異なる材質特性を活かし、高い設計自由度を実現。2つの異なる材質を使用した3Dプリントサービス
2020/10/13
イグス(株)
イグス株式会社(東京都墨田区)は、異なる2種類の材質を1つの3Dプリントパーツとして接合させるソリューションを開発し、3Dプリントサービスを拡充しました。設計自由度を高め、製造工程のスピードアップを実現します。
今や3Dプリント技術は、産業界において旋盤や切削等の機械加工プロセスと並ぶ有力な手段となっています。3Dプリント技術を利用する企業は年々増加傾向にあり、ユーザーの要求もますます高度になっています。複数の樹脂材質を組み合わせ、独自の特性を持たせた3Dプリントパーツを作れないか、との要望を受けて、この度イグスは2種類の材質を1つのパーツで組み合わせるソリューションを開発しました。
2種類の材質を使用した3Dプリントは、熱溶解積層方式(FDM)で造形を行います。溶解した2種類の樹脂材質が別々のノズルから押し出されるため、プリント中に材質を切替えることができ、切替部分で材質同士が接合されます。幾何学的な観点からの制約はほとんどなく、1つの材質でもう1つの材質自体を囲んだり、絡み合わせたり、交互に異なる層を繰り返すことが可能です。 例外となるのは、材質の融解温度が大幅に異なり、接合が不可能な場合に限られます。この場合は、蟻継ぎのように形状を互いにフィットさせるための接続部を作成して結合します。
3Dプリント材質には難燃性、耐薬品性、食品接触用、ESD対策用など様々な種類があり、それぞれ個別の特性を備えています。2つの特性を組み合わせる場合、これまでは各材質パーツを3Dプリントした後に組み合わせることしかできませんでした。2種類の材質を同時に使用できる3Dプリントによって両方の特性が1つのパーツに備わり、設計自由度の向上とプロセスの迅速化を実現します。
2種類の材質を使用した3Dプリントについて、詳しくはこちら
https://www.igus.co.jp/info/multiple-component-3d-printing
今や3Dプリント技術は、産業界において旋盤や切削等の機械加工プロセスと並ぶ有力な手段となっています。3Dプリント技術を利用する企業は年々増加傾向にあり、ユーザーの要求もますます高度になっています。複数の樹脂材質を組み合わせ、独自の特性を持たせた3Dプリントパーツを作れないか、との要望を受けて、この度イグスは2種類の材質を1つのパーツで組み合わせるソリューションを開発しました。
2種類の材質を使用した3Dプリントは、熱溶解積層方式(FDM)で造形を行います。溶解した2種類の樹脂材質が別々のノズルから押し出されるため、プリント中に材質を切替えることができ、切替部分で材質同士が接合されます。幾何学的な観点からの制約はほとんどなく、1つの材質でもう1つの材質自体を囲んだり、絡み合わせたり、交互に異なる層を繰り返すことが可能です。 例外となるのは、材質の融解温度が大幅に異なり、接合が不可能な場合に限られます。この場合は、蟻継ぎのように形状を互いにフィットさせるための接続部を作成して結合します。
3Dプリント材質には難燃性、耐薬品性、食品接触用、ESD対策用など様々な種類があり、それぞれ個別の特性を備えています。2つの特性を組み合わせる場合、これまでは各材質パーツを3Dプリントした後に組み合わせることしかできませんでした。2種類の材質を同時に使用できる3Dプリントによって両方の特性が1つのパーツに備わり、設計自由度の向上とプロセスの迅速化を実現します。
2種類の材質を使用した3Dプリントについて、詳しくはこちら
https://www.igus.co.jp/info/multiple-component-3d-printing