EV/PHV 6.6kW車載充電器用リレーFTR-K5シリーズを開発

2019/05/08

富士通コンポーネント(株)

富士通コンポーネント株式会社 (本社:東京都品川区、代表執行役社長 CEO:石坂宏一)は、EV/PHV車載充電器(ACライン)用として、世界で初めて(注1)車載仕様を満足した6.6kW(32A-250VAC)交流負荷開閉用リレーを開発しました。


■背景
電気自動車(EV/PHV)の航続距離延長を目的として、車に搭載されるバッテリー容量は増加傾向にあります。大容量化するバッテリーを満充電するためには従来の普通充電器(3.3kW)では充電に時間がかかりすぎることが課題となります。このことを打開するために、車載充電器も6.6kWクラスへの大容量化が図られており、車載充電器に使用されるリレーについても6.6kWに対応する32A-250VAC開閉可能なものが必要となります。

FUJITSU Component Relay FTR-K5シリーズは、この要求に合致する高容量、かつ、車載基準を満たした高信頼の基板実装形リレーです。現在サンプルのご提供を開始しており、量産は2020年3月を予定しております。


■FTR-K5リレーの特長
1. 32A-250VACクラス初の車載仕様リレー
車載電装用リレーに求められる厳しい耐振動性、耐衝撃性基準を満たした世界初の32A-250VAC(6.6kW)クラス高容量リレーです。

2. 使用周囲温度105℃まで対応
車載充電器はEV/PHVのインバーターの近くに配置されることが想定されるため、+105℃までの環境に耐えられる材料を使用しています。また、消費電力は900mWでコイルからの発熱を抑制した設計になっています。

3. 高絶縁設計
コイル-接点間沿面距離は8.8mmでIEC61810-1 の277V強化絶縁要求に準拠しています。コイル-接点間耐電圧は5,000VACです。

4. 40A連続通電可能
接点の開閉を行わずに通電だけを行う場合、40A 1時間連続で通電状態を維持できます。

5. フラックスフリーとプラスチックシール形をラインナップ
車載充電器の形態に合わせてリレーの保護構造をお選びいただけます。充電器ユニットとして密封構造が取られている場合は長寿命のフラックスフリー形、充電器ユニットが密封構造でない場合は粉塵や排気ガスに強いプラスチックシール形が適しています。

富士通コンポーネントは、今後もEV/PHV関連にお使いいただけるリレーの拡充を図ってまいります。

注1)2019年4月当社調べ