ゲーム、Mini LED ディスプレイ用の12x12 ドットマトリックス LED ドライバ
ISSIの一部門であるLumissil Microsystemsは本日、IS31FL3747を発表しました。これは、アニメーションで鮮やかな色を表示するフルカラーゲームアクセサリおよびMini LEDLCDディスプレイアプリケーションの高コントラスト比のバックライト用の新しい高度なマトリックスLEDドライバです。
IS31FL3747は、12×n(n=1~12)LEDマトリクス構成をソフトウェアで設定可能なLEDドライバで、12の電流シンクとソフトウェアで選択可能な12のスキャンスイッチを備えており、144個のLEDアレイを構成できます。2個のIS31FL3747をマルチプレックス接続することにより、24×n(n=1~24)LEDマトリックス構成をサポートし、576
(192RGB)LEDの大規模アレイを駆動することが出来ます。このデバイスは、独立した12ビットPWM、8ビットアナログ調光、およびグローバル8ビット電流調整機能を備えています。内部発振器周波数は、EMIを低減するために統合スペクトラム拡散(SSP)を使用して32MHzから4MHzまで可変することが可能です。高速データコントロールおよびステートルックアップレジスタのインターフェイスとして12MHzSPIまたは30MHzVSBを使用することができます。
IS31FL3747は、IS31FL3745などの旧世代のマトリックスドライバのフィードバックに基づき開発がされた高度な構成が可能なマトリックスLEDドライバで、より高いPWM解像度と高速インターフェイスを備えています。「LEDドライバテクノロジのリーダーとしてLumissil Microsystemsは、ノイズとEMIの低減、ゴースト除去、ドット補正機能を追加するだけでなく、12ビットの高解像度PWMと30MHzの高速バスおよびスキャンスイッチによるマトリクス構成を統合することでパフォーマンスバーを引き上げました。2つのICを多重化して、色の諧調を増やしかつPCBサイズを削減し、合計576個のLEDを駆動し、大型LEDアレイのシステムコストを削減します」とマーケティング担当副社長VenShanは述べています。これにより、ゲーム用アクセサリや Mini LEDディスプレイのバックライトに適した費用対効果の高いソリューションになります。
IS31FL3747は、システム設計者に信頼性の向上とビルトインセーフティーを提供します。このデバイスには、各LEDの障害を検出するための個別のオープンおよびショート検出機能があります。この製品は、電源への負担と過渡ノイズを低減するために180度の位相遅延動作を備えたLEDグループディレイとクロックスキューも備えています。チャネル間のマッチングが±4%(最大)でアナログおよびデジタル調光を備えたデゴースト機能は、デバイス間の輝度の精度と高解像度のステップで輝度の不一致を補正し、均一なカラーディスプレイを実現します。スペクトラム拡散技術は、EMIをさらに低減します。
IS31FL3747の動作温度範囲は-40°C~125°C、QFN-40(5mm×5mm)およびWLCSP-36パッケージで提供されます。IS31FL3747は、デジタルディスプレイ、ゲーミングキーボード、家電製品、スマートスピーカ、Mini LEDディスプレイ、およびコントロールパネルの大型LEDアレイに最適な製品です。
◇製品ステータス、価格
IS31FL3747:$1.56/1K個購入時、量産中
