加工品質の向上とタクト短縮に貢献する、『超音波ハンドウェルダー』発売開始

2020/03/19

日本アビオニクス(株) 電子機器営業本部 営業企画管理部

用途に合わせて発振モードを選択可能

日本アビオニクス株式会社(本社:東京都品川区、社長:竹内 正人)は、用途に合わせて発振モードを選択でき、手作業による運用だけでなく自動機への搭載も可能な【超音波ハンドウェルダー HW-Dシリーズ】を3月18日(水)に発売いたします。

情報機器や自動車においては、日進月歩でエレクトロニクス化が加速しております。機器の多機能化や部品の小型化が進むことで製造の難易度が上がっており、より一層信頼性の高いものづくりが重要となっております。今回発売する製品は、ハンドウェルダーとしては当社最速で安定した溶着を実現し、また充実した溶着管理機能はよりブラッシュアップしました。さらに、従来機から強化した外部インターフェースにより自動機搭載にも対応した製品となっており、様々な製造現場で高品質なものづくりに貢献します。

今回、スタンダードモデルとマルチ電源搭載でワールドワイドに対応したハイエンドモデルの2シリーズ(計5機種)を発売いたします。従来の超音波溶着機では困難であった細いボスやリブの樹脂かしめに対応できる当社初となる高周波数(60kHz、最高出力200W)モデルもラインアップしており、より一層多様なシーンで最適な溶着を提供いたします。

【主な特長】

1. 高速溶着で生産タクト短縮
デジタルATHMOS(※)制御を搭載。当社超音波発振機の特長である加圧下でも立ち上がりが早く、ロスの少ない振幅で高速加工を実現します。

※デジタルATHMOS
当社の独自技術である超音波発振周波数自動追尾ATHMOS方式(Automatic Tuning Hold Master Oscillator System)とデジタル回路化を融合。従来の特長である高速溶着を維持しつつ、デジタル化により安定性と多機能化を実現しました。

2. 発振制御モード選択式で最適な溶着を実現
発振制御機能として、従来のタイマー制御に加え、ピークパワー制御、エネルギー制御、連続発振の4つの発振制御モードを搭載。ワークの形状、サイズ、仕上がり規定などにより最適なモードを任意選択できます。
ピークパワーを自動制御(ボスを押し潰し切ると超音波振動に対する負荷抵抗が増大し、パワー(W)が急激に増加。所定のパワーに到達したら発振停止する制御)することで安定したかしめ品質を得ることができます。

3. 充実したインターフェースが自動化や生産管理に貢献
外部信号による発振制御に加え、発振中、発振終了の信号を外部へ出力可能。また電圧、電流、パワーのアナログ出力も可能で、生産管理や品質管理に役立ちます。

4. 高周波数・高出力モデルは微小なワークに対応可能
従来超音波では変形や折れなどにより対応困難だったφ2mmの小さなボスやリブの溶着に対応するモデル(周波数60kHz、出力200W)をラインアップしました。熱かしめと比較して約半分の溶着時間で高強度のかしめを実現します。
細径ボスの変形や折れを抑制し、歩留まり向上。さらに溶着開始が早く、生産性向上。

5. ラインアップと対応アプリケーション

<製品ラインアップ>
・HW-D250H-28(28kHz、250W、ハイエンドモデル)
・HW-D250H-40(40kHz、250W、ハイエンドモデル)
・HW-D200H-60(60kHz、200W、ハイエンドモデル)
・HW-D250S-28(28kHz、250W、スタンダードモデル)
・HW-D250S-40(40kHz、250W、スタンダードモデル)

<主なアプリケーション>
自動車内装トリムの溶着・かしめ、エレクトロニクス製品組立の樹脂かしめ、不織布(マスク)の溶着、ゴムの切断(カッターとしても使用可能)など