【MIPI DSI / CSI to HDMI2.0/1.4 Bridge IC LT9611シリーズ製品概要】

製品型番：LT9611UX
製品機能：Dual-Port MIPI DSI/CSI to HDMI2.0 with MIPI Input Switch and Audio
パッケージ：QFN-100
動作温度範囲：-40℃ ～ +85℃

製品型番：LT9611UXC
製品機能：Dual-Port MIPI DSI/CSI to HDMI2.0 with Audio
パッケージ：QFN-64
動作温度範囲：-40℃ ～ +85℃

製品型番：LT9611
製品機能：Single/Dual Port MIPI CSI/DSI to HDMI 1.4 transmitter
　パッケージ：QFN-64
動作温度範囲：-40℃ ～ +85℃

【LT9611UX　特徴と仕様】

LT9611UXは、STB、DVD等、各種画像映像装置向けの高性能MIPI DSI/CSI－HDMI2.0変換ICです。
MIPI DSI / CSI入力は、高速クロックレーンのシングルポートまたはデュアルポートの設定が可能で、1〜4の高速データレーンは1レーンあたり最大2Gbpsで動作し、最大16Gbpsの帯域幅をサポートできます。LT9611UXはバースト・モードのDSIビデオ・データ伝送に対応し、ビデオデータのマッピング・パスもフレキシブルに対応しています。内蔵DSCデコーダは、UHD解像度での画像伝送のためバンド幅を減らし、消費電力やEMIも低減してデコード処理をします。
HDMI2.0出力は最大6Gbpsのデータレートをサポートし、4k @ 60Hzビデオに十分な帯域幅を提供します。また、データ暗号化のためのHDCP2.2に対応しています。
デジタルオーディオ入力インタフェースはI2SとSPDIFの2種類を使用することが出来、I2Sインタフェースは8ch LPCMをサポートし、SPDIFインタフェースは8ch LPCMまたは音声圧縮をサポートし、最大192kHzのサンプル・レートで動作します。
このデバイスは、ファームウェア格納のため組み込みSPIフラッシュを使用する内蔵マイクロプロセッサによって有効化される自動動作が可能です。システム制御は、I2Cスレーブインターフェイス経由でも使用できます。