～キーサイトによるイクシアの買収により、新しいテストプラットフォームが誕生～

■キーサイトとイクシアのポートフォリオが統合し、携帯電話とWiFi環境で発生する課題を詳細に解析できる、革新的なテストソリューションを実現
■新しい“T5510S携帯電話＋WiFiエミュレーションシステム”は、第1レイヤーから第7レイヤーまでのプロトコルスタックを含む、携帯電話/WiFi通信の同時シグナリング試験を提供
■測定対象は携帯電話機能とWiFi機能を併せ持つマルチモードの携帯電話およびアクセスポイン


東京、2017年8月23日発 – キーサイト・テクノロジー合同会社(職務執行者社長：チエ　ジュン、本社：東京都八王子市高倉町9番22号)(NYSE: KEYS)は、携帯電話とWiFiの同時テストに対応するソリューションを発表します。 このT5510S 携帯電話＋WiFiエミュレーションシステムは、キーサイトのUXMネットワークエミュレーターとイクシア・ソリューション・グループのWave Test Systemから生まれたプラットフォームです。 このテストプラットフォームは、業界初となる携帯電話およびWiFiシステム全体をカバーし、データトラフィック生成から物理伝送までの第1レイヤーから第7レイヤーの検証を実現します。

キーサイトのコミュニケーション・ソリューション・グループのプレジデントであるSatish Dhanasekaranは、次のように語っています。「モバイルデバイスのユーザー体感テストは、アプリケーションの性能を実環境下で評価する必要があります。キーサイトとイクシアのテクノロジーを結集させたこのソリューションを使用すれば、LTEシステムと無線LANシステムでデバイスを相互運用する際に起こる課題をより深く理解できます。」

当社イクシア・ソリューション・グループのプレジデントであるBethany Mayerは、次のように語っています。「お客様は、プロトコルスタック全体の性能をエンドツーエンドの性能検証によって確認できます。IoT、コネクテッドカー、5Gなど、要求が厳しい最新アプリケーションでは、こうした検証が必要です。 キーサイトのT5510Sシステムには、現在、マルチモードデバイスの相互運用性の課題に対応できる業界最高のテスト機能が備わっています。」

T5510S 携帯電話＋WiFiエミュレーションシステムは、テストケースを内蔵したオールインワインシステムです。このシステムの優れた機能と最新の携帯電話規格(LTE/LTE-Advanced/NB-IoT/Cat-M)およびすべての WiFiプロトコル(802.11a/b/g/n/ac)を使って、さまざまなトラフィック/RFエミュレーション条件でテストを行えます。　また、携帯電話／WiFi間のトラフィック・オフローディングにも対応予定です。

キーサイトとイクシアの業界最高の機能が組み合わされたT5510S 携帯電話＋WiFiエミュレーションシステムは、複雑な相互運用環境のプロトタイプ作成、評価、診断により、性能の向上と商品化までの期間短縮を後押しします。