～新たな機能により、最新の4Gテストの課題に対応へ～

東京、2015年6月22日発 –キーサイト・テクノロジー合同会社（職務執行者社長：梅島 正明、本社：東京都八王子市高倉町9番1号）は、E7515A UXMワイヤレステストセットの機能をさらに拡張し、最先端のLTE-Aキャリアアグリゲーション(CA)のテスト要件に対応することを発表します。新機能には、ダウンリンクの4CC、256 QAM、アンライセンスバンドで運用されるLTE-U、およびFDD/TDDミックスドCA、アップリンクのバンド間／バンド内CA測定のサポートが含まれます。さらに、UXMの内蔵フェージングと新しい機能を組み合わせることで、最新のLTE-Aデバイスが実際のネットワーク環境で予想通りの性能を示すことを確認できます。

UXMの大型タッチスクリーン・ディスプレイと直感的なユーザーインタフェースにより、複雑なネットワークエミュレーションでも簡単に実行することが可能です。また、低電力、低価格のマシンツーマシン(M2M)デバイス用の新しい3GPPカテゴリ0に対応しています。さらに、新たにUXMに追加したW-CDMA/HSPA+テスト機能により、内蔵フェージングとCPC統計データを使用した3Gデータ・スループット・テスト、inter-RATモビリティ／ハンドオーバ検証、時間同期されたマルチフォーマットログの作成も可能です。

当社のモバイル・ブロードバンド・オペレーション担当ジェネラルマネージャーであるJoe DePondは、次のように語っています。「当社は、今後も強力なUXMプラットフォームを活かして最新の4Gテストの課題に積極的に対応していくと共に、W-CDMA/HSPA+テスト、最大4つのコンポーネントキャリア、FDD/TDD混在CA、無認可バンドでのアグリゲーションをサポートしていきます。UXMを使用いただければ、現在の拡大するキャリアアグリゲーション構成の検証も可能となり、LTE-Aデザインに対する自信を深めることができます。」

UXMの最新の機能拡張により、CSFBとSRVCCのサポートを含め、LTE/W-CDMA inter-RATセル再選択、接続データのハンドオーバ、リダイレクトによるリリースが1台のUXMテストセットで可能になります。検証エンジニアは、2台のUXMを接続し、最大4つのLTEセル間のモビリティ、およびLTE-Aマルチキャリア接続とW-CDMA/HSPA+接続間のハンドオーバをテストすることもできます。

UXMは、4G以降の機能とRFデザインを検証できる、高度に統合されたシグナリング試験セットです。最新のデザインのテストに必要な機能を備え、現時点では、600 MbpsまでのLTE-Advancedデータレートを実現しています。また、今後はより複雑な要件にも対応する予定です。UXMを使用すると、高い信頼性でデザインの完成度を評価できます。