配電盤用サージ防護デバイス「ライトル」シリーズの新製品を開発、量産開始
2017/08/11
三菱マテリアル株式会社 高機能製品カンパニー 電子材料事業部 営業部
三菱マテリアル株式会社 電子材料事業カンパニーは、30年以上の実績を持つ配電盤用サージ防護デバイス「ライトル」シリーズの新製品(以下「新型ライトル」)を開発し、量産を開始しましたので、お知らせいたします。
地球温暖化の影響などから落雷の頻度は増加傾向にあり、雷に由来する異常電圧による建物内の電子機器や工場設備の被害も増加しております。これに伴いサージ防護デバイスの利用も拡大しております。雷によるこれら被害の多くは直撃雷ではなく、誘導雷によるものですが、これまでのサージ防護デバイスは、継続して異常な電圧がかかることによって、ケースごと本体が焼損するという事故が散見されていました。
このたび当社は、電源線間、あるいは電源線~アース間に侵入する誘導雷サージから、配電盤に接続された各種電子機器や製造設備を守るサージ防護デバイス「ライトル」を30年以上に亘って製造してきた技術を生かし、「新型ライトル」を開発しました。「新型ライトル」は、配電盤によく使用されるDINレールに取り付ける形状であるこれまでのサージ防護デバイスと異なり、設置条件に制約が極めて少なく、配電盤内に自由に設置できる特長をもつ新製品です。
さらに、以下の特長と効果を1台で網羅しております。
【特長】
・外装に金属ケースを使用し、内部過熱による発火事故のリスクを大幅に低減する基本構造。
・放電管とバリスタの直列回路を電源ライン間にも使用した安全設計。
・最大放電電流Imaxが20kA(8/20μsの誘導雷波形の場合)と、当社従来品に比べて4倍のサージ電流に対応可能。
・当社従来対応の配電方式である単相3線用(最大AC150Vまで)、3相3線用(最大AC275Vまで)に加え、3相4線用(最大AC510Vまで)もラインナップ。
【効果】
・当社従来品同様、独自設計によって内部素子の劣化が抑制されており、長寿命。
・送電網から侵入する誘導雷だけでなく、アース電位上昇による逆流雷にも有効。
・震災等による停電後の電力復帰時における通電火災防止に有効。
「新型ライトル」は今後、工場配電盤などの従来用途に加えて、データセンター、集合住宅、病院などの大規模建造物の受電盤などの用途への採用が期待されています。
当社は、ビジョンの中で「ユニークな技術により、人と地球と社会のために新たなマテリアルを創造し、循環型社会に貢献するリーディングカンパニー」となることを掲げております。今後も市場ニーズを先取りしたユニークで高付加価値な製品を開発してお客様に提供してまいります。
地球温暖化の影響などから落雷の頻度は増加傾向にあり、雷に由来する異常電圧による建物内の電子機器や工場設備の被害も増加しております。これに伴いサージ防護デバイスの利用も拡大しております。雷によるこれら被害の多くは直撃雷ではなく、誘導雷によるものですが、これまでのサージ防護デバイスは、継続して異常な電圧がかかることによって、ケースごと本体が焼損するという事故が散見されていました。
このたび当社は、電源線間、あるいは電源線~アース間に侵入する誘導雷サージから、配電盤に接続された各種電子機器や製造設備を守るサージ防護デバイス「ライトル」を30年以上に亘って製造してきた技術を生かし、「新型ライトル」を開発しました。「新型ライトル」は、配電盤によく使用されるDINレールに取り付ける形状であるこれまでのサージ防護デバイスと異なり、設置条件に制約が極めて少なく、配電盤内に自由に設置できる特長をもつ新製品です。
さらに、以下の特長と効果を1台で網羅しております。
【特長】
・外装に金属ケースを使用し、内部過熱による発火事故のリスクを大幅に低減する基本構造。
・放電管とバリスタの直列回路を電源ライン間にも使用した安全設計。
・最大放電電流Imaxが20kA(8/20μsの誘導雷波形の場合)と、当社従来品に比べて4倍のサージ電流に対応可能。
・当社従来対応の配電方式である単相3線用(最大AC150Vまで)、3相3線用(最大AC275Vまで)に加え、3相4線用(最大AC510Vまで)もラインナップ。
【効果】
・当社従来品同様、独自設計によって内部素子の劣化が抑制されており、長寿命。
・送電網から侵入する誘導雷だけでなく、アース電位上昇による逆流雷にも有効。
・震災等による停電後の電力復帰時における通電火災防止に有効。
「新型ライトル」は今後、工場配電盤などの従来用途に加えて、データセンター、集合住宅、病院などの大規模建造物の受電盤などの用途への採用が期待されています。
当社は、ビジョンの中で「ユニークな技術により、人と地球と社会のために新たなマテリアルを創造し、循環型社会に貢献するリーディングカンパニー」となることを掲げております。今後も市場ニーズを先取りしたユニークで高付加価値な製品を開発してお客様に提供してまいります。
