SKFは2006年7月に超精密ベアリングメーカー、仏SNFA社を傘下にしました。
それから2年間、SKF、SNFA両社のエンジニアが共同で、新しい超精密ベアリングのラインナップの開発を行ってまいりました。

新SKF-SNFA超精密ベアリングは、メーカーやエンドユーザーにおいて、設備・装置、アプリケーションのパフォーマンスを最適化します。また、ベアリングの種類やアプリケーションによって異なりますが、お使いになることによって省エネ、ベアリングのサービス寿命の延長、保守頻度の減少、という利点があります。新しい超精密ベアリングのラインナップは、切削・木工機械用のスピンドル、印刷機、ターボチャージャー、真空ポンプやレーシングカーと、高速、高定格荷重の幅広い用途に対応できます。

新SKF-SNFA超精密ベアリング最初のシリーズ「BSSB (ボールねじサポート軸受)」は、2008年9月に発売開始いたしました。そして、今後数年間で全てのSKF、SNFAブランドの精密ベアリングを、次世代超精密ベアリングに切り替えてゆく予定です。

弊社グループCEO、トム・ジョンストン（Tom Johnston）のコメントをご紹介します。
「SKFとSNFAは、お互いに今まで培ってきた技術力をこのプロジェクトに注いでまいりました。新しい超精密ベアリングは、既存製品のパフォーマンスを遥かに超え、お客様の高いニーズとアプリケーションにお応えするために開発されました。なかでも、省エネの利点は、全産業共通した重要なニーズであると考えます。
ナレッジ・エンジニアリング・カンパニーの私共ならではの、シール、潤滑、メカトロニクス、システムデザインを含めた、製造・アプリケーションに関する総合的な知識をもって、お客様に独自のソリューションをご提案します。」

SKFは、工作機械産業での事業に重点的に取り組むために、SNFA社の買収に続き、今年初にはドイツStuttgartにMachine Tool Competence Centreを設立いたしました。工作機械メーカーにとって常に選ばれる開発パートナーとなるべく、専心してまいります。