秒速7mの垂直⾛⾏を実現するイグスのガイドチャンネル「ガイドライトGLV」

2018/08/09

イグス(株)

速度を求められる構内物流用途では、速度7m/sはもはや珍しくありません。垂直走行(昇降動作)における「エナジーチェーン(※)」がずれないように保持するため、イグス株式会社は「ガイドライトGLV(Guidelite Vertical)」を開発しました。高速ながらも安全性、軽量性および容易な取付けを組み合わせました。開放型構造であるため、反響による騒音も低減されます。

エナジーチェーン用のガイドチャンネルは、製造現場で特に長距離走行でエナジーチェーンの上部走行部分が下部走行部の上をスライドする場合に使用されます。物流においては、速度が遅い垂直使用が多く、その場合エナジーチェーンは重力に従って動くのでガイドチャンネルは必要ありません。しかし現代のシステムではそうでないことがあります。
速度が7m/sを超える場合では、事故を回避するため、エナジーチェーンは安全性を確保しなければなりません。従来一般的に使用されてきたガイドチャンネルは板金製でカバー型でした。しかし、覆われたままの形状は取扱いが難しく、取付けも手間がかかります。加えて、カバー型は反響空間を形成するため、エナジーチェーンの運転音が増幅されます。
一方で、開放型の「ガイドライトGLV」はまさにこの課題に取り組み、超高速な昇降用途に、静音走行と容易な取付けと高い安全性をデザインに取り込みました。

・容易な取付け、低騒音ガイド
イグスは8年前に、板金やアルミ製チャンネルのデメリットを解消できるガイドチャンネルとしてガイドロックシリーズを発売しました。優れた実績をもつこのシステムの部材をいくつか使用し、イグスは垂直型専用に新型「ガイドライトGLV」を開発しました。ガイドロックと同様に、エナジーチェーンをガイドするのに板金で覆うことはせずに、長さ2,000mmの樹脂製開放型ガイドレールを採用しています。開放型構造により反響音が低減し、エナジーチェーンが7m/sで高速運転する場合でも運転音は低く抑えられます。更なる利点としては、優れた振動吸収性と、片手でできる特殊ねじをレールの固定に採用しているため、ねじ受け金具が不要なことが挙げられます。
部品の落下等によりケーブルまたはエナジーチェーンが損傷した場合、開放型ガイドチャンネルでは迅速な損傷個所の発見と損傷部位への容易なアクセスが可能です。そのため、修理作業が素早く且つ容易に行えます。樹脂製レールの採用でチャンネル全体の軽量化につながり、搬送コストが低く抑えられます。

(※)エナジーチェーン…ケーブルキャリアのイグス製品名