LoRa無線方式遠隔監視・制御装置「WD100 シリーズ」新登場
株式会社アイエスエイ(略称:ISA、東京都新宿区新宿、代表取締役 三反﨑 好弘)は、今まで培った独自のネットワーク監視技術と電源管理制御技術を元に、IoTを推し進める有力な通信技術LoRaを利用した無線方式による環境情報の収集や機器の制御を遠隔から行えるWD100シリーズ「ももことあやか」を、6月1日から発売します。
なお、事前通信実験では、見通し距離42kmでの安定通信を確認しています。
「ももことあやか」WD100シリーズは、計測・制御ユニットとデータ収集通信制御サーバでシステムを構成されます。
計測・制御ユニットは、収集したいデータや制御内容に合わせて各種用意しています。利用環境は屋内・野外を問わず設置できるように防水仕様(IP67)です。また、長期のメンテナンスフリーを実現するため、計測ユニットには塩化チオニルリチウム電池を採用し、10年に及ぶ長期間使用を可能にしています。同時に、動作保証温度範囲も-20℃から75℃を達成しています。データ収集通信制御サーバは、最大32台の計測・制御ユニットの通信管理、データ収集を行い、監視と管理を行います。またPoE給電のLAN接続やLTE携帯電話網への通信も担当でき、収集したデータは簡単にネットワークに接続し、既存の上位システムとの連携が図れます。また、異常値監視も設定でき、取得データの異常判断ばかりでなく、通信異常、バッテリ寿命等の通知も行えます。
また、システム構築が簡単に行えるため、既存のシステムやクラウドサービスに短時間で本システムを統合することが可能です。
本機の利用は、次の様なシーンでの活用を想定しています。
工場:
・各種工程に設置された装置の状態を把握し、稼働状況を解析・管理する
・電動モータの震動を監視し、予防保全に利用する
・広範囲な領域の温湿度監視を行い、製品品質の安定管理を行う
倉庫:
・食品のHACCP 管理のため、温湿度監視と管理を行いたい
施設:
・温湿度、照度管理を行い、空調機や照明制御を行いたい
農業:
・ハウス内外の温湿度、CO2、地中水分等の計測と空調機等の制御を連動したい
