超小型ヒステリシス機能付き温度スイッチIC
2011/07/22
エイブリック(株)
〜1.6×1.8mmの超小型SNTパッケージを採用〜
業界最小レベルのヒステリシス機能付き温度スイッチIC「S-5841シリーズ」の発売について
セイコーインスツル株式会社(略称:SII)は、携帯機器に最適な超小型SNTパッケージを採用し、ヒステリシス機能付きのCMOS温度スイッチIC としては業界最小レベルの「S-5841シリーズ」の販売を開始します。
「S-5841シリーズ」は、±2.5℃の温度精度をもつ半導体温度センサを内蔵した温度検出を行う温度スイッチICです。温度スイッチICとは、設定された検出温度に達すると出力を反転するICです。また、ヒステリシス機能とは、検出温度よりも温度が下がった場合でも前述の反転した出力を保持し、設定した解除温度まで下がってから出力を復帰する機能です。この機能により、検出温度付近で不安定な温度変動があった場合でも機器を安定して使用することができます。
例えば、70℃検出、CMOS出力、Active”H”品において、ヒステリシス温度(検出温度と解除温度の差)を10℃に設定した場合、70℃の検出温度に達すると出力電圧が電源電圧と同じVDD電圧となり、温度が解除温度60℃まで下がると出力が反転しVSS電圧になります。
ゲーム機や携帯電話機を始めとする小型携帯機器の高機能化によって、システムの過熱が問題視されており、保護機能や温度補正のために温度センサが使われています。その中でも温度監視のために温度制御を簡単にできる温度スイッチICの用途が広がってきています。特にヒステリシス機能を付けることによって各種の幅広い用途に使用できます。また、部品の小型化、薄型の要求もますます強まっております。
SIIでは、従来からアナログ出力の温度センサICやラッチ機能付きの温度スイッチICをラインナップ化してまいりました。これらの温度センサ技術をもとに、さらに多くの顧客ニーズに対応できるように、超小型SNTパッケージを採用し、ヒステリシス機能をつけた温度スイッチICを開発いたしました。
携帯機器のさらなる要求に対応するため、これからもセンサ分野でさまざまな顧客ニーズにお応えできる製品ラインアップを強化してまいります。
【主な特長】
1.超小型パッケージ:SNT-6A、SOT-23-5
従来製品の8ピンMSOPパッケージ(実装面積:約3×4mm)に比べて、SNT-6A(実装面積:1.6×1.8mm)では4分の1、またSOT-23-5(実装面積:約2.8×2.9mm)では約3分の2となっております。そのため小型携帯機器に最適です。
2. ヒステリシス温度を0℃、2℃、4℃、10℃に切換え可能
本製品では検出温度と解除温度の差であるヒステリシス温度として4種類の範囲を提供しております。そのため、各種アプリケーションにあった対応をとることが可能となります。
3. 低電圧動作 :VDD (min.) = 2.2 V
2.2Vの低電圧から動作しますので、電池使用の携帯機器にもご使用できます。
4.低消費電流 :10μA Typ.(Ta = 25℃)
CMOS ICの特長である低消費電流(10μA)のため、電池寿命に貢献します。
5. 検出温度 : 55〜95℃、1℃ステップ、検出精度±2.5℃
1℃ステップでご用意できますので、様々な用途に使用できます。
6. 用途に合わせて出力形態を選択
接続先により、出力形態をNch Open drain出力またはCMOS出力に選択ができ、温度検出時の論理の選択も可能になっております。
【用途例】
・各種電子機器
・ファン制御
・空調システム
セイコーインスツル株式会社
ネットワークコンポーネント・ビジネス 半導体営業総括部
TEL:043−211−1193
http://www.sii-ic.com
業界最小レベルのヒステリシス機能付き温度スイッチIC「S-5841シリーズ」の発売について
セイコーインスツル株式会社(略称:SII)は、携帯機器に最適な超小型SNTパッケージを採用し、ヒステリシス機能付きのCMOS温度スイッチIC としては業界最小レベルの「S-5841シリーズ」の販売を開始します。
「S-5841シリーズ」は、±2.5℃の温度精度をもつ半導体温度センサを内蔵した温度検出を行う温度スイッチICです。温度スイッチICとは、設定された検出温度に達すると出力を反転するICです。また、ヒステリシス機能とは、検出温度よりも温度が下がった場合でも前述の反転した出力を保持し、設定した解除温度まで下がってから出力を復帰する機能です。この機能により、検出温度付近で不安定な温度変動があった場合でも機器を安定して使用することができます。
例えば、70℃検出、CMOS出力、Active”H”品において、ヒステリシス温度(検出温度と解除温度の差)を10℃に設定した場合、70℃の検出温度に達すると出力電圧が電源電圧と同じVDD電圧となり、温度が解除温度60℃まで下がると出力が反転しVSS電圧になります。
ゲーム機や携帯電話機を始めとする小型携帯機器の高機能化によって、システムの過熱が問題視されており、保護機能や温度補正のために温度センサが使われています。その中でも温度監視のために温度制御を簡単にできる温度スイッチICの用途が広がってきています。特にヒステリシス機能を付けることによって各種の幅広い用途に使用できます。また、部品の小型化、薄型の要求もますます強まっております。
SIIでは、従来からアナログ出力の温度センサICやラッチ機能付きの温度スイッチICをラインナップ化してまいりました。これらの温度センサ技術をもとに、さらに多くの顧客ニーズに対応できるように、超小型SNTパッケージを採用し、ヒステリシス機能をつけた温度スイッチICを開発いたしました。
携帯機器のさらなる要求に対応するため、これからもセンサ分野でさまざまな顧客ニーズにお応えできる製品ラインアップを強化してまいります。
【主な特長】
1.超小型パッケージ:SNT-6A、SOT-23-5
従来製品の8ピンMSOPパッケージ(実装面積:約3×4mm)に比べて、SNT-6A(実装面積:1.6×1.8mm)では4分の1、またSOT-23-5(実装面積:約2.8×2.9mm)では約3分の2となっております。そのため小型携帯機器に最適です。
2. ヒステリシス温度を0℃、2℃、4℃、10℃に切換え可能
本製品では検出温度と解除温度の差であるヒステリシス温度として4種類の範囲を提供しております。そのため、各種アプリケーションにあった対応をとることが可能となります。
3. 低電圧動作 :VDD (min.) = 2.2 V
2.2Vの低電圧から動作しますので、電池使用の携帯機器にもご使用できます。
4.低消費電流 :10μA Typ.(Ta = 25℃)
CMOS ICの特長である低消費電流(10μA)のため、電池寿命に貢献します。
5. 検出温度 : 55〜95℃、1℃ステップ、検出精度±2.5℃
1℃ステップでご用意できますので、様々な用途に使用できます。
6. 用途に合わせて出力形態を選択
接続先により、出力形態をNch Open drain出力またはCMOS出力に選択ができ、温度検出時の論理の選択も可能になっております。
【用途例】
・各種電子機器
・ファン制御
・空調システム
セイコーインスツル株式会社
ネットワークコンポーネント・ビジネス 半導体営業総括部
TEL:043−211−1193
http://www.sii-ic.com
