磁気センサ 多様なデジタル出力を実現、冗長性を持つ3D HAL® テクノロジー
2018/06/08
TDKミクロナス(株)
・PWM出力ならびにSENT SAEJ2716 rev.4プロトコルを備えた新しいデュアル・ダイ・ホールセンサHAR 379xをラインアップに追加
・高い安全性を要求される自動車/産業機器向けに優れた角度計測と冗長性を小型SOIC8パッケージで実現
・6月26日~28日、ドイツ・ニュルンベルクで開催される「Sensor+Test」展(ホール1:小間番号204)にてHAR 379xを紹介
TDK株式会社(社長:石黒 成直)は、本日、子会社で磁気センサならびに組み込みモータ・コントローラ・メーカーであるTDK-Micronas(以下、TDKミクロナス)の製品ポートフォリオに、新たにHAR 379x加わったことを発表します。HAR 379xはISO 26262規格に対応していて、高い安全性を要求される自動車/産業機器向けの多次元磁束密度計測が可能です。また、PWM出力と最新SAEJ2716(rev.4)に基づくSENTプロトコルのデジタル出力をサポートしています。HAR 379xは、HAC 37xy製品ファミリの一つで、TDKミクロナス独自の3D HAL®テクノロジーを使用し、直線動作や位置はもちろん、0°~360°(軸端ならびに軸側面でのセットアップ)の角度検出のための、デュアル・ダイSMDパッケージ版になります。サンプル出荷は2018年6月、量産開始は2019年第一四半期を予定しています。
TDKは、6月26日~28日、ドイツ・ニュルンベルクで開催される「Sensor+Test」展(ホール1:小間番号204)にてHAR 379xを紹介します。
幅広い特性のプログラミングと高精度により、HAR 379xは角度情報と組み合わせて磁界振幅情報も計測するため、ギア・セレクタでは完璧なシステム・ソリューションとなります。どちらのパラメータもSENTインターフェースの高速チャネルで出力されます。直線動作を計測する必要のあるデュアル・クラッチ・トランスミッションの、クラッチ・ペダル位置検出、エンジン・ストローク・センサ、トランスミッション位置検出、シリンダ&バルブ位置センシング向けに最適なセンサと言えます。
HAR 379xにはそれぞれ独立して動作する2つのデュアル・ダイが入っています。上下に重ねられながらも機械的に個別に配置され、電気的には絶縁されています。先進組み立て技術により、両方のホール素子は近接しているので、実際の測定ではほとんど同じ磁界を計測するため、双方の出力は同期した信号を出力します。ワン・パッケージによる冗長性を持つセンサ・ソリューションは、システムのコストを削減すると同時に、より小さなプリント基板の使用やはんだ付け箇所が減るため、信頼性も向上させます。HAR 379xは、超小型8ピンSOIC8パッケージで提供されます。
従来の平面ホール・テクノロジでは、センサ表面に対して垂直方向の磁界のみ感知していました。3D HAL®の開発により、ミクロナスは、標準CMOSプロセスに垂直ホール素子を実現しました。垂直方向と水平方向の磁界の相対的強度を計測することで精度の高い角度計測を行います。HAR 379xは、冗長性信号を備えたデュアル・ダイ・センサです。ピクセル・セルと呼ばれる、低オフセット機能でX軸、Y軸、Z軸の磁界を検出する2つの縦型素子(BX,BY)と1つの水平素子(BZ)により構成され、電流スピニングによるオフセット補正を各軸に対して行っています。センサ表面に平行する磁界は、縦型ホール素子により計測され、垂直な磁界は水平ホール素子により計測されます。HAR 379xは、温度変化に対しても安定した高精度の位置計測を低価格で実現しながらコスト・ダウンも可能にします。さらに、2つのダイはそれぞれ磁界の計算と信号補正のための信号処理機能、保護機能、PWM、そしてSENT SAEJ2716出力を備えています。
用語集
・3D HAL®テクノロジー:ピクセル・セルを使用して3つの磁界(X軸、Y軸、Z軸)を計測します。
主な用途
・プッシュ機能を備えたロータリー・シフタや後軸ステアリング・システムなどの自動車向け回転角度検出
・クラッチ、ブレーキ・ペダル、トランスミッション・システム、バルブ位置センシングなどの直線位置検出
主要な特長と利点
・±1.2°@30mTの低い角度誤差
・軸端、軸側面による360°角度計測
・縦型素子(BX,BY)と水平素子(BZ)により直接磁界を計測
・SENTインターフェースの高速チャネルを介した角度や磁界振幅情報の伝達
・デジタル出力サポート(PWM&SENT SAE J2716 rev.2016)
・ISO 26262規格に対応した高い安全性を要求される用途向け
・デュアル・ダイによる冗長性
・環境温度-40℃~150℃の広範な動作範囲で自動車向け
・高い安全性を要求される自動車/産業機器向けに優れた角度計測と冗長性を小型SOIC8パッケージで実現
・6月26日~28日、ドイツ・ニュルンベルクで開催される「Sensor+Test」展(ホール1:小間番号204)にてHAR 379xを紹介
TDK株式会社(社長:石黒 成直)は、本日、子会社で磁気センサならびに組み込みモータ・コントローラ・メーカーであるTDK-Micronas(以下、TDKミクロナス)の製品ポートフォリオに、新たにHAR 379x加わったことを発表します。HAR 379xはISO 26262規格に対応していて、高い安全性を要求される自動車/産業機器向けの多次元磁束密度計測が可能です。また、PWM出力と最新SAEJ2716(rev.4)に基づくSENTプロトコルのデジタル出力をサポートしています。HAR 379xは、HAC 37xy製品ファミリの一つで、TDKミクロナス独自の3D HAL®テクノロジーを使用し、直線動作や位置はもちろん、0°~360°(軸端ならびに軸側面でのセットアップ)の角度検出のための、デュアル・ダイSMDパッケージ版になります。サンプル出荷は2018年6月、量産開始は2019年第一四半期を予定しています。
TDKは、6月26日~28日、ドイツ・ニュルンベルクで開催される「Sensor+Test」展(ホール1:小間番号204)にてHAR 379xを紹介します。
幅広い特性のプログラミングと高精度により、HAR 379xは角度情報と組み合わせて磁界振幅情報も計測するため、ギア・セレクタでは完璧なシステム・ソリューションとなります。どちらのパラメータもSENTインターフェースの高速チャネルで出力されます。直線動作を計測する必要のあるデュアル・クラッチ・トランスミッションの、クラッチ・ペダル位置検出、エンジン・ストローク・センサ、トランスミッション位置検出、シリンダ&バルブ位置センシング向けに最適なセンサと言えます。
HAR 379xにはそれぞれ独立して動作する2つのデュアル・ダイが入っています。上下に重ねられながらも機械的に個別に配置され、電気的には絶縁されています。先進組み立て技術により、両方のホール素子は近接しているので、実際の測定ではほとんど同じ磁界を計測するため、双方の出力は同期した信号を出力します。ワン・パッケージによる冗長性を持つセンサ・ソリューションは、システムのコストを削減すると同時に、より小さなプリント基板の使用やはんだ付け箇所が減るため、信頼性も向上させます。HAR 379xは、超小型8ピンSOIC8パッケージで提供されます。
従来の平面ホール・テクノロジでは、センサ表面に対して垂直方向の磁界のみ感知していました。3D HAL®の開発により、ミクロナスは、標準CMOSプロセスに垂直ホール素子を実現しました。垂直方向と水平方向の磁界の相対的強度を計測することで精度の高い角度計測を行います。HAR 379xは、冗長性信号を備えたデュアル・ダイ・センサです。ピクセル・セルと呼ばれる、低オフセット機能でX軸、Y軸、Z軸の磁界を検出する2つの縦型素子(BX,BY)と1つの水平素子(BZ)により構成され、電流スピニングによるオフセット補正を各軸に対して行っています。センサ表面に平行する磁界は、縦型ホール素子により計測され、垂直な磁界は水平ホール素子により計測されます。HAR 379xは、温度変化に対しても安定した高精度の位置計測を低価格で実現しながらコスト・ダウンも可能にします。さらに、2つのダイはそれぞれ磁界の計算と信号補正のための信号処理機能、保護機能、PWM、そしてSENT SAEJ2716出力を備えています。
用語集
・3D HAL®テクノロジー:ピクセル・セルを使用して3つの磁界(X軸、Y軸、Z軸)を計測します。
主な用途
・プッシュ機能を備えたロータリー・シフタや後軸ステアリング・システムなどの自動車向け回転角度検出
・クラッチ、ブレーキ・ペダル、トランスミッション・システム、バルブ位置センシングなどの直線位置検出
主要な特長と利点
・±1.2°@30mTの低い角度誤差
・軸端、軸側面による360°角度計測
・縦型素子(BX,BY)と水平素子(BZ)により直接磁界を計測
・SENTインターフェースの高速チャネルを介した角度や磁界振幅情報の伝達
・デジタル出力サポート(PWM&SENT SAE J2716 rev.2016)
・ISO 26262規格に対応した高い安全性を要求される用途向け
・デュアル・ダイによる冗長性
・環境温度-40℃~150℃の広範な動作範囲で自動車向け
