■アナログ帯域幅を20GHzから25GHzに拡大
■長い信号シナリオに対応できる新しいシーケンサーを装備
■コヒーレント光アプリケーション用の新たなリアルタイムのデジタル信号処理機能を搭載
■新しいMIPI® C-PHYSMおよびD-PHYSMレシーバーのコンプライアンステストの効率化を実現

東京、2016年2月1日発 – キーサイト・テクノロジー合同会社（職務執行者社長：チエ ジュン、本社：東京都八王子市高倉町9番1号）は、M8195A 65 GSa/s任意波形発生器(AWG)のアナログ帯域幅を20GHzから25GHzに拡大したことを発表します。 この性能強化により、信号品質のさらなる向上が保証されます。加えて、完全に同期されたチャネルを1モジュールあたり最大4個使用できるようになります。

AWGのメモリも16GSa/モジュールに増え、最大サンプリングレートで250 msの再生時間を実現しています。 M8195Aのシーケンサーオプションを使用すると、長いテスト信号シナリオの作成も可能です。

さらに、プラグインソフトウェアのM8085Aを用いれば、非常にコンパクトでマルチレーン測定に対応したMIPI C-PHYおよびD-PHYのレシーバー試験が可能になります。 D-PHYテストアプリケーションには、ペイロードパターン／パターン・シーケンス・エディターが含まれます。 C-PHYおよびD-PHY用のアプリケーションには、コンフォーマンステストに準拠した校正／テスト手順も用意されています。 コンフォーマンステストを実施することで、C-PHYまたはD-PHYインタフェースの適格性評価を担当する全エンジニアの作業効率が、大幅に向上します。

また、81195A光変調ジェネレーターソフトウェアも利用できます。 81195Aには、信号のフォーマット及び信号劣化をリアルタイムに変更できるオプションがあります。

当社のデジタルフォトニック事業担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるJürgen Beckは次のように語っています。「M8195A AWGを81195A光変調ジェネレーターのリアルタイムオプションと組み合わせると、テスト時間を100分の1に短縮できます。 この画期的な方法は、常にテスト結果の信頼性とテスト時間の短縮を求められるテストエンジニアの、非常に大きな味方となります。」

M8195AはAXIeモジュール 1スロット分のサイズで、モジュール1つあたり1個、2個、または4個の差動チャネルを装備しています。 チャネルの数は、ソフトウェアによるアップグレードが可能です。