全世界のセルラーバンドに対応した車載用通信機器向けマルチバンドアンテナを開発
2017/08/11
三菱マテリアル株式会社 高機能製品カンパニー 電子材料事業部 営業部
三菱マテリアル株式会社 電子材料事業カンパニーは、長年培ってきたセラミックス技術とアンテナ設計のノウハウを駆使することにより、全世界のセルラーバンドに対応した車載用通信機器向けマルチバンドアンテナを開発し、10月よりサンプル提供を開始しますので、お知らせいたします。
近年、テレマティクス・ボックス等の車載用通信機器をインターネットへダイレクトに接続することで、「コネクテッドカー」「ITS(高度道路交通システム)」といった様々な新しい製品・サービスを提供する技術が注目されています。こうした車載用通信機器には、各国のセルラーバンドに対応したユニットアンテナが取り付けられており、テレコミュニケーションECU(電子制御ユニット)の一部として機能しています。今後もeCall(車両緊急通報システム)や自動運転技術といった新しいサービスに必要な地図や路面などの詳細情報をクラウドからリアルタイムにデータ収集する手段として、ますますニーズは高まっていくと予想されます。
テレマティクス・ボックス等の車載用通信機器には、高速なデータ通信が要求されることや、セルラーバンドが国・地域、携帯電話キャリアで異なるなどの高い技術的ハードルがあることから、これまでは地域毎のセルラーバンドに応じたユニットアンテナが必要とされていました。当社は、セラミックスチップアンテナで培った設計技術と実績をもとにこの壁を打ち破り、このたび全世界のセルラーバンドに対応した車載用通信機器向けユニットアンテナである「マルチバンドアンテナ」の開発に成功したものです。今後マルチバンドアンテナは、車載用通信機器の世界レベルでの共通化に寄与していくものと期待されます。
なお、本マルチバンドアンテナは、使用温度範囲を車載標準規格のAEC-Q200グレード2(温度範囲:-40~105℃)に準拠するとともに、699~3950MHzの周波数帯をカバーしております。
また当社では、このたび開発したマルチバンドアンテナを含む当社製品を有効にご利用いただくことを目的に、お客様のニーズにあったアンテナ設計を支援するとともに、保有する専門設備を利用して、お客様の製品の構造や部品レイアウト、設置環境等の条件を以下の手法で評価・解析することにより、最適な無線通信環境をご提案してまいります。
近年、テレマティクス・ボックス等の車載用通信機器をインターネットへダイレクトに接続することで、「コネクテッドカー」「ITS(高度道路交通システム)」といった様々な新しい製品・サービスを提供する技術が注目されています。こうした車載用通信機器には、各国のセルラーバンドに対応したユニットアンテナが取り付けられており、テレコミュニケーションECU(電子制御ユニット)の一部として機能しています。今後もeCall(車両緊急通報システム)や自動運転技術といった新しいサービスに必要な地図や路面などの詳細情報をクラウドからリアルタイムにデータ収集する手段として、ますますニーズは高まっていくと予想されます。
テレマティクス・ボックス等の車載用通信機器には、高速なデータ通信が要求されることや、セルラーバンドが国・地域、携帯電話キャリアで異なるなどの高い技術的ハードルがあることから、これまでは地域毎のセルラーバンドに応じたユニットアンテナが必要とされていました。当社は、セラミックスチップアンテナで培った設計技術と実績をもとにこの壁を打ち破り、このたび全世界のセルラーバンドに対応した車載用通信機器向けユニットアンテナである「マルチバンドアンテナ」の開発に成功したものです。今後マルチバンドアンテナは、車載用通信機器の世界レベルでの共通化に寄与していくものと期待されます。
なお、本マルチバンドアンテナは、使用温度範囲を車載標準規格のAEC-Q200グレード2(温度範囲:-40~105℃)に準拠するとともに、699~3950MHzの周波数帯をカバーしております。
また当社では、このたび開発したマルチバンドアンテナを含む当社製品を有効にご利用いただくことを目的に、お客様のニーズにあったアンテナ設計を支援するとともに、保有する専門設備を利用して、お客様の製品の構造や部品レイアウト、設置環境等の条件を以下の手法で評価・解析することにより、最適な無線通信環境をご提案してまいります。
