パッケージに冗長性を備えた デュアル・ダイ・リニア・ホールセンサ、「HAR24xy」製品ファミリを発表
2015/02/12
TDKミクロナス(株)
自動車向けに品質評価を受けた2 つのダイを超薄型パッケージに統合したデバイスが、冗長性の高い計測と高い安全性が要求されるアプリケーション向け小型磁石設計を可能に
フライブルク発2015年2月10日
自動車ならびに産業機器向けに、革新的なセンサ・ベースのシステム・ソリューションを提供するミクロナスは、2月10日、新製品HAR24xy 製品ファミリを発表しました。
同リニア・ホールセンサには、2つの自動車向けに品質評価を受けたダイが統合されていて、1mm未満の超薄型TSSOP14 パッケージながら、小型磁石で高精度な冗長計測を実現します。初代製品ファミリであるHAR2425 ならびにHAR2455は、自動車や産業機器向けアプリケーションに必要とされる高精度な診断機能や安全性を提供します。
本製品ファミリは、2015年2月24日~26日、ドイツ・ニュルンベルクで開催される、「Embedded World」(hall 4A、ブース番号:500)で紹介されます。
サンプル出荷は2015年5月、量産は2015年第二半期開始を予定しています。
HAR24xy 製品ファミリは、スロットル位置計測、ペダル位置検出、EGR(排気再循環)など、自動車向けアプリケーションに最適で、電流計測やあらゆる位置検出、非接触ポテンショメーターにも使用することができます。超薄型TSSOP14 パッケージで提供され、空隙を低減しスペースに制限のあるアプリケーション向けなどの、数々の利点をもたらします。これら2つのダイのホール素子は磁界方向の位置が極めて近いため、2つの出力信号の相関を改善します。改善されたセンサの感度は、より小型な磁石設計を可能にします。さらに、磁石をホールセンサのアクティブ・エリアに極めて近くに置くことが出来るので、寄生磁界の影響を小さくすることも可能です。
ミクロナスのオートモーティブ担当副社長であるDirk Behrens は次のようにコメントしています。
「HAL 24xyの利点に加えて、電源供給や出力レベルにも冗長性を持たせた2つのダイを統合したことにより、システムの冗長性が向上しました。温度特性に対する変動やデザインの柔軟性が例として挙げられます。HAR24xy 製品ファミリは、ミクロナスの顧客にシステム全体のコスト削減はもとより、冗長性の高いセンサ・ソリューションを提供します。」
統合されたデジタル・コアをベースに精緻な16-bits シグナル・パスにより高精度を実現し、HAR 2425はレシオメトリックな12-bit アナログ出力、HAR 2455 は最大2kHzのPWM信号を出力します。どちらも16個のプログラム可能なセットポイントを使用した出力多点補正機能を備え、磁石のリニアリティ・エラーを修正し、より長いストローク計測を可能にします。拡張された異常検出機能とエラー診断機能により、過電流や短絡発生時の断線検出や温度監視を行います。2つのセンサ出力間の温度過上昇が検出されると、センサは、出力を電源と同電位にするか、グランドレベルにするか、フローティングにするなどの方法で、異常検知を出力します。通常の動作においても、センサのシグナル・パスやメモリ・マップは、持続的に行われるそれぞれの回路ブロックごとに置かれる自己診断機能で監視されます。
HAR24xy は、LabView™ベースのプログラミング・ソフトウェアを使用して設計・開発を簡単におこなうことができます。詳細なドキュメントや評価用サンプル、プログラミング・ボートに関するお問い合わせは、ミクロナスのセールス・オフィスあるいは販売代理店までお問い合わせください。
フライブルク発2015年2月10日
自動車ならびに産業機器向けに、革新的なセンサ・ベースのシステム・ソリューションを提供するミクロナスは、2月10日、新製品HAR24xy 製品ファミリを発表しました。
同リニア・ホールセンサには、2つの自動車向けに品質評価を受けたダイが統合されていて、1mm未満の超薄型TSSOP14 パッケージながら、小型磁石で高精度な冗長計測を実現します。初代製品ファミリであるHAR2425 ならびにHAR2455は、自動車や産業機器向けアプリケーションに必要とされる高精度な診断機能や安全性を提供します。
本製品ファミリは、2015年2月24日~26日、ドイツ・ニュルンベルクで開催される、「Embedded World」(hall 4A、ブース番号:500)で紹介されます。
サンプル出荷は2015年5月、量産は2015年第二半期開始を予定しています。
HAR24xy 製品ファミリは、スロットル位置計測、ペダル位置検出、EGR(排気再循環)など、自動車向けアプリケーションに最適で、電流計測やあらゆる位置検出、非接触ポテンショメーターにも使用することができます。超薄型TSSOP14 パッケージで提供され、空隙を低減しスペースに制限のあるアプリケーション向けなどの、数々の利点をもたらします。これら2つのダイのホール素子は磁界方向の位置が極めて近いため、2つの出力信号の相関を改善します。改善されたセンサの感度は、より小型な磁石設計を可能にします。さらに、磁石をホールセンサのアクティブ・エリアに極めて近くに置くことが出来るので、寄生磁界の影響を小さくすることも可能です。
ミクロナスのオートモーティブ担当副社長であるDirk Behrens は次のようにコメントしています。
「HAL 24xyの利点に加えて、電源供給や出力レベルにも冗長性を持たせた2つのダイを統合したことにより、システムの冗長性が向上しました。温度特性に対する変動やデザインの柔軟性が例として挙げられます。HAR24xy 製品ファミリは、ミクロナスの顧客にシステム全体のコスト削減はもとより、冗長性の高いセンサ・ソリューションを提供します。」
統合されたデジタル・コアをベースに精緻な16-bits シグナル・パスにより高精度を実現し、HAR 2425はレシオメトリックな12-bit アナログ出力、HAR 2455 は最大2kHzのPWM信号を出力します。どちらも16個のプログラム可能なセットポイントを使用した出力多点補正機能を備え、磁石のリニアリティ・エラーを修正し、より長いストローク計測を可能にします。拡張された異常検出機能とエラー診断機能により、過電流や短絡発生時の断線検出や温度監視を行います。2つのセンサ出力間の温度過上昇が検出されると、センサは、出力を電源と同電位にするか、グランドレベルにするか、フローティングにするなどの方法で、異常検知を出力します。通常の動作においても、センサのシグナル・パスやメモリ・マップは、持続的に行われるそれぞれの回路ブロックごとに置かれる自己診断機能で監視されます。
HAR24xy は、LabView™ベースのプログラミング・ソフトウェアを使用して設計・開発を簡単におこなうことができます。詳細なドキュメントや評価用サンプル、プログラミング・ボートに関するお問い合わせは、ミクロナスのセールス・オフィスあるいは販売代理店までお問い合わせください。
