電気を使わない新しい太陽光照明システム

「Solatube(ソーラチューブ) Daylighting Systems」 の販売を開始

ウシオライティング株式会社(東京都中央区/代表取締役社長山中茂樹)は、これまで販売していました太陽光照明システム「スカイライトチューブ」、「スカイマスター」という製品ラインアップに、新しく「Solatube(ソーラチューブ) Daylighting Systems」を追加して販売を開始しました｡

太陽光照明システムは、株式会社井之商が市場展開しているもので、2009年3月からは、照度安定化、夜間における補助光源の開発や、商業施設、工場、倉庫などに向けての販売展開を、ウシオライティングと協力して進めています｡


「Solatube Daylighting Systems」は、無限に降り注ぐ自然光(太陽光)を屋根面より採光、屋内に取り込むことで、照明用として有効利用するものです｡電気を使うことなく屋内を明るくする「新たな照明システム」として、省エネ、環境負荷低減、電気代節約などに貢献します｡また、太陽光照明がクリアしなければならない大きな3 つの課題である「熱」、「ギラギラ感」、「照明コントロール」をさらに改善した、画期的な製品でもあります｡

原理的には、屋根面に設置した「ドーム」が朝日から夕日にいたる太陽光を効率よく採光、集光し、屋根裏などに設置した「チューブ」の中で光を反射させ、「散光カバー」が屋内に柔らかい自然光を提供するというシンプルなものです｡

新しくなった「Solatube Daylighting Systems」には、

−小型施設用 Brighten Up(ブライトンアップ)シリーズ 160DS、290DS
−大型施設用 SolaMaster(ソーラマスター)シリーズ 330DS、750DS

の2タイプ 4製品があります｡

Brighten Upシリーズは、新たに採用したRaybenderR 3000 Technology(レイベンダー3000テクノロジー)により、初期製品と比較して約2倍という、EDCSの飛躍的な向上を実現した、ハイパフォーマンス･システムです｡

SolaMaster シリーズは、オフィス、学校、倉庫、ショッピングセンター、体育館、ケアセンター、医療施設といった、大光量の自然光を必要とする広大なスペース向けに用意しました｡用途に応じて自然光と施設の調和を図ることのできる、330DS、750DSという2つのバリエーションがあります｡330DSは、昼間の強い太陽光を最大限に取りこむことができるハイパフォーマンス･システムで、750DSは、長時間、より安定した光量を確保し、視覚的な快適性を高める設計になっています｡

「Solatube Daylighting Systems」は、省コストと、エネルギー効率の高い製品と業務をつうじての環境保護を支援する、米国環境保護庁(EPA)と米国エネルギー省とのジョイントプログラムである「Energy Star」の基準を満たす、唯一の太陽光照明システムです｡