リアルタイムオシロスコープ用のクロストーク解析アプリケーションを発表
2016/02/09
キーサイト・テクノロジー株式会社
~クロストーク問題のデバッグ効率を劇的に向上~
■基板設計のデザイン方針の決定を支援
■クロストークの発生源の特定
■クロストーク量の定量化
■クロストークを除去した場合の波形エミュレーション
■アイダイアグラム、ジッタ解析、その他ツールを併用し、クロストーク改善効果を確認可能
東京、2016年2月8日発 –キーサイト・テクノロジー合同会社(職務執行者社長:チエ ジュン、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、クロストーク解析に役立つ、N8833AおよびN8833Bクロストーク解析アプリケーションを発表します。 このアプリケーションは、クロストークを検出し定量化するだけでなく、どのアグレッサ*1が主な要因であるかの特定も可能です。 さらに、ビクティム*2波形からクロストークを除去した波形をエミュレーションできるため、元の波形と比較し、改善効果を確認することも可能です。 また、リアルタイム・アイ・ダイアグラム、ジッタ解析など、他のオシロスコープ解析ツールも併用でき、改善効果を直接定量化できます。
クロストーク解析アプリケーションは、基板デザインに関する重要な情報を提供します。 例えば、仮にクロストークを除去するように基板デザインを改良した際、どの程度の信号品質改善が得られ、マージンが得られるのかを観測できます。必要な電気仕様を満たさない信号に直面した場合にも、クロストークを除去した際に仕様を満たせるかどうかを確認できます。 こうした情報は、基板デザインのデバッグ時に、クロストークを改善すべきなのか、もしくは、その他の要因を改善するべきなのかの切り分けに役立ち、デザインに関する重要な決定を行う際の判断材料となります。
データ通信システムの速度向上の必要性が増し、データレートの高速化とマルチレーン化が進み、レーンの配置間隔も狭まっています。 ビットレートが高速化し、ラインの間隔が狭まると、クロストークの量が増加します。 結果として、クロストークの原因を突き止めることはますます重要になってきています。電源もクロストークの原因になります。電源がデータ信号に対して、ジッタ源、もしくはノイズ源になる可能性もあります。また、電源が同時スイッチングノイズなどのデータ依存性ノイズの影響を受け、グラウンドバウンスを引き起こすなど、データ信号からの影響を受ける可能性もあります。
当社のオシロスコープ&プロトコル事業部担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるDave Ciprianiは、次のように語っています。「エンジニアは、データスループットを向上させるため、デザイン内のデータレーン数の増加と高速化を同時に行うので、クロストークの発生確率が次第に高くなっています。 キーサイトの新しいクロストーク解析アプリケーションは、デザイン上のクロストークの問題に対してより効率的なデバッグ/解析方法を提供します。 このアプリケーションを使用すれば、困難なクロストークのデバッグにかかる時間を短縮できます。」
クロストーク解析アプリケーションは、最大4つの信号(アグレッサまたはビクティム)を同時に解析できます。追加のシミュレーション入力およびファイルは不要です。 このアプリケーションでは、伝送ライン間の近端クロストーク(NEXT)、遠端クロストーク(FEXT)だけでなく、電源起因の誘起ジッタ(PSIJ)やノイズ、同時スイッチングなどのクロストーク解析にも対応します。 クロストーク除去後のエミュレーション波形に対して、E2688A SDAアイダイアグラム解析、N5400A EZJIT Plusジッタ解析ソフトウェア、N5465A InfiniiSimディエンベディングツール、N5461Aシリアル・データ・イコライゼーション・ソフトウェアなどのオシロスコープツールを使用できます。
このアプリケーションのダウンロードは、2016年3月16日から可能です。また、ソフトウェアのバージョン 5.60以降のInfiniium オシロスコープ 全シリーズでご使用いただけます。
*1アグレッサ:クロストークを発生する原因となる信号のこと
*2ビクティム:クロストークにより影響を受ける信号のこと
■基板設計のデザイン方針の決定を支援
■クロストークの発生源の特定
■クロストーク量の定量化
■クロストークを除去した場合の波形エミュレーション
■アイダイアグラム、ジッタ解析、その他ツールを併用し、クロストーク改善効果を確認可能
東京、2016年2月8日発 –キーサイト・テクノロジー合同会社(職務執行者社長:チエ ジュン、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、クロストーク解析に役立つ、N8833AおよびN8833Bクロストーク解析アプリケーションを発表します。 このアプリケーションは、クロストークを検出し定量化するだけでなく、どのアグレッサ*1が主な要因であるかの特定も可能です。 さらに、ビクティム*2波形からクロストークを除去した波形をエミュレーションできるため、元の波形と比較し、改善効果を確認することも可能です。 また、リアルタイム・アイ・ダイアグラム、ジッタ解析など、他のオシロスコープ解析ツールも併用でき、改善効果を直接定量化できます。
クロストーク解析アプリケーションは、基板デザインに関する重要な情報を提供します。 例えば、仮にクロストークを除去するように基板デザインを改良した際、どの程度の信号品質改善が得られ、マージンが得られるのかを観測できます。必要な電気仕様を満たさない信号に直面した場合にも、クロストークを除去した際に仕様を満たせるかどうかを確認できます。 こうした情報は、基板デザインのデバッグ時に、クロストークを改善すべきなのか、もしくは、その他の要因を改善するべきなのかの切り分けに役立ち、デザインに関する重要な決定を行う際の判断材料となります。
データ通信システムの速度向上の必要性が増し、データレートの高速化とマルチレーン化が進み、レーンの配置間隔も狭まっています。 ビットレートが高速化し、ラインの間隔が狭まると、クロストークの量が増加します。 結果として、クロストークの原因を突き止めることはますます重要になってきています。電源もクロストークの原因になります。電源がデータ信号に対して、ジッタ源、もしくはノイズ源になる可能性もあります。また、電源が同時スイッチングノイズなどのデータ依存性ノイズの影響を受け、グラウンドバウンスを引き起こすなど、データ信号からの影響を受ける可能性もあります。
当社のオシロスコープ&プロトコル事業部担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるDave Ciprianiは、次のように語っています。「エンジニアは、データスループットを向上させるため、デザイン内のデータレーン数の増加と高速化を同時に行うので、クロストークの発生確率が次第に高くなっています。 キーサイトの新しいクロストーク解析アプリケーションは、デザイン上のクロストークの問題に対してより効率的なデバッグ/解析方法を提供します。 このアプリケーションを使用すれば、困難なクロストークのデバッグにかかる時間を短縮できます。」
クロストーク解析アプリケーションは、最大4つの信号(アグレッサまたはビクティム)を同時に解析できます。追加のシミュレーション入力およびファイルは不要です。 このアプリケーションでは、伝送ライン間の近端クロストーク(NEXT)、遠端クロストーク(FEXT)だけでなく、電源起因の誘起ジッタ(PSIJ)やノイズ、同時スイッチングなどのクロストーク解析にも対応します。 クロストーク除去後のエミュレーション波形に対して、E2688A SDAアイダイアグラム解析、N5400A EZJIT Plusジッタ解析ソフトウェア、N5465A InfiniiSimディエンベディングツール、N5461Aシリアル・データ・イコライゼーション・ソフトウェアなどのオシロスコープツールを使用できます。
このアプリケーションのダウンロードは、2016年3月16日から可能です。また、ソフトウェアのバージョン 5.60以降のInfiniium オシロスコープ 全シリーズでご使用いただけます。
*1アグレッサ:クロストークを発生する原因となる信号のこと
*2ビクティム:クロストークにより影響を受ける信号のこと
