インダストリー4.0で高速・安全な運転を実現、スライド走行におけるイグスのスマートエネルギー供給

2019/10/30

イグス(株)

イグス株式会社(東京都墨田区)は、機械やプラントで高速スライド走行を行うエネルギー供給システム向けに、従来比5倍の耐久性を確保した高性能樹脂製スライドレールを新たに開発しました。耐摩耗性スライドレールの状態はEC.Tセンサーで監視が可能です。

産業界の生産現場をより効率化し、経済的かつ競争力の高いものにするため、機械設計へ の要件は ますます高まり、システムの高速化、200m以上のストローク、積載量の増加などが 求めら れています。 これ に伴い、 エネルギー供給システムのエナジーチェーンやケーブルだけでなく、スライドレールにも新たな課題が課せられ ます。 ガイドチャンネルを走行するエナジーチェーンが、厳しい条件下でも摩耗耐性を発揮して長距離で稼働するためには、耐久性に優れたスライドレールが必要です。モーション・プラスチックカンパニーのイグスは、耐摩耗性すべり軸受における長年のノウハウに基づき、5m/秒を超え る高速 用に耐摩耗性に優れた高性能樹脂を新たに開発しました。この高性能樹脂製スライドレールはエナジーチェーンに負荷をかけないよう設計されており、広さ3,800m²のイグスの試験施設において従来型に比べて5倍の長寿命が実証されています。イグス はまた、 スライドレールの状態を常時監視するため、EC.Tセンサーも開発しました。

新しいEC.Tセンサーが状態を監視し、メンテナンス時期を推奨

EC.Tは、スライドレールの状態に関する情報を定期的に収集し、重要な技術情報を保守担当者に早期に送信するセンサーです。EC.Tセンサーは新しい高速用スライドレールに直接埋め込まれ、バッテリー式で無線で作動します。状態に関する信号は一定間隔でコミュニケーションモジュールicomに送信されます。icomは様々なセンサーからのデータを蓄積し、既設の保守ツールへの統合が提案可能です。レールの摩耗によりセンサー内部のループ回路が露出~破損し通電が途絶えた場合、寿命計算のアルゴリズムに基づき次回メンテナンスまでの日数が通知されます。センサー付きの新しいスライドレールは、例えば自動車製造のリニアロボットや、工作機械のガントリー、7軸ロボットに適用できます。