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【カタログプレビュー】光ファイバ・リンクと銅リンクの比較――産業環境における適切な選択について

一般に、産業分野で用いられるデータ通信ネットワークや制御ネットワークは、非常に過酷な環境に置かれていると言えます。そもそも高い電圧、速い通信速度への対応が求められることに加え、電磁干渉や、リンク間のグラウンド電位の差異といった問題も存在するからです。従来は、このような環境でも、銅ケーブルを用いてシステムを構築することが普通で、光ファイバ・ケーブルの使用は避けられる傾向にありました。その理由は、多くのエンジニアが光ファイバの利用に不慣れだということに加え、光ファイバはコスト的に不利だという思い込みが存在するからです。しかし実際には、産業分野のような過酷な環境でこそ、銅リンクではなく、光ファイバ・リンクを使用すべきです。本稿では、ガルバニック絶縁、同相ノイズ耐性、電磁干渉耐性、使いやすさといった側面から、光ファイバ・リンクの優位性について説明します。そのうえで、コストの面でも、光ファイバ・リンクは銅リンクに対して十分な競争力を持つということを明らかにします。
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