オムロンとSTマイクロエレクトロニクス、ガス組成変動を補正するスマートガスメータ向けフローセンサを共同開発
2012/10/10
オムロン(株)
最先端オートメーションのパイオニアであるオムロン株式会社と多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、次世代スマートガスメータ向けMEMS(Micro-Electro-Mechanical System)フローセンサの開発を完了しました。オムロンは、サンプル出荷を2012年11月より開始します。
本フローセンサは、オムロンの最先端の熱式MEMSフローセンサチップとSTが開発した専用の高性能アナログ・フロントエンドICを統合し開発しました。このICは直線性、温度、熱伝導性とガス組成の適応性に優れた補正アルゴリズムを内蔵しているため、温度と圧力変動の影響を受けずに流量計測ができます。また、組み込みソフトによりガス組成の変動による影響を補正するため、設置現場での調整が不要になります。
なお、本フローセンサを搭載したガスメータの展示モデルが、ドイツのミュンヘンで開催される「Electronica 2012」(2012年11月13日〜16日)のSTブースにて、出展されます。
■開発の背景
近年の省エネと環境に配慮した技術への関心の高まりに伴い、従来の機械式ガスメータより小型で低コストの遠隔自動検針機能つき高性能電子スマートガスメータと交換する動きが加速してきています。スマートガスメータのグローバル市場は2015年には年間1000万台を越える見通しです(※1)。
※1出所:Pike Research Smart Gas Meter レポート
■特長
・優れた再現性と高精度の気体流量測定。
・ガス物性を利用したオムロンの補正理論により、地域や日々のガス組成比率の変動に対して補正を実施。ガスメータ出荷時や設置現場でのガス種設定が不要。
・流体解析技術を用いたオムロン独自のサイクロン方式によるダスト分離構造「DSS(Dust Segregation System)」によって、ガス配管内部のダストを分離してセンサチップへの影響を軽減することで高信頼性を実現。
・STが開発した測定アルゴリズムが消費電力を低減し、ガスメータに要求される電池の長寿命化を実現。
■発売時期:2013年3月(欧州を除く)
本フローセンサは、オムロンの最先端の熱式MEMSフローセンサチップとSTが開発した専用の高性能アナログ・フロントエンドICを統合し開発しました。このICは直線性、温度、熱伝導性とガス組成の適応性に優れた補正アルゴリズムを内蔵しているため、温度と圧力変動の影響を受けずに流量計測ができます。また、組み込みソフトによりガス組成の変動による影響を補正するため、設置現場での調整が不要になります。
なお、本フローセンサを搭載したガスメータの展示モデルが、ドイツのミュンヘンで開催される「Electronica 2012」(2012年11月13日〜16日)のSTブースにて、出展されます。
■開発の背景
近年の省エネと環境に配慮した技術への関心の高まりに伴い、従来の機械式ガスメータより小型で低コストの遠隔自動検針機能つき高性能電子スマートガスメータと交換する動きが加速してきています。スマートガスメータのグローバル市場は2015年には年間1000万台を越える見通しです(※1)。
※1出所:Pike Research Smart Gas Meter レポート
■特長
・優れた再現性と高精度の気体流量測定。
・ガス物性を利用したオムロンの補正理論により、地域や日々のガス組成比率の変動に対して補正を実施。ガスメータ出荷時や設置現場でのガス種設定が不要。
・流体解析技術を用いたオムロン独自のサイクロン方式によるダスト分離構造「DSS(Dust Segregation System)」によって、ガス配管内部のダストを分離してセンサチップへの影響を軽減することで高信頼性を実現。
・STが開発した測定アルゴリズムが消費電力を低減し、ガスメータに要求される電池の長寿命化を実現。
■発売時期:2013年3月(欧州を除く)
