【カタログプレビュー】風速トランスミッタ EE-575

【EE-575】は、風速測定の中で最も簡易かつ汎用的な定温熱式原理を採用し、空調用途に最適化した風速トランスミッタ。センサ部のセラミック製の基板に2種類の抵抗をセットし、一つは温度センサとして気体の温度を測定する。熱拡散の原理によりセラミック基盤は気体と同一の温度まで冷却され、さらに風の流れがあると冷却速度が早まる。この風の流れによって下げられた温度の分を、他方の抵抗で暖め、一定の温度に保つことで、使用した電力量を風量として検知する仕組み。設置が容易な小型の薄膜技術設計で、プローブ長150mmのため、空調用途のほか、温調管理、換気管理、ファンの動作管理、炉内挿入空気量管理などに適する。プローブから直接アナログ出力を得られ(0-5/10VDC)、測定範囲は最大0〜20m/秒(0〜5/10/20m/秒から選択)、10〜19VDCまたは19〜29VDC電源にて動作。また、プローブには0.5mケーブル(オプションで2m)を備え、標準付属のフランジにより狭い空間でも容易に設置可能。
発行元:(株)テクネ計測