東京、2015年7月28日発 –キーサイト・テクノロジー合同会社（職務執行者社長：梅島 正明、本社：東京都八王子市高倉町9番1号）は、赤外線サーモグラフィのラインナップに、高温まで対応可能な2機種を追加することを発表します。赤外線サーモグラフィの新機種U5856AおよびU5857Aでは、それぞれ650℃あるいは1200℃までの測定が可能です。この新しい2機種により、広温度範囲の測定が可能となり、石油化学、製鋼プロセス、電気機械、建物診断やエレクトロニクス分野などさまざまなアプリケーションでご利用いただけます。

近年メンテナンス市場では、予防メンテナンスへの注力がされており、U5850シリーズ TrueIR赤外線サーモグラフィではシステムをシャットダウンすることなく、効率的かつ安全に異常を検知することが可能です。キーサイトのU5850シリーズは、160×120ピクセルのディテクタ素子でありながら、ファインレゾリューション機能により4倍の320×240ピクセル相当の解像度をカメラ本体上で実現しています。さらに、マニュアルフォーカス機能により、対象物に10cmまで接近し、細部までより鮮明に表示でき、素早く異常箇所を検出します。

U5850シリーズは、詳細に温度変化を解析し確認するために、温度変化を時系列にモニターするイメージロギング機能、およびそのイメージ上の任意マーカー部を時系列にグラフ化するトレンドチャート表示が可能です。わずか0.07 ℃の温度感度により、温度変化を正確に捉え、保存、解析することが可能です。さらに、TrueIR解析・レポート作成PCソフトウェアをお使いいただければ、詳細な分析やレポート作成を簡単に行うことができます。このソフトウェアは、以下のウェブサイトから無料でダウンロードできます。http://www.keysight.co.jp/find/TrueIR_ART

当社の汎用計測事業部担当のバイスプレジデントであるEe Huei Sinは次のように語っています。「より使い勝手が向上した赤外線サーモグラフィが、ラインナップを拡充したことで、お客様に最大限の信頼を持っていただくことができます。私たちの目指すゴールは、使いやすさと、必要不可欠で革新的な機能を兼ね備えた信頼できるツールを提供し続けることです。」

2015年のECN インパクト・アワードを受賞したU5855Aは、軽量でエルゴノミクス設計を採用し、長時間にわたる仕様や片手での使用でも、快適に測定ができます。クイックアクセス・ボタンにより、フラッシュライトやレーザーポインター、オートスケールなど、頻繁に使用する機能に簡単にアクセスしたり、設定変更をしたりすることが可能です。また、カスタマイズ可能な使いやすいカラーバレットにより、お客様のアプリケーションに最適な色彩をお使いいただけます。

計測お客様窓口 電話：0120-421-345