キャパシタ内蔵、多次元計測センサ・ソリューション発表
2016/04/27
TDKミクロナス(株)
~自動車向け、高精度を実現するEMC 耐性向けキャパシタを内蔵したHAC37xy ダイレクト・アングル・センサ~
フライブルク発 4月26日
ホールセンサの信頼のパートナーであるミクロナス(TDKグループ・カンパニー)は、キャパシタを内蔵した HAC37xy を発表しました。同センサは、自動車、産業機器向けに、多次元磁気計測を実現します。 HAC37xy は、ミクロナスの 3DHAL テクノロジを使用した、直線移動あるいは回転角計測に最適な HAL37xy センサに、100 nF までのキャパシタが2個内蔵され、新しく開発された TO92UF パッケージで提供されます。 HAC37xy は、5mm程度の棒磁石を用いることで、360°の回転角計測または40mmまでの直線計測を行います。同時に、8kVまでのESD耐圧を持ち、より厳しくなるBCIの要求も満たしています。
ミクロナス・ジャパンは、5月25日からパシフィコ横浜で開催される、「人とくるまのテクノロジー展2016横浜」ブース番号207にて、HAC37xy を展示します。
37xy 製品ファミリにHAC シリーズ加わることによりミクロナスは、すでに実績のあるHAL37xy、2つのダイを統合し冗長性を持つHAR37xy、そしてキャパシタを内蔵したHAC37xy と、3 種類のダイレクト・アングル・センサを提供することになります。HAL ならびにHAR37xy は、SOIC8SMD パッケージで提供されます。TO92UF パッケージで提供されるHAC 37xy は、リード・フレームを溶接あるいは半田付けすることができます。そのためプリント基板を用意する必要がなく、システムの小型化とコスト削減を実現することが可能です。さらに、システム全体の長期にわたる信頼性を劇的に改善します。
HAC37xy 製品ファミリは、ピクセル・セルと呼ばれるホール素子を使用しています。水平方向のBZ 軸、垂直方向のBX、BY 軸のホール素子から構成されています。ピクセルは、3 方向のベクトルを一点で計測します。センサ表面に対して水平方向に位置する磁界は、垂直方向のホール素子により検知されます。一方、センサに垂直方向の磁界は、水平方向のホール素子により検知されます。水平あるいは垂直方向の磁界の相関関係は、角度計測の精度の鍵となります。ミクロナスの3D HAL テクノロジにより、HAC37xy は、コストを抑えた、高精度で、温度に左右されない位置検出を実現します。さらに、ターボ・チャージャ、EGR、スロットル・バルブなど、プリント基板を必要としない自動車向けモジュールに最適です。また、EMC 耐性だけではなく、システムの信頼性をも向上します。
HAC37xyは、レシオメトリックなアナログ出力(HAC372x)や、SAEJ2716準拠のSENTプロトコルやPWMによるデジタル出力(HAC373x)など、さまざまな出力フォーマットを備え、高い柔軟性を
提供しています。
サンプル出荷は2016年5月、量産開始は2017年初期を予定しています。
フライブルク発 4月26日
ホールセンサの信頼のパートナーであるミクロナス(TDKグループ・カンパニー)は、キャパシタを内蔵した HAC37xy を発表しました。同センサは、自動車、産業機器向けに、多次元磁気計測を実現します。 HAC37xy は、ミクロナスの 3DHAL テクノロジを使用した、直線移動あるいは回転角計測に最適な HAL37xy センサに、100 nF までのキャパシタが2個内蔵され、新しく開発された TO92UF パッケージで提供されます。 HAC37xy は、5mm程度の棒磁石を用いることで、360°の回転角計測または40mmまでの直線計測を行います。同時に、8kVまでのESD耐圧を持ち、より厳しくなるBCIの要求も満たしています。
ミクロナス・ジャパンは、5月25日からパシフィコ横浜で開催される、「人とくるまのテクノロジー展2016横浜」ブース番号207にて、HAC37xy を展示します。
37xy 製品ファミリにHAC シリーズ加わることによりミクロナスは、すでに実績のあるHAL37xy、2つのダイを統合し冗長性を持つHAR37xy、そしてキャパシタを内蔵したHAC37xy と、3 種類のダイレクト・アングル・センサを提供することになります。HAL ならびにHAR37xy は、SOIC8SMD パッケージで提供されます。TO92UF パッケージで提供されるHAC 37xy は、リード・フレームを溶接あるいは半田付けすることができます。そのためプリント基板を用意する必要がなく、システムの小型化とコスト削減を実現することが可能です。さらに、システム全体の長期にわたる信頼性を劇的に改善します。
HAC37xy 製品ファミリは、ピクセル・セルと呼ばれるホール素子を使用しています。水平方向のBZ 軸、垂直方向のBX、BY 軸のホール素子から構成されています。ピクセルは、3 方向のベクトルを一点で計測します。センサ表面に対して水平方向に位置する磁界は、垂直方向のホール素子により検知されます。一方、センサに垂直方向の磁界は、水平方向のホール素子により検知されます。水平あるいは垂直方向の磁界の相関関係は、角度計測の精度の鍵となります。ミクロナスの3D HAL テクノロジにより、HAC37xy は、コストを抑えた、高精度で、温度に左右されない位置検出を実現します。さらに、ターボ・チャージャ、EGR、スロットル・バルブなど、プリント基板を必要としない自動車向けモジュールに最適です。また、EMC 耐性だけではなく、システムの信頼性をも向上します。
HAC37xyは、レシオメトリックなアナログ出力(HAC372x)や、SAEJ2716準拠のSENTプロトコルやPWMによるデジタル出力(HAC373x)など、さまざまな出力フォーマットを備え、高い柔軟性を
提供しています。
サンプル出荷は2016年5月、量産開始は2017年初期を予定しています。
