多チャンネル抵抗検査に特化した専用機 ショートオープンテスタFA1221発売

2019/11/06

日置電機株式会社

~自動機に組み込みスマートファクトリー化(無人化・省人化)を推進~

HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:細谷和俊)は、このたび当社初となる、多チャンネル抵抗検査に特化した専用機「ショートオープンテスタFA1221」を発売しました。 FA1221は、先日発売した「インサーキットテスタFA1220」をベースに、ショート(短絡)※1・オープン(開放)※2検査や抵抗検査に特化した製品です。 電気計測器メーカーとして、長年培った抵抗計のノウハウが詰まった測定部のみを独立させた小型モジュールタイプで、お客様が所有する自動機に組み込み、検査工程のスマートファクトリー化(無人化・省人化)を推進します。

■ 開発の背景 ショートオープンテスタは、ショート・オープンの有無を電気検査から判定する装置です。フレキシブルプリント基板やコネクタ、ワイヤーハーネスなどの部品の検査に使用されます。 電子機器の進化に伴い、搭載する部品の小型化・高機能化・多ピン化が進んでいます。狭い面積に多くのピンや回路を配置するため、ショートしやすく、部品検査の重要性がますます高まっています。 また、昨今普及している燃料電池セルバッテリーは、複数セルから構成されています。各セルのタブ溶接抵抗が高いとバッテリーの劣化が起こりやすくなるため、溶接部の抵抗検査は重要な品質管理項目とされており、高信頼性の検査を多チャンネルで効率的に行えることが求められています。 さらに、大量の部品を早く正確に検査するニーズも高まっており、Society5.0(日本)やIndustry4.0(ドイツ)などに代表されるように、今後の生産ラインはスマートファクトリー化が求められます。 当社はこのような背景から多チャンネル抵抗検査に特化し、電気計測器メーカーならではの高信頼性検査が可能な小型モジュールタイプのFA1221を開発しました。

■ 特長
1.抵抗検査に特化した専用機 ショート・オープン検査や抵抗検査に機能を集約しました。低抵抗400μΩ~高抵抗40MΩを高速で検査します。電気計測器メーカーならではの4端子測定に対応しており、低抵抗を安定して測定できるため高信頼性の検査が可能です。

2.デジタル処理能力向上で高速多チャンネル検査
ベースとなるFA1220でデジタル処理能力を従来機種の約16%向上させました。FA1221もこの刷新されたデジタル信号処理能力を有しています。これにより多チャンネル検査制御シーケンス※3を円滑に行うことが可能です。

3.自動機に組み込める小型モジュールタイプ 200W×323H×298D(mm)とミニタワーパソコンクラスの大きさのため、お客様が所有する自動機に組み込むことができます。既存の自動機を使用することで設置スペースと費用が抑えられます。また、検査工程を自動機が行うことでスマートファクトリー化(無人化・省人化)に繋がり、生産効率が向上します。

4.CEマーク、KCマーク認証 CEマーク(EU加盟国の安全性に関する規格に適合していることを示す)、KCマーク(韓国の安全性に関する規格に適合していることを示す)を取得しています。これにより各国同一検査品質を確保することができます。

5.セル生産にも対応 自動機に組み込むほか、パソコンと組み合わせたセル生産にも対応しています。小型卓上プレスや既存のシステムと組み合わせることにより、場所をとらないコンパクトな作業環境を構築できます。

■ 主な用途 ・EV(電気自動車)向けECU(Electronic Control Unit)やスマートフォン・ノートパソコンに搭載されるフレキシブルプリント基板の検査 ・コネクタなどの部品の抵抗検査 ・ワイヤーハーネスの誤接続判定 ・燃料電池セルバッテリーの溶接抵抗検査

■ 価格(税抜) ショートオープンテスタFA1221:お見積り

詳しくはこちら http://hioki.jp/photo_image/release20191106-2.pdf