東京、2015年1月21日発 –キーサイト・テクノロジー合同会社（職務執行者社長：梅島 正明、本社：東京都八王子市高倉町9番1号）は、周波数レンジが20Hz～3.6GHzのN9038A MXE EMIレシーバを発表します。MXE EMIレシーバは、コンプライアンス・テストを自社設備で行うお客様や3.6GHzまでの周波数で十分なお客様にとって、最適な性能をお求めやすい価格で実現しています。

EMC（Electro Magnetic Compatibility：電磁環境適合性）コンプライアンス・テストにはEMI（Electro Magnetic Interference：エミッション／電磁障害）とEMS（Electro Magnetic Susceptibility：イミュニティ／電磁感受性）があり、すべての電気・電子機器に必須のテストで、世界中のさまざまな機関によって規制されています。3.6GHzレンジでの適用例には、車／車載用、産業用、科学用、医療用、民生用、IoT（Internet of Things、モノのインターネット）などの製品があげられます。

MXE EMIレシーバはEMIテスト専用にデザインされ、国際規格CISPR 16-1-1および米国の軍用規格であるMIL-STD-461に適合しています。今回のリリースにより、MXEの周波数レンジオプションとして、20Hz～3.6、8.4、26.5、44GHzの4つから周波数をご選択いただけます。

当社のマイクロ波コミュニケーション事業部のマーケティングマネージャーであるSatish Dhanasekaranは次のように語っています。「3.6GHz MXEにより、研究室や作業現場での車載用およびIoT製品に必要な確度、再現性、信頼性の自己認証を価格を抑えて実現ができます。MXEにはスペクトラム・アナライザが内蔵されているため、新たにスペクトラム・アナライザを用意することなく、コンプライアンス・テストを実施でき、テスト・コストも減少します。また、EMCスペシャリストが規格を満足しないエミッションを解析したり、設計者が原因を簡単に特定できるようになります。」

MXEのプラットフォームはアップグレードが可能なため、今後も測定器を最新の状態に保つことができます。また、CPU、メモリ、ディスク・ドライブ、I/Oポートの機能拡張も可能です。さらに、機能や測定アプリケーションはライセンス・キーのアップグレードで簡単に追加できます。

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http://about.keysight.com/ja/newsroom/pr/2015/em06_mxe.shtml