MTSセンサーは、新しいTemposonics(R) Rシリーズ EtherNet/IP出力の受注を開始した。EtherNet/IPプロトコルはRockwell Automation 社により開発され、現在ではODVA (Open Devicenet User Organization)により管理されている。Rシリーズモデルに、このインターフェースを追加することにより、MTSセンサーは、EtherNet/IPプロトコルを使用している制御装置の、多くのユーザとのインターフェースを可能にする。

EtherNet/IPをMTSセンサーの製品ラインナップに加えることにより、より多くのお客様に産業用イーサネットプロトコルの利点を使っていただけるようになる。DLR（Device Level Ring）テクノロジーを使用し、EtherNet/IPの搭載は、高速ネットワークを実現するため、ハイスピード、ハイパフォーマンス通信を提供する。

Rシリーズ EtherNet/IPセンサーは、高い性能を提供するだけでなく、ケーブル配線を減らし、産業用イーサネットによって、システム全体のコストを抑える。Rシリーズは、計測範囲25-20,000mmの間で、多様なセンサー形状から選択でき、また複数のマグネットによる同時位置計測、同時速度計測が可能で、複雑な複数位置計測でも最適な制御性を確実にする。

互換性が重要なファクトリーオートメーションのタスクにおいて、広範囲な産業用PLCやモーションコントローラーに対応するために、MTSセンサーはRシリーズEtherNet/IPセンサーを提案する。Temposonics(R)センサーは、高い診断機能があり、現場でのプログラミングができるため、取り扱いとメンテナンスが容易である。計測にエンコーダを使用している装置もあるが、エンコーダは壊れやすく、過酷な動作環境の影響を受けやすい。MTS Temposonics(R) センサーは、非接触で磁歪式計測のため、摩耗がなく、高い耐久性と高精度の繰り返し性を提供する。

堅牢で信頼性の高い非接触センサーは、メンテナンスとダウンタイムを減らし、また、耐衝撃、耐振動性能、高いEMI性能、ノイズイミュニティーにより、トラブルフリーのオペレーションを実現する。お客様は、多様なセンサーの形状とサイズからアプリケーションに合わせて選択できるので、立ち上げや切り替えにかかる時間を短縮できる。装置のパフォーマンスの最適化により、Temposonics(R)センサーは、切り替えとセットアップにかかる時間を短縮し、高い精度を提供する。つまり、スムーズで、より高い制御のモーションのための、正確で繰り返し可能な位置決め、高い効率と成果、そして品質の維持である。

Rシリーズセンサーの分解能は1μmで、工場、または現場で調節できる。多くのアプリケーションで、標準タイプのモデルRH (ロッドスタイル。一般的に油圧シリンダーに使用。)、及びモデルRP（プロファイルタイプ。装置への取り付けが容易。）が使用されており、標準のセンサーマグネットを使って位置を計測する。フレキシブルロッドタイプ、センサーヘッド分離型タイプなど、狭小スペースのアプリケーション用に他のハウジングタイプも取りそろえている。Temposonics(R)Rシリーズは、頑丈で高信頼性のセンサーであり、アナログ、SSI、CANbus、Profibus、EtherCAT、POWERLINK、DeviceNet、そしてEtherNet/IPという多様なインターフェースに対応しているので、モーションコントロールにおいて、高精度のリニアポジションフィードバックを提供する。


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