オン・セミコンダクター、超低照度イメージング向けイメージセンサの選択肢を拡大
2018/04/05
オンセミ
高効率エネルギーへのイノベーションを推進するオン・セミコンダクター(本社 米国アリゾナ州フェニックス、Nasdaq: ON)の日本法人オン・セミコンダクター株式会社(本社 東京都品川区)は、同社のインターライン転送型電子倍増式の電荷結合素子(IT‑EMCCD)イメージセンサのポートフォリオに、医療および科学イメージングに加え、高性能監視向けの商用・防衛用途など、超低照度アプリケーションをターゲットにした新製品の追加を発表しました。
新製品KAE-08152は、既存のKAE-08151と同じ8.8メガピクセルの解像度と4/3型光学フォーマットを持つ一方で、850 nmなどの近赤外線(NIR)の波長で量子効率を倍増する、拡張したピクセル設計を組み込んでいます。この機能強化は、監視、顕微鏡、眼科医療などの用途で、重要な意味を持ちます。KAE-08152は、既存のデバイスと完全なドロップイン互換性を持ち、カメラメーカの採用を容易にします。
また、オン・セミコンダクターのIT-EMCCDポートフォリオのすべてのデバイスは、熱電クーラーを統合したパッケージと合わせて利用できます。このオプションは、これらのデバイスの性能を最大限引き出すために、カメラメーカが冷却機能付きカメラを設計・開発する際の、工数の増加と高コスト化の可能性を低減します。
オン・セミコンダクターのイメージセンサ・グループ、インダストリアル・ソリューション部門のバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャであるハーブ・エルハルト(Herb Erhardt)は次のように述べています。「インターライン転送型EMCCD技術は、光量が極めて少ない条件、たとえば月のない星明かりの下でも、動画フレームレートでのイメージキャプチャを可能にします。NIR感度を強化し、冷却機能を統合した新しいオプションで強化されたポートフォリオによって、お客様は自社の用途に最良の低照度向けイメージングソリューションを選択できます」
インターライン転送型EMCCDデバイスは、これまでにない低ノイズ、高ダイナミックレンジの画像処理を実現するため、定評のある二つの画像処理技術に独自の出力構造を組み合わせています。インターライン転送型CCDは、高効率の電子シャッタでの優れた画像品質と均一性を提供し、他方でEMCCDは光の少ない状況を得意とします。これらの技術を組み合わせることで、EMCCDの低ノイズのアーキテクチャーを数メガピクセルの解像度に拡張でき、革新的な出力設計により標準的なCCD(通常ゲイン)とEMCCD(高ゲイン)の両方の出力を一つのイメージキャプチャで利用できます。これにより、1つの画像で太陽光から星明かりにいたるまで、イントラシーンダイナミックレンジとシーンディテクションを拡大します。
KAE-08152のエンジニアリング・グレード版は現在入手可能で、量産出荷は2018年第2四半期の予定です。熱電クーラー(TEC)を統合したデバイスについては、KAE-02150とKAE-02152は現在入手可能で、KAE‑04471およびKAE-08151は2018年第2四半期に量産予定です。すべてのIT‑EMCCDデバイスはセラミック・マイクロPGAパッケージで出荷され、モノクロームおよびバイヤーカラー設定で利用可能です。KAE‑02152は、スパース・カラーフィルタアレイ(Sparse CFA)カラーパターンも用意されています。
評価キットが入手可能で、現実の条件で本技術のすべての性能をテストし評価できます。評価キットの購入、またはIT-EMCCDデバイスのオンサイトのデモをご希望のお客様は、オン・セミコンダクターの営業担当者にご連絡ください。
オン・セミコンダクターは、インターライン転送型EMCCD製品のポートフォリオを、米マサチューセッツ州ボストンで4月10日~12日に開催されるThe Vision Show(ブース207)、およびフロリダ州、オーランドで4月17日~19日に開催されるSPIE Defense + Commercial Sensingでデモ展示します。
オン・セミコンダクターについて
オン・セミコンダクター(Nasdaq: ON)は、お客様にグローバルな省エネルギーを実現していただけるよう、高効率エネルギーへのイノベーションをリードしてまいります。オン・セミコンダクターは半導体をベースにしたソリューションのリーディング・サプライヤーで、エネルギー効率の高い、電力管理、アナログ、センサ、ロジック、タイミング、コネクティビティ、ディスクリート、SoCおよびカスタム・デバイスの包括的なポートフォリオを提供しています。オン・セミコンダクターの製品は、自動車、通信、コンピューティング、民生機器、産業用機器、医療機器、航空宇宙、防衛のアプリケーションにおける特有な設計上の課題を解決します。オン・セミコンダクターは、北米、ヨーロッパ、およびアジア太平洋地域の主要市場で、製造工場、営業所、デザイン・センターのネットワークを運営しています。迅速な対応、信頼性、世界クラスのサプライチェーンと品質保証プログラム、厳格な企業倫理とコンプライアンスを備え、お客様のご要望にお応えしていきます。詳細については、http://www.onsemi.jpをご覧ください。
• Twitterで @onsemi_jp をフォローしてください。
オン・セミコンダクターおよびオン・セミコンダクターのロゴは、Semiconductor Components Industries, LLCの登録商標です。本ドキュメントに記載されている、それ以外のブランド名および製品名はすべて、各所有者の登録商標または商標です。オン・セミコンダクターは、本ニュースリリースで同社Webサイトを参照していますが、Webサイト上の情報はここには記載されていません。
新製品KAE-08152は、既存のKAE-08151と同じ8.8メガピクセルの解像度と4/3型光学フォーマットを持つ一方で、850 nmなどの近赤外線(NIR)の波長で量子効率を倍増する、拡張したピクセル設計を組み込んでいます。この機能強化は、監視、顕微鏡、眼科医療などの用途で、重要な意味を持ちます。KAE-08152は、既存のデバイスと完全なドロップイン互換性を持ち、カメラメーカの採用を容易にします。
また、オン・セミコンダクターのIT-EMCCDポートフォリオのすべてのデバイスは、熱電クーラーを統合したパッケージと合わせて利用できます。このオプションは、これらのデバイスの性能を最大限引き出すために、カメラメーカが冷却機能付きカメラを設計・開発する際の、工数の増加と高コスト化の可能性を低減します。
オン・セミコンダクターのイメージセンサ・グループ、インダストリアル・ソリューション部門のバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャであるハーブ・エルハルト(Herb Erhardt)は次のように述べています。「インターライン転送型EMCCD技術は、光量が極めて少ない条件、たとえば月のない星明かりの下でも、動画フレームレートでのイメージキャプチャを可能にします。NIR感度を強化し、冷却機能を統合した新しいオプションで強化されたポートフォリオによって、お客様は自社の用途に最良の低照度向けイメージングソリューションを選択できます」
インターライン転送型EMCCDデバイスは、これまでにない低ノイズ、高ダイナミックレンジの画像処理を実現するため、定評のある二つの画像処理技術に独自の出力構造を組み合わせています。インターライン転送型CCDは、高効率の電子シャッタでの優れた画像品質と均一性を提供し、他方でEMCCDは光の少ない状況を得意とします。これらの技術を組み合わせることで、EMCCDの低ノイズのアーキテクチャーを数メガピクセルの解像度に拡張でき、革新的な出力設計により標準的なCCD(通常ゲイン)とEMCCD(高ゲイン)の両方の出力を一つのイメージキャプチャで利用できます。これにより、1つの画像で太陽光から星明かりにいたるまで、イントラシーンダイナミックレンジとシーンディテクションを拡大します。
KAE-08152のエンジニアリング・グレード版は現在入手可能で、量産出荷は2018年第2四半期の予定です。熱電クーラー(TEC)を統合したデバイスについては、KAE-02150とKAE-02152は現在入手可能で、KAE‑04471およびKAE-08151は2018年第2四半期に量産予定です。すべてのIT‑EMCCDデバイスはセラミック・マイクロPGAパッケージで出荷され、モノクロームおよびバイヤーカラー設定で利用可能です。KAE‑02152は、スパース・カラーフィルタアレイ(Sparse CFA)カラーパターンも用意されています。
評価キットが入手可能で、現実の条件で本技術のすべての性能をテストし評価できます。評価キットの購入、またはIT-EMCCDデバイスのオンサイトのデモをご希望のお客様は、オン・セミコンダクターの営業担当者にご連絡ください。
オン・セミコンダクターは、インターライン転送型EMCCD製品のポートフォリオを、米マサチューセッツ州ボストンで4月10日~12日に開催されるThe Vision Show(ブース207)、およびフロリダ州、オーランドで4月17日~19日に開催されるSPIE Defense + Commercial Sensingでデモ展示します。
オン・セミコンダクターについて
オン・セミコンダクター(Nasdaq: ON)は、お客様にグローバルな省エネルギーを実現していただけるよう、高効率エネルギーへのイノベーションをリードしてまいります。オン・セミコンダクターは半導体をベースにしたソリューションのリーディング・サプライヤーで、エネルギー効率の高い、電力管理、アナログ、センサ、ロジック、タイミング、コネクティビティ、ディスクリート、SoCおよびカスタム・デバイスの包括的なポートフォリオを提供しています。オン・セミコンダクターの製品は、自動車、通信、コンピューティング、民生機器、産業用機器、医療機器、航空宇宙、防衛のアプリケーションにおける特有な設計上の課題を解決します。オン・セミコンダクターは、北米、ヨーロッパ、およびアジア太平洋地域の主要市場で、製造工場、営業所、デザイン・センターのネットワークを運営しています。迅速な対応、信頼性、世界クラスのサプライチェーンと品質保証プログラム、厳格な企業倫理とコンプライアンスを備え、お客様のご要望にお応えしていきます。詳細については、http://www.onsemi.jpをご覧ください。
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オン・セミコンダクターおよびオン・セミコンダクターのロゴは、Semiconductor Components Industries, LLCの登録商標です。本ドキュメントに記載されている、それ以外のブランド名および製品名はすべて、各所有者の登録商標または商標です。オン・セミコンダクターは、本ニュースリリースで同社Webサイトを参照していますが、Webサイト上の情報はここには記載されていません。
