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電子負荷装置
電子負荷装置は、電源やバッテリーに対して、あらかじめ設定した電流や電圧の負荷をかける装置である。これにより、電源の出力特性やバッテリーの放電特性を評価することが可能である。電子負荷装置は、電圧制御モード(CV)、電流制御モード(CC)、電力制御モード(CP)、抵抗制御モード(CR)など、様々な制御モードを持つ。
電子負荷装置の種類
■ 直流電子負荷装置 (DC電子負荷装置): 直流電源やバッテリーの評価に使用される。主に、太陽光発電システム、電気自動車のバッテリー、通信機器の電源評価などがある。
■ 交流電子負荷装置 (AC電子負荷装置): 交流電源の評価に使用される。 主に、発電機、UPS(無停電電源装置)、インバータの評価などがある。
電子負荷装置は、以下のような多岐にわたる用途で活用される。
■ 電源装置の評価: 電源装置の負荷試験を行い、出力電圧や電流の安定性を評価する。過負荷保護や電圧変動応答を確認する際にも使用される。
■ バッテリーの性能試験: バッテリーの充放電試験を行い、容量や寿命を評価する。リチウムイオンバッテリーや鉛蓄電池など、各種バッテリーの特性評価に適している。
■ 太陽光発電システムの評価: 太陽電池モジュールの出力特性を評価するために使用される。日照条件をシミュレーションし、発電性能を検証する。
■ 通信機器の電源試験: 通信機器の電源供給能力を評価し、安定した電力供給が可能かどうかを確認する。データセンターや基地局の電源試験にも使用される。
電子負荷装置は、最新の技術進歩により、より高精度かつ多機能化が進んでおり、リアルタイムで負荷変動をモニタリングできる機能や、PCと連携して試験データを自動収集・解析する機能が搭載されている装置が増えている。さらに、温度補償機能を持つ装置も登場しており、温度変化による測定誤差を最小限に抑えることが可能である。