■新しいVXTとSMUのPXIeモジュール型計測器が、携帯端末向けパワーアンプおよびフロントエンド部品の量産テストアプリケーションでの優れた速度と確度を実現

■新しいGen3 PXIeシャーシ、IOコンポーネント、外部PCオプションが、データ・ストリーミング・システム、マルチチャネルシステム、マルチシャーシシステム市場で業界最高のシステム帯域幅を提供　

■他社製品を含むPXI/AXIeモジュール型計測器のワンストップ校正サービスを提供し、お客様のアフターサポートの利便性をさらに向上


東京、2016年8月18日発 – キーサイト・テクノロジー合同会社（職務執行者社長：チエ ジュン、本社：東京都八王子市高倉町9番1号）は、高性能PXIおよびAXIeモジュール型計測器とリファレンスソリューションのラインナップを拡大することを発表します。 モジュール型計測器とリファレンスソリューションは、テストの高速化、測定精度の向上、計測システムの小型化が可能なため、既に5G、PA/FEM、デジタル・インターコネクト・テストなど、さまざまなアプリケーションで使用されています。 本日発表する新製品は、RF、マイクロ波、デジタル測定の優れた専門知識をPXIおよびAXIeモジュール型計測器として提供する当社のコミットメントを実現しているものです。キーサイトのリファレンスソリューションは、ベンチトップ型計測器、モジュール型計測器、ソフトウェア、またはそれらを組み合わせ、パッケージ化して提供し、5G、EW脅威シミュレーション、デジタル・インターコネクト・テストなど、重要なアプリケーションに対応できる、実証済みのソリューションです。

　M9019A PXIe 18スロットGen3シャーシは、最新のPCIe Gen3ファブリックスイッチを内蔵した最高性能のPXIeシャーシで、市場最高の24 GB/sのシステム帯域幅を提供します。　また、新しいPXIeシステムコンポーネントシリーズは、PCIe Gen3での高速なシステム帯域幅での接続機能が装備されているため、お客様が使用されているより高速な外部PCコントローラーでもご利用いただけます。

4スロットM9421A PXIeベクトルトランシーバー(VXT)とM9111A PXIe高速ソース／メジャメント・ユニット(SMU)は、テストスループットの向上と省スペースを実現する次世代携帯端末用パワーアンプ(PA)/フロントエンド部品(FEM)の製造試験とデザイン検証用に最適なモジュールです。これらのPXIe VXTおよびSMUは、当社のRF PA/FEM特性評価／テスト・リファレンスソリューションに使用されます。

M9421A VXT（周波数レンジ60MHz～6GHz、最大変調／解析帯域幅160MHz）は、主にパワーアンプ製造テストのアプリケーションにおいて、内蔵FPGAによる革新的な高速パワー調整に対応し、製造ラインの更なる高速化に貢献します。また、ベンチトップ型のシグナルアナライザである、Xシリーズと完全に互換性のあるアナログ復調、雑音指数、さまざまな携帯電話／無線接続方式をサポートするソフトウェアを内蔵しています。これによりおり、ベンチトップ型との計測値の互換性やコマンド互換性などを提供でき、お客様に安心してモジュール型計測器を選択肢として検討していただけます。

M9111A SMUは、電圧の変更、安定化、マイクロアンペアの正確な測定をすべて1ms以内に実行できます。 当社の前世代のベンチトップ型 SMUと比較し20倍高速化され、サイズも大幅に小型化され、携帯端末向けデバイス試験の高速化を実現することができます。

新しいデジタル・インターコネクト・テスト・リファレンスソリューションは、世界最速のケーブルテスターです。最大32ポート、最大26.5GHzのフルクロスバーSパラメータ校正を備えたPXI VNAにより構成されています。PLTSソフトウェアにより、様々なデジタルインターフェースの規格試験に対応するほか、製造においてもあらゆるドメイン解析を実行できます。