本資料は、ArmのSystemReadyプログラム、長期サポート(LTS)カーネル、ハイパーバイザーおよび自動車向けのヘテロジニアスVirtIOに関するLinaroの取り組みを紹介した技術資料。Armの認証プログラム「SystemReady」はOSの相互運用性を保証し、開発者が移植作業を省略できるようにする。LinaroはSystemReady準拠のブートローダー開発やTrustedSubstrateのメンテナンスに貢献。​また、長期サポート(LTS)はLinuxカーネルの安定性と互換性を長期間提供するものであり、LinaroはLKFTを通じて回帰テストを迅速に実施し、品質向上をサポートする。さらに、車載コンピューティング向けに、異なるCPUコア間でのVirtIOの標準化と柔軟性を提供するHVACプロジェクトを推進している。そのほか、Linuxカーネルのアップストリームプロセスを支援し、コード品質の向上や製品ソースの同期を促進。Linuxを利用した機能安全性の向上を目指し、ISO26262準拠の取り組みを進めている。