イグス(株)のトピックス

2014-03-25

イグス株式会社(本社:ドイツ・ケルン市)は、創業50周年でイグリデュール(※1)開発30周年の節目となる今年、自社開発樹脂であるイグリデュールの耐久性を証明する実地試験に乗り出しました。ケルン応用科学大学の協力を得て、金属軸受を当社製樹脂軸受に置き換えた小型自動車は、今年1月下旬にドイツを出発。最初の国インドのツアーを終え、中国に到着しました。

■樹脂軸受の特長:自動車産業に広がる可能性
近年益々多くの自動車メーカーが、樹脂軸受の特性に注目しています。
その背景には、樹脂軸受は金属製と比較して、(1)軽量(1/7の重量)、(2)音が静か、(3)潤滑剤不要、(4)錆びない、(5)異物に強いという特性があります。車体そのものが軽量になることで燃費が向上するだけでなく、環境配慮にも貢献します。また、剛性および弾性に優れるため音が静かです。さらには、潤滑剤や油を使⽤すると、油が付着したり、走行時に砂や埃が付着したりして汚れるだけでなく、劣化につながるものですが、潤滑剤不要な樹脂にはその心配がありません。これらの利点から樹脂軸受が選ばれ始めています。

■金属から樹脂軸受へ:小型自動車の樹脂化
樹脂の力を実証する世界ツアーに向けて、ケルン応用科学大学の協力の元、約2ヶ月をかけて小型自動車内の一部を金属軸受やPA6(※2)、PTFE(※3)製軸受から樹脂軸受へ置き換える改造作業が行われました。最終的に、ブレーキペダル、フロントワイパーリンク、パワーウインドーリフター、シフトレバーリンク、シートスライドレバー、サイドブレーキ、オルタネーター、スロットルボディー、コンバーチブルのリンクシステムの軸受が当社製イグリデュール軸受に置き換えられました。その箇所合計56箇所になりました。

※ 1 イグリデュール・・・当社製樹脂軸受の商品名
※ 2 PA6・・・ポリアミド6
※ 3 PTFE・・・ポリテトラフルオロエチレンというフッ素樹脂の種類

■世界一周ツアー
今年1月21日にドイツでの記者発表を終えたイグスカーは、翌日ツアー最初の国、インドへと旅立ちました。インドではニューデリからチェンナイまでを4600km走行し、その間、展示会での出展や取引顧客先訪問を行いながらイグスカーを紹介しました。
また、走行距離1kmに対して1€、つまり4600€を非営利団体Make a Difference,Inc.の「India Orphanage Project(孤児支援プロジェクト)」にイグス本社より寄付しました。

今月初旬、イグスカーは、インドから中国に上陸しました。現在中国国内を走行中です。その後、韓国、台湾を経て5月中旬に日本に上陸します。「人とくるまのテクノロジー展(小間NO.247)」に出展後、国内各地を巡る予定です。

ツアー中の詳しい様子はこちらの公式ブログでご覧ください。
blog.igus.de/iglidurontour(※英文)