位相コヒーレントな信号生成/解析をコンパクトサイズで実現する「LTE-Advanced 8x8 MIMO測定ソリューション」を発表
2015/04/08
キーサイト・テクノロジー株式会社
~次世代移動体通信(5G)のビームフォーミング研究開発にも最適~
東京、2015年4月3日発 –キーサイト・テクノロジー合同会社(職務執行者社長:梅島 正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、LTE-Advanced 8x8 MIMO測定ソリューションを発表します。この測定ソリューションは、M9391A PXIモジュール型ベクトル・シグナル・アナライザ(PXI VSA)、M9381A PXIモジュール型ベクトル信号発生器(PXI VSG)およびソフトウェア等を組み合わせており、TDD方式のLTE-Advancedの商用化に必要な8チャネルを使うMIMO技術の特性評価に最適です。
3.5GHz帯を利用したTDD方式のLTE- Advancedは、 2016年の商用化に向けて、1Gbpsを越える高速通信が期待されており、基地局からのダウンリンクでは8チャネルを使ったMIMO技術の開発ニーズが高まっています。この場合、8チャネル間のMIMO特性を高確度で評価するためには、測定器単体の性能が優れているだけではなく、チャネル間における位相同期や時間同期がとれていることが重要なポイントになります。
こうした研究開発で威力を発揮するLTE-Advanced 8x8 MIMO測定ソリューションの特長は以下の通りです。
・ 業界で唯一、チャネル間の位相同期/時間同期を仕様化
・ 8チャネルまでの信号を位相コヒーレント状態で解析(最大周波数6 GHz、最大帯域幅160MHz)
・ 8チャネルまでの位相コヒーレントな入力信号生成(最大周波数6 GHz、最大帯域幅160MHz)
・ 当社の89600 VSAベクトル変調解析ソフトウェアおよび信号生成ソフトウェアSignal Studioに対応
・ コンパクトなシステムサイズ
このような優れた性能は、PXI VSAおよびPXI VSGの位相コヒーレントオプションにより実現しています。たとえば、チャネル間位相コヒーレントは、1つの局部発振器を共有することで1度未満のチャネル間位相ジッタを実現しています。また、PXIシャーシ内部の高速バックプレーンからのトリガ機能により、チャネル間で1ns未満の優れたタイミング調整が可能です。さらに、特許出願中の革新的な補正法により、外部配線やコネクタが存在する場合でも、チャネル間の正確な時間/位相調整が簡単に行えます。
これまで当社では、デスクトップ型測定器を8チャネル分組み合わせた大規模な測定システムで対応していましたが、PXIモジュール測定器を利用することにより、従来と比較しシステムサイズを75%削減しています。また、当社のデスクトップ型シグナル・アナライザや信号発生器用にご購入された89600 VSAベクトル変調解析ソフトウェアおよび信号生成ソフトウェアSignal Studioが使用可能なため、使い勝手をそのままに資産も有効活用いただけます。
当社のソフトウェア・モジュラー・ソリューション事業部マーケティングマネージャーであるMario Narduzziは次のように語っています。「8チャネル位相コヒーレントに対応するPXI VSAと PXI VSGは、無線システムのデータレートと信号品質の改善に必要な最先端の機能を備えています。この新しいソリューションをご使用いただければ、LTE-Advancedのテスト環境を短時間で構築することができます。さらに、89600 VSA ベクトル変調解析ソフトウェアにより、ビームフォーミング特性を高確度に解析できます。このビームフォーミング技術は、LTE- Advanced 以降の次世代移動体通信(5G)では一層重要と考えられ、こうした研究開発でも最適なソリューションです。」
LTE-Advanced 8x8 MIMO測定ソリューションは、18スロットPXIシャーシ4台、M9391A PXIモジュール型ベクトル・シグナル・アナライザ (PXI VSA) 8モジュール、M9381A PXIモジュール型ベクトル信号発生器(PXI VSG) 8モジュール、89600 VSAソフトウェア、Signal Studio等の組み合わせで構成しています。
さらに、PXI VSAおよびPXI VSGを用いたソリューションは、LTE-Advanced 8x8 MIMO測定用だけでなく、8チャネルまでのシグナル・アナライザと、8チャネルまでの信号発生器を組み合わせることができます。そのため、2x2 MIMOや4x4MIMOへの対応をはじめ、複数チャネルの信号生成、あるいは信号解析ソリューションとしても使用できます。さらに、お客様のニーズにあわせて、チャネル数のアップグレードにも対応しています。
なお、LTE-Advanced 向けMIMO測定ソリューションを当社主催の5Gサミット(日時:2015年4月21日(火) 10:30~、場所:秋葉原コンベンションホール)にて展示する予定です。5Gサミットの詳細/お申し込みは以下のウェブサイトから行えます。http://www.keysight.co.jp/find/5Gsummit-10
*位相コヒーレント:位相が揃った(同期がとれた)波形のこと。波は干渉する性質があるため、波同士が重なる場合に、打ち消しあったり強めあったりする。マルチチャネル測定/解析では、計測器から出力する波形が測定基準となるため、「位相が揃った波形(位相コヒーレントな波形)」を出力し、解析できることが重要である。
東京、2015年4月3日発 –キーサイト・テクノロジー合同会社(職務執行者社長:梅島 正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、LTE-Advanced 8x8 MIMO測定ソリューションを発表します。この測定ソリューションは、M9391A PXIモジュール型ベクトル・シグナル・アナライザ(PXI VSA)、M9381A PXIモジュール型ベクトル信号発生器(PXI VSG)およびソフトウェア等を組み合わせており、TDD方式のLTE-Advancedの商用化に必要な8チャネルを使うMIMO技術の特性評価に最適です。
3.5GHz帯を利用したTDD方式のLTE- Advancedは、 2016年の商用化に向けて、1Gbpsを越える高速通信が期待されており、基地局からのダウンリンクでは8チャネルを使ったMIMO技術の開発ニーズが高まっています。この場合、8チャネル間のMIMO特性を高確度で評価するためには、測定器単体の性能が優れているだけではなく、チャネル間における位相同期や時間同期がとれていることが重要なポイントになります。
こうした研究開発で威力を発揮するLTE-Advanced 8x8 MIMO測定ソリューションの特長は以下の通りです。
・ 業界で唯一、チャネル間の位相同期/時間同期を仕様化
・ 8チャネルまでの信号を位相コヒーレント状態で解析(最大周波数6 GHz、最大帯域幅160MHz)
・ 8チャネルまでの位相コヒーレントな入力信号生成(最大周波数6 GHz、最大帯域幅160MHz)
・ 当社の89600 VSAベクトル変調解析ソフトウェアおよび信号生成ソフトウェアSignal Studioに対応
・ コンパクトなシステムサイズ
このような優れた性能は、PXI VSAおよびPXI VSGの位相コヒーレントオプションにより実現しています。たとえば、チャネル間位相コヒーレントは、1つの局部発振器を共有することで1度未満のチャネル間位相ジッタを実現しています。また、PXIシャーシ内部の高速バックプレーンからのトリガ機能により、チャネル間で1ns未満の優れたタイミング調整が可能です。さらに、特許出願中の革新的な補正法により、外部配線やコネクタが存在する場合でも、チャネル間の正確な時間/位相調整が簡単に行えます。
これまで当社では、デスクトップ型測定器を8チャネル分組み合わせた大規模な測定システムで対応していましたが、PXIモジュール測定器を利用することにより、従来と比較しシステムサイズを75%削減しています。また、当社のデスクトップ型シグナル・アナライザや信号発生器用にご購入された89600 VSAベクトル変調解析ソフトウェアおよび信号生成ソフトウェアSignal Studioが使用可能なため、使い勝手をそのままに資産も有効活用いただけます。
当社のソフトウェア・モジュラー・ソリューション事業部マーケティングマネージャーであるMario Narduzziは次のように語っています。「8チャネル位相コヒーレントに対応するPXI VSAと PXI VSGは、無線システムのデータレートと信号品質の改善に必要な最先端の機能を備えています。この新しいソリューションをご使用いただければ、LTE-Advancedのテスト環境を短時間で構築することができます。さらに、89600 VSA ベクトル変調解析ソフトウェアにより、ビームフォーミング特性を高確度に解析できます。このビームフォーミング技術は、LTE- Advanced 以降の次世代移動体通信(5G)では一層重要と考えられ、こうした研究開発でも最適なソリューションです。」
LTE-Advanced 8x8 MIMO測定ソリューションは、18スロットPXIシャーシ4台、M9391A PXIモジュール型ベクトル・シグナル・アナライザ (PXI VSA) 8モジュール、M9381A PXIモジュール型ベクトル信号発生器(PXI VSG) 8モジュール、89600 VSAソフトウェア、Signal Studio等の組み合わせで構成しています。
さらに、PXI VSAおよびPXI VSGを用いたソリューションは、LTE-Advanced 8x8 MIMO測定用だけでなく、8チャネルまでのシグナル・アナライザと、8チャネルまでの信号発生器を組み合わせることができます。そのため、2x2 MIMOや4x4MIMOへの対応をはじめ、複数チャネルの信号生成、あるいは信号解析ソリューションとしても使用できます。さらに、お客様のニーズにあわせて、チャネル数のアップグレードにも対応しています。
なお、LTE-Advanced 向けMIMO測定ソリューションを当社主催の5Gサミット(日時:2015年4月21日(火) 10:30~、場所:秋葉原コンベンションホール)にて展示する予定です。5Gサミットの詳細/お申し込みは以下のウェブサイトから行えます。http://www.keysight.co.jp/find/5Gsummit-10
*位相コヒーレント:位相が揃った(同期がとれた)波形のこと。波は干渉する性質があるため、波同士が重なる場合に、打ち消しあったり強めあったりする。マルチチャネル測定/解析では、計測器から出力する波形が測定基準となるため、「位相が揃った波形(位相コヒーレントな波形)」を出力し、解析できることが重要である。
