～80ワット/160ワット3出力DC電源は、クラス最高の使い勝手、厄介な暗電流／待機電流に対応する1uA分解能電流測定機能を搭載～

■カラーコード化された3つのチャネルすべてを4.3インチのカラー液晶ディスプレイに同時に表示：簡単設定で詳細解析に対応
■高精度電流測定機能：計測器を外部接続することなく、電源1台で暗電流・待機電流測定が可能
■データログをはじめ、電源投入のシーケンス模擬、電圧変動模擬などに対応したアドバンス機能

東京、2017年6月16日発 –キーサイト・テクノロジー合同会社(職務執行者社長：チエ　ジュン、本社：東京都八王子市高倉町9番22号)(NYSE: KEYS)は、E36300Aシリーズ 3出力DC電源の発売を発表します。大型のカラーディスプレイ、直感的に操作可能なユーザーインタフェース、最新のデバイスに接続可能なUSBインタフェース(機種によりLAN、GPIBにも対応)を装備したE36300Aシリーズは、性能面では高価格帯のシステム電源に匹敵します。

当社のアプリケーション・エンジニアリング・マネージャーであるBill Griffithは、次のように語っています。「最新の電子設計は複雑化しているため、電源供給システムに対する要求が高まっています。ただし、電源システムが設計時の問題の原因となることがしばしばあり、標準的な電源では問題を明らかにできない可能性があります。E36300Aシリーズを使用すると、電源に関する問題を設計の初期段階でシミュレートできます。さらに、低電流測定、自動直列／自動並列接続、シーケンス設定、データロギングなど、電源環境に関する問題の検出に役立つ高度な機能も揃っています。」

E36300Aシリーズは「ノーマルモード」のノイズ仕様が低く、精密回路アプリケーションのパワー品質が保証されるため、お客様は自信を持って設計に注力することができます。さらにこの電源は、音も静かです。各モデルは、0.01％の優れた電源変動／負荷変動、50us未満の高速トランジェント応答時間、1uA分解能の低レンジ電流測定を特長とし、測定対象物の損傷を防止する過電圧／過電流／過熱保護機能を装備しています。

　キーサイトのBenchVueソフトウェアはE36300Aシリーズに対応しており、パラメーターやステータスアラートの設定、パワー出力の表示、時間と共に変化する電圧と電流の記録など、電源の制御が可能です。付属のテストフロー機能を使用すると、テストシーケンスへ組み込むことで電源のセットアップと測定をすばやく自動化できます。

　E36300Aシリーズは、経験豊富な設計エンジニアのみならず、初めて電源を使用するユーザーや学生にも最適です。E36300Aシリーズではメニュー形式のフロントパネルインタフェースを使用するので、直感的で簡単に操作ができます。電源には電圧と電流の個別ノブ、各チャネルでの個別オン／オフ機能、および電源の設定に便利なキーパッドとソフトキーが装備されており、簡単に操作ができ、生産性が向上します。