(新製品)石油・ガス産業向けSKF坑口装置用シール
2016/05/26
日本エスケイエフ株式会社
この新しい革新的な設計のシールはより簡単に坑口装置に取り付けができ、さらにS・FS シールは過酷な状況に有効です - SKF米国、石油・ガス向けシール製品マネージャーTim Rushton -
2016年5月5日、スウェーデン、ヨーテボリ: 石油採掘のための深度掘削は、圧力と温度の上昇を伴うことで既に過酷な状況で行っている作業をより困難なものにします。また、現在の原油スポット市場価格により、運営費を抑制する必要性が更に重要視されています。
このような要求を同時に満たすのは容易ではありませんが、SKFの坑口装置用シールの革新的設計は、費用を抑えながら石油会社の深度掘削作業において重要な役割を果たします。
ロッキングTシールと呼ばれる製品は、流体動力分野で開発された実証済みの設計を基にしています。この製品は、大径シリンダーのピストンシール組み込み時に、ずれやミスアライメントの発生を防ぐために使用されています。
SKFは、石油産業のアップストリームでの要求を満たすために、特別に開発された材質を使用して設計を適応、特許も取得しました。
このシールは、バックアップリングを使用したシールの正確な取り付けが困難とされる、坑口装置での組み込みに特に役立ちます。従来型のSシールとスプリングバックアップシールは、大抵隠れて見えないために正しく固定されているか判断することは不可能です。そのため、後にシール部品の損傷と不具合を引き起こします。さらに、標準型S・FSシールにはスチール製バックアップスプリングが使用されているため、組み込み時にバラバラに壊れる恐れがあります。そうなった場合、坑井から壊れた部品を取り出すには費用がかかる上に危険な作業になります。
ロッキングTシールは特別に設計されたリップ形状を特徴とし、スナップ式で取り付けます。これにより、回転またはずれ防止を支援し、はみ出し防止用バックアップリングを正しい方向に機械的にロックします。ロック動作により各シールへの迅速で簡単な組み込みが可能で、シールや他の構成要素に損傷を与えるリスクがありません。さらに、漏れや環境影響のリスクを最小限に抑える安全な接続です。
ロッキングTシールは、動的な往復運動や高圧の静的な接続にも使用できます。
【幅広いシール製品群】
SKFの更なる展開として、業界でも幅広く認められている坑口装置用SおよびFSシール製品群があります。
これらのシールは、徐々に高くなっていく圧力と温度に耐えるように設計されていると同時に、強化されている規制条件も満たしています。ケーシング層間の圧力は10,000psiを超過することもあります。これは、シールが非常に高い基準で製造、試験されなければならないことを意味しています。チューブやケーシングの径は大きく異なるので、坑口装置用シールはこの偏差を補正できるものでなくてはなりません。
Sシールは広範囲にわたり坑口装置構成要素に使用されますが、FSシールの断面は厚く、大きな排水溝、荒いケーシングとチューブ面に使用されます。両シールは、超高圧に耐えることができます。
SKFはAPI 6A-17D規格に沿ってS・FSシールの試験を行い、坑口装置に必要な高圧、温度、耐化学性への対処を確実にしています。シールメーカーで唯一、坑口条件下での確認試験を行っています。
S・FSシールは、業界標準設計で定着した製品です。高性能の重要な要因は、坑口での過酷な状況にも耐えることができるSKFの新材質です。高圧ガスはシール材質に浸透し、化学的影響と急速ガス減圧(RGD)の組み合わせにより、深刻な損傷を引き起こす可能性があります。
SKF Ecorubber-H85A-b-EDという名称の新材質はRGDに耐性と長期老化特性を持ち、厳しい規格(NOR-SOK M710)により認定されています。
前述したようにS・FSシールの潜在的な問題は、金属スプリングを組み入れているため、高圧においてエラストマーからスプリングがはがれてしまう可能性があることです。SKFはゴムと金属の非常に強い結合を確保する製造技術を開発し、この問題を打開しました。S・FSシールは他のものと全く同じように見えるかも知れませんが、SKFの基礎技術によりもっと過酷な状況に対処できるように支援しています。
SKFは軸受メーカーして認知されていますが、製造の専門技術と石油・ガス分野に対する深い知識を持っています。そして高品質シールを実証し、坑口アプリケーションに真の利益を提供しています。
【お問い合わせ先】
日本エスケイエフ株式会社
マーケティング部
URL:www.skf.jp
TEL:045-478-2700
2016年5月5日、スウェーデン、ヨーテボリ: 石油採掘のための深度掘削は、圧力と温度の上昇を伴うことで既に過酷な状況で行っている作業をより困難なものにします。また、現在の原油スポット市場価格により、運営費を抑制する必要性が更に重要視されています。
このような要求を同時に満たすのは容易ではありませんが、SKFの坑口装置用シールの革新的設計は、費用を抑えながら石油会社の深度掘削作業において重要な役割を果たします。
ロッキングTシールと呼ばれる製品は、流体動力分野で開発された実証済みの設計を基にしています。この製品は、大径シリンダーのピストンシール組み込み時に、ずれやミスアライメントの発生を防ぐために使用されています。
SKFは、石油産業のアップストリームでの要求を満たすために、特別に開発された材質を使用して設計を適応、特許も取得しました。
このシールは、バックアップリングを使用したシールの正確な取り付けが困難とされる、坑口装置での組み込みに特に役立ちます。従来型のSシールとスプリングバックアップシールは、大抵隠れて見えないために正しく固定されているか判断することは不可能です。そのため、後にシール部品の損傷と不具合を引き起こします。さらに、標準型S・FSシールにはスチール製バックアップスプリングが使用されているため、組み込み時にバラバラに壊れる恐れがあります。そうなった場合、坑井から壊れた部品を取り出すには費用がかかる上に危険な作業になります。
ロッキングTシールは特別に設計されたリップ形状を特徴とし、スナップ式で取り付けます。これにより、回転またはずれ防止を支援し、はみ出し防止用バックアップリングを正しい方向に機械的にロックします。ロック動作により各シールへの迅速で簡単な組み込みが可能で、シールや他の構成要素に損傷を与えるリスクがありません。さらに、漏れや環境影響のリスクを最小限に抑える安全な接続です。
ロッキングTシールは、動的な往復運動や高圧の静的な接続にも使用できます。
【幅広いシール製品群】
SKFの更なる展開として、業界でも幅広く認められている坑口装置用SおよびFSシール製品群があります。
これらのシールは、徐々に高くなっていく圧力と温度に耐えるように設計されていると同時に、強化されている規制条件も満たしています。ケーシング層間の圧力は10,000psiを超過することもあります。これは、シールが非常に高い基準で製造、試験されなければならないことを意味しています。チューブやケーシングの径は大きく異なるので、坑口装置用シールはこの偏差を補正できるものでなくてはなりません。
Sシールは広範囲にわたり坑口装置構成要素に使用されますが、FSシールの断面は厚く、大きな排水溝、荒いケーシングとチューブ面に使用されます。両シールは、超高圧に耐えることができます。
SKFはAPI 6A-17D規格に沿ってS・FSシールの試験を行い、坑口装置に必要な高圧、温度、耐化学性への対処を確実にしています。シールメーカーで唯一、坑口条件下での確認試験を行っています。
S・FSシールは、業界標準設計で定着した製品です。高性能の重要な要因は、坑口での過酷な状況にも耐えることができるSKFの新材質です。高圧ガスはシール材質に浸透し、化学的影響と急速ガス減圧(RGD)の組み合わせにより、深刻な損傷を引き起こす可能性があります。
SKF Ecorubber-H85A-b-EDという名称の新材質はRGDに耐性と長期老化特性を持ち、厳しい規格(NOR-SOK M710)により認定されています。
前述したようにS・FSシールの潜在的な問題は、金属スプリングを組み入れているため、高圧においてエラストマーからスプリングがはがれてしまう可能性があることです。SKFはゴムと金属の非常に強い結合を確保する製造技術を開発し、この問題を打開しました。S・FSシールは他のものと全く同じように見えるかも知れませんが、SKFの基礎技術によりもっと過酷な状況に対処できるように支援しています。
SKFは軸受メーカーして認知されていますが、製造の専門技術と石油・ガス分野に対する深い知識を持っています。そして高品質シールを実証し、坑口アプリケーションに真の利益を提供しています。
【お問い合わせ先】
日本エスケイエフ株式会社
マーケティング部
URL:www.skf.jp
TEL:045-478-2700
