ラスベガスのCESで発表しました。新しいREAL3™シングルチップソリューションの大きさはわずか4.4 x 5.1mmで、評判の高いインフィニオンのToF(Time-of-Flight)式深度センサの第5世代となります。このチップはサイズが小さいため、わずかな素子しか搭載していない小型のデバイスにも組み込むことができるだけではなく、少ない消費電力で非常に高い解像度のデータを提供します。

「第5世代のREAL3TMチップの登場により、当社は3Dセンサの分野でのトップの座に返り咲くことでしょう」と、インフィニオンのセンサ事業も含む、パワーマネージメント&マルチマーケット事業部プレジデントであるアンドレアス ウルシッツは述べました。「堅牢で、信頼性が高く、強力で、エネルギー効率に優れているだけではなく、極めて小さいチップです。セキュリティ、画像の使用およびデバイスとの文脈に添ったやり取りの分野におけるアプリケーションの範囲は着実に増加していることから、3Dセンサには大きな成長の可能性があります」。また3Dセンサは、身振りによってデバイスを制御できるようにすることで、タッチではなく、文脈に添って人と機械の対話を実現します。

インフィニオンの深層センサ技術
画像とオリジナルが一致していることを保証しなければならない場合に、深度センサのToF技術は、顔や手のひらの詳細、対象物を3D画像として正確にとらえることができます。これは、銀行口座に関する詳細情報、銀行カード、現金出納機を必要とせずに、携帯電話などのデバイスを使用した支払い取引において既に応用されており、この場合は、代わりに顔認識を通じて支払いが行われます。しかしそのためには、信頼性が非常に高く安全な画像と、高解像度の3D画像データの送信が必要となります。このことは、3D画像を使用したデバイスの安全なロック解除の場合にも当てはまります。インフィニオンの3Dイメージセンサは、特に日差しが強い場合や暗闇の場合など、極端な照明条件でもこのようなことを実行できます。

さらにこのチップは、カメラを使って野心的な写真を撮影するためのオプションをさらに提供します。例えば、オートフォーカスの強化、写真や動画のぼかし効果、照明条件が良くない場合の解像度の向上などを行うことができます。また、リアルタイムでのフル3Dマッピングにより、本物のような拡張現実体験を実現することも可能です。

開発および可用性
新しい3Dイメージセンサチップ(IRS2887C)は、グラーツ、ドレスデンおよびジーゲンで開発され、インフィニオンとpmdtechnologies社がドイツとオーストリアに持つ専門知識を融合させて生み出されました。2020年半ばからの量産開始を予定しており、インフィニオン テクノロジーズが提供する、最適化された照明ドライバ(IRS9100C)は、完璧なソリューションとしてパフォーマンス、サイズおよびコストをさらに向上させます。インフィニオンの3Dイメージセンサファミリーの詳細については、www.infineon.com/real3をご覧ください。