～44GHzまでの周波数、帯域幅1GHz、EVM 1％の変調信号発生を実現～

東京、2017年7月6日発 – キーサイト・テクノロジー合同会社(職務執行者社長：チエ ジュン、本社：東京都八王子市高倉町9番1号)(NYSE: KEYS)は、最新の5Gおよび航空宇宙／防衛用機器の開発、製造に活用できる、44GHzまでの周波数カバレージ、最大1GHzの変調帯域幅を備えた業界初のPXIeモジュール型マイクロ波信号発生器を発表します。独自のDDS(ダイレクト・デジタル・シンセシス)テクノロジーを使用するシンセサイザにより、優れた位相雑音性能が得られます。M9383A PXIe信号発生器では、ベースバンド性能と組み合わせると、800MHzの広帯域プレ5G波形に対し、5G変調信号性能の重要な基準となる1％のEVM(Error Vector Magnitude：エラーベクトル振幅)を実現することができます。

PXIe信号発生器で当社のSignal StudioまたはSystemVueソフトウェアを使用すれば、5GTFで規定されたVerizonプレ5G規格に準拠した波形、8×100MHz OFDMコンポーネントキャリア(CC)など、5Gの候補波形を作成できるようになります。さらに、このソフトウェアを使用すれば、5G NR(5G New Radio：3GPPで規定された5Gの新しい無線規格)、航空宇宙／防衛アプリケーション用のカスタム波形を作成することも可能です。

M9383A PXIe信号発生器では、ベースバンド性能と組み合わせると、800MHzの広帯域プレ5G波形に対し、5G変調信号性能の重要な基準となる1％のEVMを実現することができます。

当社インターネット・インフラストラクチャー　セールス＆マーケティング部門のディレクターであるRon Harrisonは、次のように語っています。「広帯域デバイスの登場により、信号品質、フラットネス、校正に関する新たな課題が生まれています。 当社では、主要なお客様との協業をとおして、研究開発から製造へ簡単に移行させる上で必要な性能と拡張性がM9383Aには備わっており、維持コストに効果をもたらすことが分かりました。」

PXIe信号発生器には、コンパクトなサイズやテストスピード、アップグレードが可能なシステム拡張性といった特長があります。 チャンネルを追加し、ベクトル対応にもアナログ対応にも拡張できます。 さらに、信号標準のニーズに合わせて、周波数、帯域幅、その他の性能特性をアップグレードすることも可能です。 外部IQ入力を介して、最大2GHzの変調帯域幅に対応します。