自動車ライティング用60V、2A定電流スイッチングBuck LEDドライバ
ISSIの一部門であるLumissil Microsystemsは本日、自動車用エクステリアライト用ソリューションのポートフォリオをさらに拡大するLEDドライバを発表しました。
IS32LT3961は、完全に統合されたBuck LEDドライバであり、ハイサイド電流の検出、超低2uAシャットダウン電流、低EMIを実現するスペクトラム拡散、動作温度範囲にわたり高精度なLED電流を実現する2A対応のMOSFETスイッチを統合するなどの高度な機能を備えています。このシングルチャネルスイッチングLEDドライバはデジタルPWM、アナログ電圧LED調光技術をサポートしているため、自動車のヘッドライト、デイライト(DRL)、リアコンビネーションライト(RCL)、フォグライトやオートバイのヘッドライトなどのエクステリアライトに最適です。
IS32LT3961 Buck LEDドライバは、バッテリ電力を節約するための超低2μAシャットダウン電流、LED輝度制御を最適化するための5%出力電流精度、アナログ調光によるLEDのビニング、サーマルロールオフ保護など高度な機能を備え、大電流LEDストリングの駆動を可能にします。また、スペクトラム拡散により、デバイスのEMIを最小限に抑えます。その他の大きな機能としてBOM、PCB面積の低減に貢献するMOSFETの統合、外部回路が使用するLEDのビニング、サーマルロールオフ用の出力電圧ピン、LED電流監視ピンが用意されています。この製品は熱対策がされたeTSSOP-16パッケージで提供されます。動作電源電圧はワイドレンジ5V〜60V、-40℃~+150°Cのオートモーティブ温度範囲対応です。
「IS32LT3961は最新のAEC-Q100準拠のLEDドライバであり、自動車用ソリューションのポートフォリオをさらに拡大します。Lumissilはオートモーティブのカスタマに次世代のエクステリアライティングデザインのための高度なドライバ技術を提供することに取り組んでいます。」マーケティング担当副社長のVen Shanは述べています。「これは費用効果の高いソリューションを提供しながら、革新的な機能を統合するという当社の継続的な取り組みを示しています。IS32LT3961は高度なフォルトプロテクションを含む最新の機能をコンパクトな16ピンパッケージに組み込んで、電力とスペースを節約する信頼性の高いソリューションを提供します。同時に、多くの統合機能により、システム全体のコストを削減します。」
ハイサイド電流検出機能によりLEDカソードがGNDを基準としているため、1本の配線により離れたLEDボードを駆動することができ、車体を利用してGNDの配線を削除することができます。統合された電流検出ピンはシステム監視の強化を実現しLED電流が絶縁されていることを出力電圧により通知します。VDDピンは広い動作電源電圧範囲にわたって安定した6Vを内部生成し出力するので、NTCを直接実装することができ、外部の電圧源を不要にします。SCDピンはフェイルセーフ機能、フォルトピンのレポート用としてストリング内のいずれかのLEDがショートした場合のしきい値を検出するようにプログラムすることができます。
<製品ステータス・価格>
・IS31FL3961:$0.75/10K個購入時、量産中
・TSSOP-16 パッケージ
・AEC-Q100、PPAP対応
