RFIDリーダー・システム PervasID Space Ranger
最終更新日:2023/09/11
このページを印刷RFIDの課題Nullポイントを回避、-100dBiの感度と送受分離通信でエリア内タグを一括読取り
【PervasID Space Ranger】は、ケンブリッジ大学の研究者が開発した極めて独自性を持つ高性能RFIDシステム。送信・受信を分けて運用するユニークな固定型リーダと、四方向の各エリアを効率良くカバーする4つのアンテナ素子を組込んだ専用アンテナとの組み合わせで、検知エリア内に存在するUHF帯パッシブRFIDタグを99%以上の検出率で読み取る。一例として、本製品を店舗内に設置してフロア全体をカバーすれば、どの品物が店舗内にあるかを常時把握できる。人手による棚卸し作業が不要になり、商品の欠品状況を把握し、自動的なオーダリングを行うことで販売機会ロスを最小化する運用に繋げることも可能になる。エリアにあるすべてのタグ(=物)を常時モニタすることで、高精度な物品管理が行える。
その他の情報
- 機器構成:
Space rangerはDAS-9300(8ポート)1台と5台の4素子アンテナ構成し、カバー範囲(一辺5m、天井高2.5m *値は一例)をセルと呼びます。1セルのコーナー4箇所の天井に各アンテナを取り付け、セルの中央天井に45°回転させてアンテナ1枚を取り付けます。アンテナは天井に並行に設置し意図的な角度付けは不要です。中央アンテナの4素子とコーナーアンテナのセル内側に向けた各1素子、計8素子を同軸ケーブルでDAS-9300の8ポートに接続するだけで設置は完了です。
カバー範囲を広く取るには、セルを左右前後に加えて拡張することで実現します。
高い読取精度:
一般的な送受兼用アンテナ方式でのリーダ受信感度は-90dBm程度が限界です、DAS-9300は送信と受信を分ける事で-100dBmの優れた受信感度を実現します。そして最もユニークな特長は8ポート中2ポートを順次送信と受信に切り替え、更に組み合わせを用途に合わせたアルゴリズムで切り替えます。これにより一つのタグを励起させるアンテナと受信するアンテナがタグ周囲で変化し、結果として電波の直接波と反射波の位相差で生じるNULLポイントの発生を飛躍的に低減させて、99%以上の読み取り率を実現します。
製品カタログ・資料
- PervasID
ファイル形式:pdf ファイルサイズ:1.62MBエリア内に吊るされた(置かれた)UHFパッシブタグを一括読みします。 RFID通信の弱点Nullポイントを避け、-100dBiの高感度で実現します。
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会社情報
自動認識のサイレンスネット
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