磁気センサ、外乱磁界補正を備えた3Dホール・ポジション・センサ
2018/11/15
TDKミクロナス(株)
・均一磁場、振幅勾配磁場検出において、アクティブ外乱磁界補正を行う 新しい3Dポジション・ホールセンサ
・高い柔軟性を備えたデバイス・アーキテクチャがSPI、PWM、SENT(SAE J2716 rev. 2016)ならびにPSI5 rev. 2.x デジタル・インターフェースをサポート
・11月13日~16日、ミュンヘン(ドイツ)で開催させる展示会Electronica にてHAL 39xy に関するプレゼンテーション
TDK株式会社(社長:石黒 成直)は、本日、子会社で磁気センサならびに組み込みモータ・コントローラ・メーカーであるTDK-Micronas(以下、TDKミクロナス)の外乱磁界補正と柔軟性の高いアーキテクチャを備えたHAL® 39xyが新たに製品ポートフォリオに加わったことを発表します。HAL® 39xyは、ミクロナスの多軸磁界を計測するホールセンサとしてmasterHAL®として商標登録されている、HAL®シリーズのひとつになります。このセンサは、今日の自動車/産業機器向けの要件を満たし、直線位置検出、360° 回転角度検出、磁場振幅勾配を含む外乱磁界補正を施した180°角度検出、そしてX軸、Y軸、Z軸を使用した3D磁界計測と、異なる4つの計測を1つのデバイスで実現します。
これは特許を取得した3D HAL ピクセル・セルにより実現されます。磁界を正確に計測する一方、干渉する磁界には反応しません。この独自のコンセプトは、ホール素子アレイをベースにしています。それぞれの計測モードで異なるホール素子の組み合わせを使用するため、いずれの計測も最高の精度を実現します。高度な柔軟性を持つmasterHAL®センサにより設計者は、計測タスクに最適な外乱磁界補正の方法を選択することが可能です。HAL39xyは、1つのデバイスで4つの計測を実現する市場で唯一のソリューションを提供します。複数のハードウェアの代わりに一つのデバイスを評価するだけであり、これは顧客にとって大きな利点となります。この新しいセンサは、さまざまなバルブやアクチュエータ、セレクタやギア・シフタ、ペダル位置検出、トランスミッション・システムの位置検出、ステアリング角度検出、シャーシ位置検出など、幅広い用途に最適です。
柔軟性の高いアーキテクチャのため、HAL 39xy製品ファミリは、さまざまなコンフィギュレーションを実現します。これは強力なDSPと組み込みマイクロコントローラによるものです。DSPは主に高速信号処理を行います。マイクロコントローラはスケジューリング、インターフェース・コンフィギュレーション、機能安全性関連のタスクの監視を行います。TDKミクロナスはDSPやマイクロコントローラのカスタマイズされたファームウェアの開発も行います。柔軟性のあるホール・フロントエンドと共にユーザは、新しい用途に採用することができます。HAL 39xyの革新的なアーキテクチャは、ユーザが迅速なプロトタイピング技術を用いて、新しいソリューションを容易に開発することを可能にします。また、SENT やPSI5などのインターフェース規格に、すぐに簡単に変更することも可能です。
サンプル出荷は2019年第一四半期になります。冗長性を備えたデュアル・ダイ・センサやキャパシタ内蔵センサは現在開発中です。TDKはmasterHAL® 品群を、11月13日~16日、ミュンヘンで開催される展示会「Electronica」(ホールB3、小間番号460)で展示します。
用語集
・3Dホール・ピクセル・セル:X軸、Y軸、Z軸の3つの磁界を直接計測可能にする
・外乱磁界補正:ホールセンサはハイブリッド(HEV)や電気自動車の電気モータや電線により生成される干渉磁場には無反応である必要がある
主な用途
・冷却バルブ、EGR、ターボ・チャージャ・アクチュエータなど、さまざまなバルブやアクチュエータ
・セレクタやギア・シフタ
・ペダル位置検出
・トランスミッション・システムの位置検出
・ステアリング角度検出
・シャーシ位置検出
主要な特長と利点
・ISO 11458-2基準を満たす堅牢な外乱磁界位置検出(リニアと360°の回転角度)
・180°の角度向け磁場振幅勾配を含む外乱磁界補正
・X軸、Y軸、Z軸を使用した3D磁界計測
・温度補正された磁場の生値(X軸、Y軸、Z軸)、2つの計算された角度、角度速度、磁界振幅/温度出力可能
・機能安全性をサポートするためのISO 26262に準拠したSEooC
・スイッチ出力
・3.0V~16Vの電源電圧
・環境温度 - 40℃~160℃で動作するため、自動車向けに最適
・高い柔軟性を備えたデバイス・アーキテクチャがSPI、PWM、SENT(SAE J2716 rev. 2016)ならびにPSI5 rev. 2.x デジタル・インターフェースをサポート
・11月13日~16日、ミュンヘン(ドイツ)で開催させる展示会Electronica にてHAL 39xy に関するプレゼンテーション
TDK株式会社(社長:石黒 成直)は、本日、子会社で磁気センサならびに組み込みモータ・コントローラ・メーカーであるTDK-Micronas(以下、TDKミクロナス)の外乱磁界補正と柔軟性の高いアーキテクチャを備えたHAL® 39xyが新たに製品ポートフォリオに加わったことを発表します。HAL® 39xyは、ミクロナスの多軸磁界を計測するホールセンサとしてmasterHAL®として商標登録されている、HAL®シリーズのひとつになります。このセンサは、今日の自動車/産業機器向けの要件を満たし、直線位置検出、360° 回転角度検出、磁場振幅勾配を含む外乱磁界補正を施した180°角度検出、そしてX軸、Y軸、Z軸を使用した3D磁界計測と、異なる4つの計測を1つのデバイスで実現します。
これは特許を取得した3D HAL ピクセル・セルにより実現されます。磁界を正確に計測する一方、干渉する磁界には反応しません。この独自のコンセプトは、ホール素子アレイをベースにしています。それぞれの計測モードで異なるホール素子の組み合わせを使用するため、いずれの計測も最高の精度を実現します。高度な柔軟性を持つmasterHAL®センサにより設計者は、計測タスクに最適な外乱磁界補正の方法を選択することが可能です。HAL39xyは、1つのデバイスで4つの計測を実現する市場で唯一のソリューションを提供します。複数のハードウェアの代わりに一つのデバイスを評価するだけであり、これは顧客にとって大きな利点となります。この新しいセンサは、さまざまなバルブやアクチュエータ、セレクタやギア・シフタ、ペダル位置検出、トランスミッション・システムの位置検出、ステアリング角度検出、シャーシ位置検出など、幅広い用途に最適です。
柔軟性の高いアーキテクチャのため、HAL 39xy製品ファミリは、さまざまなコンフィギュレーションを実現します。これは強力なDSPと組み込みマイクロコントローラによるものです。DSPは主に高速信号処理を行います。マイクロコントローラはスケジューリング、インターフェース・コンフィギュレーション、機能安全性関連のタスクの監視を行います。TDKミクロナスはDSPやマイクロコントローラのカスタマイズされたファームウェアの開発も行います。柔軟性のあるホール・フロントエンドと共にユーザは、新しい用途に採用することができます。HAL 39xyの革新的なアーキテクチャは、ユーザが迅速なプロトタイピング技術を用いて、新しいソリューションを容易に開発することを可能にします。また、SENT やPSI5などのインターフェース規格に、すぐに簡単に変更することも可能です。
サンプル出荷は2019年第一四半期になります。冗長性を備えたデュアル・ダイ・センサやキャパシタ内蔵センサは現在開発中です。TDKはmasterHAL® 品群を、11月13日~16日、ミュンヘンで開催される展示会「Electronica」(ホールB3、小間番号460)で展示します。
用語集
・3Dホール・ピクセル・セル:X軸、Y軸、Z軸の3つの磁界を直接計測可能にする
・外乱磁界補正:ホールセンサはハイブリッド(HEV)や電気自動車の電気モータや電線により生成される干渉磁場には無反応である必要がある
主な用途
・冷却バルブ、EGR、ターボ・チャージャ・アクチュエータなど、さまざまなバルブやアクチュエータ
・セレクタやギア・シフタ
・ペダル位置検出
・トランスミッション・システムの位置検出
・ステアリング角度検出
・シャーシ位置検出
主要な特長と利点
・ISO 11458-2基準を満たす堅牢な外乱磁界位置検出(リニアと360°の回転角度)
・180°の角度向け磁場振幅勾配を含む外乱磁界補正
・X軸、Y軸、Z軸を使用した3D磁界計測
・温度補正された磁場の生値(X軸、Y軸、Z軸)、2つの計算された角度、角度速度、磁界振幅/温度出力可能
・機能安全性をサポートするためのISO 26262に準拠したSEooC
・スイッチ出力
・3.0V~16Vの電源電圧
・環境温度 - 40℃~160℃で動作するため、自動車向けに最適
