～5Gリファレンスライブラリが、規格化前の新しい技術や方式を用いた送受信システム設計／性能評価に対応～

■第5世代移動体通信システム（5G）の新しい技術コンセプトの検証をサポート
■統合されたクロスドメイン、モデルベースのシミュレーション手法を実現

東京、2016年2月3日発 – キーサイト・テクノロジー合同会社（職務執行者社長：チエ ジュン、本社：東京都八王子市高倉町9番1号）は、 EEsof EDA W1906EP 5Gベースバンド検証ライブラリのビームフォーミング／チャネルモデリング機能を発表します。 この高度なソフトウェアライブラリには、5G技術研究用の信頼できるアルゴリズムリファレンスとなる信号処理IP(Intellectual Property)が含まれるため、システム開発者やベースバンド物理層(PHY)の設計者の生産性が大幅に向上します。

当社の5Gベースバンド検証ライブラリは、デジタル、RF、ハイブリッドビームフォーミングや先進的な高次MIMO信号処理を含むさまざまなマルチアンテナ・システム・アーキテクチャーに対応しています。 このライブラリは信号処理機能ブロック、サブシステム、基準となるマルチアンテナシステムのモデリング例、およびインフラコンポーネントで構成されているので、システム設計者は現実的な技術研究を行うことができ、設計した5G通信システムのデザインコンセプトを簡単に別のデザインへ移行できます。

この5Gベースバンド検証ライブラリは、モデルベースのシミュレーション手法の実現の為に不可欠です。 例えば、設計者は、修正を施した3GPPチャネルモデルとミリ波のカスタム・チャネル・モデルを組み合わせて利用することで、現実に近いチャネル環境を用いてシステム性能を評価でき、新たな5G規格に対して現実的な提案をすることができます。

当社のEEsof EDA部門マーケティングマネージャーであるCharles Plottは次のように語っています。「当社の5Gライブラリは、信頼性の高いアルゴリズムを提供し、確実な研究の洞察を可能にする、業界で最も高度なアーキテクチャーを備えた画期的なライブラリです。 5Gの研究者は、新しい技術コンセプトを徹底的に検証でき、ベースバンド/RF性能のマージンを定量化し、新しい5Gの研究開発を進化させていくことができます。」