東京、2015年8月6日発 –キーサイト・テクノロジー合同会社（職務執行者社長：梅島 正明、本社：東京都八王子市高倉町9番1号）は、M9290A CXA-m PXIe掃引型シグナル・スペクトラム・アナライザにトラッキング・ジェネレーター・オプションと変調解析オプションを追加することを発表します。内蔵トラッキング・ジェネレーター・オプションは、周波数ごとに3GHz、7.5GHz、13.6GHz、26.5GHzの4種類用意しています。トラッキング・ジェネレーターの機能を追加することにより、CXA-mシグナル・アナライザは業界初のモジュール型のスティミュラス／レスポンス測定ソリューションとなり、業界で最も広いトラッキング・ジェネレーターの周波数レンジを提供できるようになります。同時に、N9064A VXA Xシリーズ 測定アプリケーションや89600 VSAソフトウェアに対応し、CXA-mでベクトル信号解析などの変調解析機能も利用可能になります。

当社成都計測器事業部のジェネラルマネージャーであるBrian LeMayは次のように語っています。「システム開発者は、スペクトラム解析や信号解析、コンポーネントの特性評価を実行できる、小型の汎用テストプラットフォームを必要としています。業界最高の機能を備えたキーサイトのモジュール型のCXA-mは、お客様の要望に応えるパワフルで手頃な価格のソリューションです。」

CXA-mにトラッキング・ジェネレーター・オプションを追加することで、周波数応答、変換損失、挿入損失／利得、および未知の信号解析と特定を含めたコンポーネントやサブシステムの動作の特性評価に最適なツールが得られます。また、システム開発者は、拡張性の高いモジュール型のCXA-mスティミュラス／レスポンス測定ソリューションにより、測定システムの省スペース化やコスト削減の要求に対応しながら、コンポーネントの特性評価に必要なすべてのタスクを実行できます。

CXA-mでは、VXA測定アプリケーションのさまざまな測定、復調タイプ、フィルターをサポートする変調解析モードが使用可能となります。これにより、エンジニアは包括的な信号解析を実施し、デザインを徹底的にテストし、製品の品質を確認し、デバイスの性能を最適化できます。

さらに、信号測定用の包括的なツールである89600 VSAソフトウェアをCXA-mで使用することで、時間、周波数、変調ドメインを同時に複数表示し信号性能を確認できるほか、トレース間マーカ結合、トリガ、記録／再生によるトラブルシューティングも可能です。これらを組み合わせると、ベースバンドからRF、シミュレーションからデザイン検証まで、すべての設計段階でベクトル・シグナル・アナライザの一貫性のある測定値が得られるため、デバイスの開発時間を短縮できます。