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分析機器・理化学機器


分析機器とは

分析機器とは、物質の化学的・物理的・生物学的特性を測定・検出・解析する装置の総称である。科学研究、品質管理、環境監視、医療診断など、多岐にわたる分野で用いられ、微量サンプルから成分の同定、量の測定、構造解析を行うことで、研究開発や製品の品質向上、環境保護に不可欠な役割を果たしている。


主な分析機器の種類と機能

  • クロマトグラフィー装置:液体クロマトグラフィー(LC)やガスクロマトグラフィー(GC)を用いて成分を分離し、同定・定量を行う装置である。
  • 分光光度計:紫外可視光(UV-Vis)分光光度計、赤外分光光度計(FT-IR)などを用い、サンプルの光吸収スペクトルから成分情報を取得する装置である。
  • 質量分析計(MS):イオン化したサンプルを質量電荷比で分離・検出し、分子量や構造情報を高精度に解析する装置である。
  • 電気泳動装置:電場下で分子を移動させ、その速度差から大きさや電荷を判別・分離する装置であり、タンパク質・DNA解析に広く使用される。
  • NMR(核磁気共鳴)装置:強力な磁場と無線周波数を利用して原子核の共鳴を検出し、分子構造や動態を詳細に解析する装置である。

利用分野

  • 研究開発:新素材や薬剤の開発において、成分分析や反応解析を行い、試薬の最適設計や機能評価を支援する。
  • 品質管理:食品、医薬品、化学製品などの純度・含有量を定量し、製品安全性や規格適合性を保証する。
  • 環境監視:大気・水質・土壌サンプル中の有害物質を検出し、環境基準遵守や汚染対策に資する。
  • 医療診断:血液や尿の分析を通じて代謝物やバイオマーカーを測定し、疾患の診断や治療効果の評価を行う。

最新技術動向

近年、分析機器はナノテクノロジーやバイオテクノロジーと融合し、ピコグラムオーダーの微量検出や高分解能スペクトル解析を実現している。また、IoTプラットフォームへの接続によりリアルタイムデータをクラウドに送信し、遠隔監視やビッグデータ解析を可能としている。さらに、AIを活用した自動ピーク検出や異常予兆分析により、従来手動で行われていた解析プロセスの高度な自動化が進行している。

加えて、環境負荷低減を目的とした省エネ設計やリサイクル素材の採用、装置の小型化・モジュール化が進められている。今後も新素材対応やマルチモーダル分析機能の強化、ラボラトリーレス検査を実現するポータブル分析機器の開発など、分析機器はさらなる進化を遂げるであろう。

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