世界標準のEtherCATで次世代装置開発を!
日本オフィス代表 小幡正規
産業用通信技術の進展は、製造業における装置開発の効率化と性能 向上に大きな影響を与えてきました。その中でもE t h e r C A T (Ethernet for Control Automation Technology)は、2003年 の登場以来、世界的に急速な普及を遂げ、現在では産業用イーサネッ トの最も高性能なフィールドバスとして確固たる地位を築いています。 EtherCATは実績のある、技術仕様の安定した産業イーサネットとし て安心して長く使える技術です。EtherCATは基本仕様に変更を加え ず、互換性を考慮した機能拡張をすることで発展してきました。他の通 信プロトコルが性能向上のために互換性を犠牲にした新仕様を発表す る中、20年以上にわたり1つの基本通信プロトコルバージョンを堅持 しつつ、最高性能な産業用イーサネットはEtherCAT以外にはありま せん。これは、EtherCATが将来を見据えた優れた設計であったこと を証明しています。 EtherCATの一番の特徴は、高速性とハードリアルタイム性です。 MainデバイスがSubデバイスセグメントに送信するフレームを集約し、 100Mbit/sの通信帯域を効率的に使用できます。スイッチングハブ ベースのネットワークに比べ10倍以上の帯域使用効率を実現できる ので、Gbイーサベースの技術と比べても、高速、ノイズに対する堅牢性 や低消費電力というメリットがあります。また、全世界で広く普及し低コ ストでEtherCAT製品を入手可能であることはいうまでもありません。
2025年4月の時点で8200社がETGのメンバーシップを有し、全 世界の76カ国をカバーしています。メンバー増加数は2014年以 来、常に400社以上をキープしています。

図1 メンバー数増加状況 (2025年8月時点)
EtherCATはドイツ発の技術であり、EtherCAT Technology Group 設立当初は欧州が中心でした。しかし、現在はアジアが欧州全体のメン バー数を逆転しました。これは、日本、中国、韓国における目覚ましい EtherCATの普及を意味しています。特にこのエリアでは自動車産業、 半導体製造装置、工作機械、産業用ロボットの分野においてEtherCAT は大きく広がりを見せていて、EtherCAT対応のモーションデバイスや 半導体製造装置向けデバイス、センサー系デバイスを供給するメン バーが増加しています。デバイスメーカーだけでなく、デバイス実装サ ポートや装置インテグレーション、さらには装置メーカーによるデバイス 内製もメンバーシップの増加につながっています。日本は、毎週のよう に新メンバーが増え、900社近いメンバーがいます。アジアでは中国に ついで2番目に大きいEtherCATコミュニティーです。 北米はコンスタントに14%前後を維持しています。これはETGの全世 界の成長と同じ増加率であるということです。北米でこの数字は少ない と思われることもありますが、メンバー数は1000社以上であり北米で 最大の産業イーサネット組織です。

図2 地域別メンバー数割合
■EtherCAT GとTSN
ETGは、2023年に初めて累計出荷ノード数を公表しました。以降、毎 年ハノーバーメッセで前年までの出荷ノード数を公表しています。 ETGはノード数という定量的な数値を発表するにあたり正確性が重 要であると考えています。EtherCATは当初FPGAベースのESCで 始まり、ライセンスの仕組みによりその数値の把握は困難でした。現 在はASICベースが主流となっているため、チップ出荷数を把握でき ます。現在でもFPGA IP CoreによるEtherCATデバイスは存在しま すが、この推定ではFPGAベースのデバイスは控えめに全体の10% 未満であると仮定し、マルチプロトコル対応のチップは市場シェアデー タをもとに按分しています。2024年末の統計ではEtherCATノード 数は8830万ノードです。公開されているノード数から判断すると、 EtherCATは数ある産業イーサネットの中でも最大と思われます。 さらに最新の情報として、開発元である2025年11月にベッコフオー トメーションから1億ノード達成のニュースリリースがありました。もは や、EtherCATは産業用イーサネットの世界標準であると言っても過 言ではありません。
ETGは、2023年に初めて累計出荷ノード数を公表しました。以降、毎 年ハノーバーメッセで前年までの出荷ノード数を公表しています。 ETGはノード数という定量的な数値を発表するにあたり正確性が重 要であると考えています。EtherCATは当初FPGAベースのESCで 始まり、ライセンスの仕組みによりその数値の把握は困難でした。現 在はASICベースが主流となっているため、チップ出荷数を把握でき ます。現在でもFPGA IP CoreによるEtherCATデバイスは存在しま すが、この推定ではFPGAベースのデバイスは控えめに全体の10% 未満であると仮定し、マルチプロトコル対応のチップは市場シェアデー タをもとに按分しています。2024年末の統計ではEtherCATノード 数は8830万ノードです。公開されているノード数から判断すると、 EtherCATは数ある産業イーサネットの中でも最大と思われます。 さらに最新の情報として、開発元である2025年11月にベッコフオー トメーションから1億ノード達成のニュースリリースがありました。もは や、EtherCATは産業用イーサネットの世界標準であると言っても過 言ではありません。

図3 累計EtherCATノード数
ETGは今後もセミナー開催や展示会出展を多数行う予定です。開催計 画中の採用セミナーや開発サポートセミナーはETG Webサイトで告 知します。定期的にETGウェブサイトのイベントページをご覧ください。 www.ethercat.org → JP → イベント
2026年もInternational Technology Week (ITW)を開催します! I T W は一週間にわたる1 日2ウェビナーとQ & A です。これから EtherCATデバイス開発を始める方、開発のコツやヒントを知りたい方 に最適な内容になっています。ウェビナー音声は英語で日本語字幕付 きです。ETG日本スタッフがQ&Aをサポートします。 産業オープンネットワークセミナーはネットワーク団体が共同で開催す るセミナーです。遠方の方々を対象として毎年2月頃に開催していま す。主なネットワーク団体が参加しています。産業オープンネット展の ページに近日案内が掲載されます。

問い合わせ先
EtherCAT Technology Group日本オフィス
〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町1-1-8 日石横浜ビル18F
TEL : 045-650-1610
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