Advanced Design System(ADS)用の強力なシグナル/パワー・インテグリティ・ソリューションを発表
2016/01/29
キーサイト・テクノロジー株式会社
~シグナルインテグリティとパワーインテグリティを密接に連携させた解析を実現~
■シグナルインテグリティおよびパワーインテグリティ設計フローにおいて画期的な電磁界(EM)解析テクノロジーを採用
■SIProは、複雑に高密度化された高速信号伝送プリント基板の特性を高速、高精度に評価できる解析環境
■PIProは、3つの新しいパワーインテグリティ専用シミュレーションエンジンを提供
東京、2016年1月28日発 – キーサイト・テクノロジー合同会社(職務執行者社長:チエ ジュン、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、シグナルインテグリティ(SI)およびパワーインテグリティ(PI)に取り組むエンジニアに向け、高速信号伝送プリント基板(PCB)の設計品質を向上させる、2つの電磁界(EM)解析ソフトウェアソリューションの販売開始を発表します。 これらのソリューション(SIProとPIPro)は、キーサイトのEEsof EDAのAdvanced Design System (ADS)ソフトウェアの最新リリースでご利用いただけます。
SIProには革新的な新しいコンポジットEMテクノロジーが使用されており、高密度化された最先端のPCBデザインに必要な解析速度と解析規模に対応するだけでなく、高い周波帯域まで精度の良い解析が可能です。 SIProは20 GHzを超える周波帯域まで有限要素法(FEM)シミュレーションと同等の結果を、短時間かつ少ないメモリで解析できます。
PIProには、DC IRドロップ、電源供給ネットワーク(PDN)のインピーダンス、および電源プレーン共振の3つのPI専用シミュレーションエンジンが含まれます。 DC IRドロップ解析により、PDN内の各ビア、ピン、シンク、電圧レギュレーターモジュールのDC電圧/電流テーブルが得られるため、SI/PIエンジニアは、電流をシンクするICのピンにおけるDC電圧を予測できるようになります。 また、電源/グランドプレーンの電圧、電流密度、消費電力を表示することで、デザインの問題点を簡単に特定することができます。 PDNインピーダンス解析では、デカップリングキャパシタを接続し、PDNの周波数特性を計算します。 電源プレーン共振解析は、レイアウトの自己共振周波数を特定し、電界と磁界の表示により共振の発生源を解明しやすくなります。
SIProとPIProの新しい解析環境には3次元ビューワーが装備されており、設計者は、電磁界解析前に解析対象のネットの確認が、解析後にはフィールドデータを3次元で表示することができます。 解析設定は、ネット・ドリブンで実施でき、設計者が解析したいネットを選択するだけです。 シミュレーション前にレイアウトを手動で編集したり、操作する作業は不要です。 設計者は簡単な手順でレイアウトから結果を得ることが可能です。
当社EEsof EDAのバイスプレジデントであるTodd Cutlerは、次のように語っています。「設計エンジニアは、私たちが日々使用するネットワークインフラとデバイスでマルチギガビットのデータレートを実現するため、設計時に困難な課題を克服しなければなりません。 これらのデバイスやシステムが問題なく動作するためには、舞台裏では信じられないほど大量のシミュレーションと解析が行われ信頼できる設計を実現しています。 今回のADSリリースにより、シグナルインテグリティとパワーインテグリティの設計におけるシミュレーション精度、速度、効率の水準が上がるため、エンジニアは設計の難しい課題にも速やかに対処できるようになります。」
SIPro、PIProを利用した新しい設計フローでは、プリント基板の電磁界解析データをADSのチャネル、DDRバス、トランジェント・シミュレーションで簡単に利用できる様に、回路図が自動的に生成されます。 設計者は、これらのシミュレーションエンジンを使用してSI解析(BER等高線測定など)を実行し、規格に準拠したコンプライアンス・テスト・ベンチを使ってデザインを検証できます。 ADS 2016には新機能として、4値パルス振幅変調(PAM-4)信号の解析機能も搭載されています。これにより、システム設計者がADS チャネルシミュレータでPAM-4 IBIS-AMIモデルを使用できるようになり、キーサイトのIBIS-AMI シミュレーションがさらに強力なものとなります。
■シグナルインテグリティおよびパワーインテグリティ設計フローにおいて画期的な電磁界(EM)解析テクノロジーを採用
■SIProは、複雑に高密度化された高速信号伝送プリント基板の特性を高速、高精度に評価できる解析環境
■PIProは、3つの新しいパワーインテグリティ専用シミュレーションエンジンを提供
東京、2016年1月28日発 – キーサイト・テクノロジー合同会社(職務執行者社長:チエ ジュン、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、シグナルインテグリティ(SI)およびパワーインテグリティ(PI)に取り組むエンジニアに向け、高速信号伝送プリント基板(PCB)の設計品質を向上させる、2つの電磁界(EM)解析ソフトウェアソリューションの販売開始を発表します。 これらのソリューション(SIProとPIPro)は、キーサイトのEEsof EDAのAdvanced Design System (ADS)ソフトウェアの最新リリースでご利用いただけます。
SIProには革新的な新しいコンポジットEMテクノロジーが使用されており、高密度化された最先端のPCBデザインに必要な解析速度と解析規模に対応するだけでなく、高い周波帯域まで精度の良い解析が可能です。 SIProは20 GHzを超える周波帯域まで有限要素法(FEM)シミュレーションと同等の結果を、短時間かつ少ないメモリで解析できます。
PIProには、DC IRドロップ、電源供給ネットワーク(PDN)のインピーダンス、および電源プレーン共振の3つのPI専用シミュレーションエンジンが含まれます。 DC IRドロップ解析により、PDN内の各ビア、ピン、シンク、電圧レギュレーターモジュールのDC電圧/電流テーブルが得られるため、SI/PIエンジニアは、電流をシンクするICのピンにおけるDC電圧を予測できるようになります。 また、電源/グランドプレーンの電圧、電流密度、消費電力を表示することで、デザインの問題点を簡単に特定することができます。 PDNインピーダンス解析では、デカップリングキャパシタを接続し、PDNの周波数特性を計算します。 電源プレーン共振解析は、レイアウトの自己共振周波数を特定し、電界と磁界の表示により共振の発生源を解明しやすくなります。
SIProとPIProの新しい解析環境には3次元ビューワーが装備されており、設計者は、電磁界解析前に解析対象のネットの確認が、解析後にはフィールドデータを3次元で表示することができます。 解析設定は、ネット・ドリブンで実施でき、設計者が解析したいネットを選択するだけです。 シミュレーション前にレイアウトを手動で編集したり、操作する作業は不要です。 設計者は簡単な手順でレイアウトから結果を得ることが可能です。
当社EEsof EDAのバイスプレジデントであるTodd Cutlerは、次のように語っています。「設計エンジニアは、私たちが日々使用するネットワークインフラとデバイスでマルチギガビットのデータレートを実現するため、設計時に困難な課題を克服しなければなりません。 これらのデバイスやシステムが問題なく動作するためには、舞台裏では信じられないほど大量のシミュレーションと解析が行われ信頼できる設計を実現しています。 今回のADSリリースにより、シグナルインテグリティとパワーインテグリティの設計におけるシミュレーション精度、速度、効率の水準が上がるため、エンジニアは設計の難しい課題にも速やかに対処できるようになります。」
SIPro、PIProを利用した新しい設計フローでは、プリント基板の電磁界解析データをADSのチャネル、DDRバス、トランジェント・シミュレーションで簡単に利用できる様に、回路図が自動的に生成されます。 設計者は、これらのシミュレーションエンジンを使用してSI解析(BER等高線測定など)を実行し、規格に準拠したコンプライアンス・テスト・ベンチを使ってデザインを検証できます。 ADS 2016には新機能として、4値パルス振幅変調(PAM-4)信号の解析機能も搭載されています。これにより、システム設計者がADS チャネルシミュレータでPAM-4 IBIS-AMIモデルを使用できるようになり、キーサイトのIBIS-AMI シミュレーションがさらに強力なものとなります。
