高電流コアレス・アプリケーション向けTMRクローズド・ループ・センサ
2019/06/19
TDKミクロナス(株)
・TDKのTMR技術を生かしたTDKミクロナスブランドとして初めての電流センサ
・クローズド・ループTMRテクノロジをベースにした電気的に絶縁された非接触型の電流計測
・磁界集束コア不要の小型モジュール化への要望に対応
・ISO26262ASIL-Bに対応し、AEC-Q100に準拠
TDK株式会社(社長:石黒成直)は、本日、子会社で磁気センサならびに組み込みモータ・コントローラ・メーカーであるTDK-Micronas(以下、TDKミクロナス)の製品ポートフォリオに、自動車ならびに産業機器向け電流計測用のセンサとして開発されたCUR423xが加わったことを発表します。CURsense®で登録商標されているこの新製品は、2016年にTDKミクロナスがTDKグループの一員となって以降、磁気センサ事業の相乗効果を具体的に示したものであり、TDKが得意とするTMR素子の技術とTDKミクロナスが培っている磁気センサの設計技術を融合した新製品で、革新的なコアレス・センシング向けです。CUR423xは、ハイパワーのアプリケーションのDCとACの計測に適した製品で、1200Aを超える電流を計測することができます。一次導体と電気的に絶縁されたセンシング回路は、ハイブリット自動車や電気自動車の高圧バッテリ・モニタリングに最適です。優れた信号対雑音比や使用温度範囲で1%未満(フル・スケール)の誤差により、5kHzまでの信号バンド幅を持つアプリケーションに対して精度の高い電流計測を行います。サンプル出荷は2019年の10-12月期を予定しています。
本製品は、フィードバックコイル、シャント抵抗、TMRセンサ・ブリッジなど、クローズド・ループ回路に必要な部品が、薄さ1mmの業界標準TSSOP16SMDパッケージに統合されています。大きな磁界集束コアが不要なため、スペースとコストを削減します。オフセットとゲインのデジタル温度補正、ローパス・フィルタ、クランピングなどは、TDKミクロナスのプログラミング・ツールで容易にプログラムすることができます。
検出磁界範囲±7mTと±40mTの二種類のセンサが用意されています。検出磁界範囲を選択できるため、電流値の異なるアプリケーションに対応できます。CUR423xを搭載した電流センシング・モジュールは、製造工程で出力ピンを介してプログラムすることができます。選択可能な出力インターフェースには、SENT(SAEJ2716Rev.4)、SPI、またはフル・レシオメトリック・アナログがあり、アプリケーションの要件に柔軟に適応します。
CUR423xはISO26262に対応して開発されおり、さまざまな診断機能が統合されてASIL-Bレベルの機能安全に対応します。また、CUR423xは自動車向けに設計されています。AEC-Q100による評価を受けおり、ジャンクション温度-40°C~+170°Cで動作します。
なお、TDKミクロナスのCUR423xは、2019年6月25日~27日までニュルンベルク(ドイツ)で開催されるます「Sensor+Test」ホール1の小間番号ブース204、ならびにサンノゼ(カリフォルニア)で開催されるます「SensorsExpo」の小間番号ブース416において、TDKブースで同時に展示されます。また、2019年7月17日~19日までポートメッセなごや(愛知県名古屋市)で開催されます、「人とくるまのテクノロジー展2019名古屋」において、TDKブース(小間番号130)でも展示されます。
【用語集】
・TMR=TunnelMagnetoResistance(トンネル磁気抵抗効果)
・SENT=Single-EdgeNibbleTransmissio
n・xEV=電気駆動モータを含む自動車
・SPI=SerialPeripheralsInterface
・TSSOP=ThinShrinkSmallOutlinePackage
【主な用途】
・電気自動車用バッテリのモニタリング
・据置型蓄電池のマネージメント
【主要な特長と利点】
・高精度クローズド・ループとコアレスTMRセンサ・テクノロジ(システムの小型化と軽量化)
・非接触電流センシング(非侵入型)
・機能安全診断(ISO26262ASIL-B対応)
・多様な検出磁界範囲(プログラム可能)
・電源保護最大18V
・自動車向け温度範囲(最大ジャンクション温度170°C)
・さまざまな出力インターフェース:SENT(SAEJ2716Rev.4)、SPI、フル・レシオメトリック・アナログ
・クローズド・ループTMRテクノロジをベースにした電気的に絶縁された非接触型の電流計測
・磁界集束コア不要の小型モジュール化への要望に対応
・ISO26262ASIL-Bに対応し、AEC-Q100に準拠
TDK株式会社(社長:石黒成直)は、本日、子会社で磁気センサならびに組み込みモータ・コントローラ・メーカーであるTDK-Micronas(以下、TDKミクロナス)の製品ポートフォリオに、自動車ならびに産業機器向け電流計測用のセンサとして開発されたCUR423xが加わったことを発表します。CURsense®で登録商標されているこの新製品は、2016年にTDKミクロナスがTDKグループの一員となって以降、磁気センサ事業の相乗効果を具体的に示したものであり、TDKが得意とするTMR素子の技術とTDKミクロナスが培っている磁気センサの設計技術を融合した新製品で、革新的なコアレス・センシング向けです。CUR423xは、ハイパワーのアプリケーションのDCとACの計測に適した製品で、1200Aを超える電流を計測することができます。一次導体と電気的に絶縁されたセンシング回路は、ハイブリット自動車や電気自動車の高圧バッテリ・モニタリングに最適です。優れた信号対雑音比や使用温度範囲で1%未満(フル・スケール)の誤差により、5kHzまでの信号バンド幅を持つアプリケーションに対して精度の高い電流計測を行います。サンプル出荷は2019年の10-12月期を予定しています。
本製品は、フィードバックコイル、シャント抵抗、TMRセンサ・ブリッジなど、クローズド・ループ回路に必要な部品が、薄さ1mmの業界標準TSSOP16SMDパッケージに統合されています。大きな磁界集束コアが不要なため、スペースとコストを削減します。オフセットとゲインのデジタル温度補正、ローパス・フィルタ、クランピングなどは、TDKミクロナスのプログラミング・ツールで容易にプログラムすることができます。
検出磁界範囲±7mTと±40mTの二種類のセンサが用意されています。検出磁界範囲を選択できるため、電流値の異なるアプリケーションに対応できます。CUR423xを搭載した電流センシング・モジュールは、製造工程で出力ピンを介してプログラムすることができます。選択可能な出力インターフェースには、SENT(SAEJ2716Rev.4)、SPI、またはフル・レシオメトリック・アナログがあり、アプリケーションの要件に柔軟に適応します。
CUR423xはISO26262に対応して開発されおり、さまざまな診断機能が統合されてASIL-Bレベルの機能安全に対応します。また、CUR423xは自動車向けに設計されています。AEC-Q100による評価を受けおり、ジャンクション温度-40°C~+170°Cで動作します。
なお、TDKミクロナスのCUR423xは、2019年6月25日~27日までニュルンベルク(ドイツ)で開催されるます「Sensor+Test」ホール1の小間番号ブース204、ならびにサンノゼ(カリフォルニア)で開催されるます「SensorsExpo」の小間番号ブース416において、TDKブースで同時に展示されます。また、2019年7月17日~19日までポートメッセなごや(愛知県名古屋市)で開催されます、「人とくるまのテクノロジー展2019名古屋」において、TDKブース(小間番号130)でも展示されます。
【用語集】
・TMR=TunnelMagnetoResistance(トンネル磁気抵抗効果)
・SENT=Single-EdgeNibbleTransmissio
n・xEV=電気駆動モータを含む自動車
・SPI=SerialPeripheralsInterface
・TSSOP=ThinShrinkSmallOutlinePackage
【主な用途】
・電気自動車用バッテリのモニタリング
・据置型蓄電池のマネージメント
【主要な特長と利点】
・高精度クローズド・ループとコアレスTMRセンサ・テクノロジ(システムの小型化と軽量化)
・非接触電流センシング(非侵入型)
・機能安全診断(ISO26262ASIL-B対応)
・多様な検出磁界範囲(プログラム可能)
・電源保護最大18V
・自動車向け温度範囲(最大ジャンクション温度170°C)
・さまざまな出力インターフェース:SENT(SAEJ2716Rev.4)、SPI、フル・レシオメトリック・アナログ
