■プログラムを作成することなく、簡単に測定シーケンスの作成が可能
■複数の測定を同時表示できるため、測定値の傾向や結果をすばやく理解可能
■わずか数クリックで、データロギング、スクリーンショット、測定器を設定可能

東京、2015年10月21日発 –キーサイト・テクノロジー合同会社（職務執行者社長：梅島 正明、本社：東京都八王子市高倉町9番1号）は測定器制御用ユーティリティ・ソフトウェアBenchVue（ベンチビュー）の最新バージョン3.0を発表します。BenchVueはPCと測定器を接続するだけで、プログラムを作成することなく、複数の測定器から得た測定結果を一度に表示し、データ保存ができる使い勝手のよいソフトウェアとしてご利用いただいています。

最新となるBenchVueバージョン3.0には、単純な測定シーケンスを作成できる新機能テストフロー・アプリが導入されています。このテストフロー・アプリでは、ループ測定やスイープ測定などの測定シーケンスをドラッグ・アンド・ドロップで直感的に設定し、測定シーケンス順にデータ取得し結果を表示できます。今回の最新バージョンで、新たにネットワーク・アナライザ・アプリが加わり、BenchVueが対応可能な測定器の総数は300を超えました。BenchVue 3.0では、個々のアプリケーションを独立して更新したり、ダウンロードが可能です。これにより、ダウンロードのファイルサイズが小さくなり素早く行えるほか、必要なアプリケーションソフトのみ最新にアップデートすることができます。

当社のシニア・ソフトウェア・マネージャーであるRod Unverrichは次のように語っています。「BenchVueは、当社のベンチ測定器をご利用いただくお客様から強い支持を得ています。今回のリリースでは、カスタムテスト作成機能とシーケンス設定機能を追加し、よりお客様に使いやすいソフトウェアへと進化しています。さらにBenchVueは、個別のアプリケーションも含めたソフトウェアの柔軟性をさらに高め、今後のソリューションにも対応してまいります。」

BenchVueは、PCへの接続から解析までの測定器の操作のあり方を大きく変えるソフトウェアです。 測定器をLAN、GPIB、USB経由でPCに接続するだけで、BenchVueを使用できるように自動構成されます。 プログラミングや個別の測定器ドライバーが不要なため、テスト時間を大幅に短縮できます。 わずか数回のクリックでデータを表示しエクスポートできるため、目前の測定作業に集中することができます。

BenchVueの主な特長は、以下のとおりです。
・デジタルマルチメータ、オシロスコープ、データ収集/データロガー・スイッチユニット、スペクトラム／ネットワーク・アナライザ、電源、パワーセンサのデータロギングが可能
・プラグアンドプレイ機能を装備。BenchVueがサポートしている測定器であれば、特別な設定なしに使用可能
・モバイル機器からモニターし、どこからでも制御可能
・1回のクリックで画面キャプチャー可能。注釈付きで、本格的なレポートを簡単に作成